2015年09月03日

秋風とともにスズメバチ来襲

酷暑から一転、急に秋めいてきました。

今年も、スズメバチの季節が到来。
今年は、例年に増してオオスズメバチの飛来がすごい。
原因は、よくわからないです。

晩秋に向けて1匹でも多くの女王蜂の巣立ちを目指して、スズメバチの戦闘態勢も本格的になる季節が始まりました。できるだけ多くの獲物確保を狙って、弱い群ではなく、強い群を襲ってくるそうです。
ミツバチ、危うし!
ガーデンの蜂場のミツバチの状態がよいから、絶好の狩場になっているのかも。

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2015年08月23日

北海道その2 物量といえば…環境省指定特定外来生物

北海道でやたらと見かけたのが、オオハンゴンソウ。
見るからに勢いがあるなあ。
園芸種では、ルドベキアとも呼ばれています。

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線路の両側には、びっしり生い茂っていました。
(車窓から撮影したのでボケちゃいました)

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北アメリカ原産のキク科の植物で、特定外来生物の一つ。
北海道に限らず、全国で勢力拡大中〜。
詳細は、環境省のサイトをどうぞ。
在来種に深刻なダメージを与えているもよう。
とても困ったやつです。

でも、蜜源(花粉源)・・・それも真夏の貴重な蜜源・・・

先日は、NHKのニュースで駆除されているところが報道されていました。とほほ・・・

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今さら、駆除できるのかなあ…

ミツバチが来るかどうかはわからないけれど、これも、あちこちで見かけました。

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セリ科のノラニンジン。

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これも国立環境研究所の侵入生物データベースに掲載されている外来種。どんな悪さをするのかは、よくわかりません。まあ、これだけ茂っているということは、やはり在来種を駆逐しちゃうのでしょう。
人参の種子生産の現場では、ミツバチが使われているぐらいだから、蜜源花粉源ではあるのだけれど、果たしてこいつの貢献度はいかに。

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ちょっと茂りすぎじゃないの?と、注意したくなるくらい。

暑すぎると花だって、やる気がなくなるようで、蜜をあまり出さない傾向があります。
沖縄で養蜂家さんたちが、あのタチアワユキセンダングサでさえ、真夏はあまり蜜を出していないと思うと話していましたから。
ましてひ弱な園芸種なら、東京の酷暑では咲いているだけで精一杯かも。

結局、外来種のたくましい生きる力のある植物が、蜜も花粉もがんがん虫たちに提供して、我が世の春を満喫しているのかしら…。

考えさせられちゃいますね・・・。

果たして大量の稲の花よりも、ミツバチにとって魅力的な花は、外来生物以外にあるのか。。。

実は、一つ見つけたのですが・・・あまりにも不確定要素が多くて、検証中〜

posted by みつばち at 14:18| Comment(0) | TrackBack(0) | みつばち百花プロジェクト | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年08月22日

北海道その1 ガーデン街道の蜜源植物

7月下旬に北海道ガーデン街道の3つのガーデンを回ってきました。
目的は、真夏の蜜源植物調査です。
なぜ、北海道で蜜源調査?本州と気候が違うのに?と思われるかもしれませんが、実は北海道は大規模農業ゆえに農薬とミツバチの接点が最も多くなっている場所なのです。
特に稲作地帯でのミツバチの農薬事故が多いため、ミツバチが田んぼに行かないように蜜源の植物を空地に植えてみようという試みが少しずつ始まっています。が、どんな植物を植えたらよいのか。
その情報収集のためにまずは花の種類がたくさんあると思われるガーデンを訪問してみました。

結果は・・・なんとくにたち蜜源ガーデンで植えている花とほぼ同じだった〜!

まずは新富良野プリンスホテルの敷地内にある「風のガーデン」
北海道のガーデンの火付け役でもあるテレビドラマで有名になったところです。

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こちらはホテル内のタワーから、見下ろした風のガーデン。
後方のぽっかり空いた二つの穴のところがガーデンです。小さく見えるけれど、行ってみると見応えがありました。

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素敵なアーチをくぐったところで・・・

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バーベナの一種の花でミツバチに遭遇!
幸先がいいぞ、と思ったけれど、このあと、この1匹にしか遭えませんでした。

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やたらと見かけたのがマルハナバチ。これはエゾマルハナバチ?
ふかふかの毛でおおわれていて、かわいい。まるで三毛猫みたいということで、「ミケちゃん」と呼ぶことに。

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ベルガモット、ミソハギ、三尺バーべナ、エキナセア、バーバスカム、アニスヒソップ、ロシアンセージ、トラノオ、サルビア・スノーホワイト、エキノプシス(ルリ玉アザミ)、フウロソウ・・・

ガーデンで育てているものが半分くらいありました。
ミツバチがいないと寂しいなあ。

そもそも二ホンミツバチの北限は青森県。北海道にはいないのです。だから、野生のミツバチはいません。近くに養蜂の巣箱がないかぎりセイヨウミツバチはいないということになります。
富良野には、巣箱を置いている養蜂家の方がいるけれど、どこかほかにもっといい花の群生地があるのでしょうね。

次に向かったのは、「大雪森のガーデン」

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こちらは山を背景にした森の中のガーデン。
ここでも出会えたのは、この1匹だけ。

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フウロソウで、お仕事をしていたけれど、あまり熱心ではなく、すぐにどこかに行ってしまいました。
まあ、でも、いることはいるのね(笑

最後に行ったのは、大人気の上野ファーム。「風のガーデン」を手掛けた上野砂由紀さんの本拠地です。

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花の構成は、ほぼ同じでしたが、見せ方はさすが!とても参考になりました。
クガイソウが、たくさん植えられていて、チャレンジしてみたいけれど、東京では北海道のような大輪にはならないかも〜。

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これだけまとまって咲いているのに、こちらのガーデンでは、ミツバチにはまったく遭遇できず…近くに巣箱がないのかも。お天気がイマイチだったのも原因かもしれません。残念。

最後に旭川駅に昨年できた北彩都ガーデンもチェック。こちらも花の構成はほぼ同じでした。
エキナセアが、とても目立っていました。

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ハーブなどを中心にたくさんあったけれど、たぶん一番ミツバチにとって魅力的なのは物量だし、大規模な田んぼや畑に対抗するためにも、やはり物量。

なかなか難しいです。


posted by みつばち at 11:41| Comment(0) | TrackBack(0) | みつばち百花プロジェクト | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年08月10日

ついに刺されました…

ついに刺されました。
10年目にして初めてのことです。

Lazybeeは、今まで、至近距離で撮影していても、ガーデンで畑作業をしていても、刺されたことがありませんでした。
一度刺されてみるべきだという人もいたのですが・・・やっぱり痛いのはいや、です。
それにわざわざ刺されなくても、ね。

巣箱の入り口でカメラを向けていても、刺されなかったし、たまに門番蜂に追い回されることがあっても大丈夫でした。

ミツバチの活動を始めて早10年〜!

ついに、ついにぶちっとされてしまいました。

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痛くて焦って撮ったから、ボケちゃった。おまけに刺された側じゃない(笑
なぜに親指・・・それも内側・・・巣箱の内見をしているわけでもないのに・・・ですよね・・・

実は、これをやっていたから・・・

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せっかく貯めた蜜をおなかを押して出させる私は・・・鬼です・・・

やめて〜っ!(ぶちっ!)

となりますよね〜。
刺されて当然です。

でもね、これもミツバチたちが、どの花でどのくらいの蜜を得ているかを知るための貴重なデータ採取なのです。

くにたち蜜源ガーデンは、今年、4年目になり、雑草との闘いに追われているとはいえ、ようやく栽培のノウハウも蓄積されつつあります。そこで咲かせている花とミツバチの関係を一歩進めて本格的に蜜源植物の花蜜のデータを収集しているというわけです。

花にミツバチが来ることはわかっても、どれほどの量と質の蜜を得ているのかわからない。
群がっているけれど、実は…

たとえば、以前にも書いた通り、すでにラベンダーの花蜜は、これまでデータがある程度取れていて、どうも糖度が低い・・・なのに、なぜかしつこくやってくる…

謎です。

香りに誘われているのか、
たくさん咲いているから効率がいいのか、
花の形が好きなのか。

とにかく、ミツバチと花の関係は人間がうかがい知れない謎多し・・・

だから、データをいただくしかない!

本当は冷凍ガスで眠らせてから、おなかを押せばいいんだけど、そうすると眠りから覚めるのに時間がかかり、その間にアリに巣穴に引き込まれたり、うまく蘇生できない可能性も・・・

眼覚める間の苦しそうな様子をじーっと見ちゃうと、つい、冷凍ガスをかける手が躊躇してしまい、ちょっと動きが止まる程度になってしまう。
普通は、そういうふうにじーっと見たりしないんだろうけど、つい見ちゃうのが素人ゆえ〜(笑

そうして、ミツバチがお目覚めのまま、お腹を押すと、ぶちっ!
この日は、2回も刺された・・・
結局、命を落とさせてしまうんだから、ガスをがっつりかけてしまえばいいのに・・・ついね・・・

研究者には、絶対なれないです〜。
(研究者はSなのか? なんちゃって 笑)

実は、刺されたけれど、そんなに痛くないし、腫れもありませんでした。
2時間ほど鈍痛がしただけ。

なぜなら、毒を持っていないから・・・。

ミツバチの人生、いや虫生の中で、最後の10日間ほどが花でのお仕事。
花で蜜や花粉を集めているミツバチは、ほとんど毒を持っていません。
そんな余分なものを体に搭載するよりは、1滴でも多くの蜜を持ち帰ることが彼女たちの任務。
すなわち、すでに「刺す」ことを放棄しているということです。

なのに、その貯めた蜜を吐き出させようとするものだから、仕方なく「刺す」ことになる。
まるで可憐なミツバチを虐待しているかのような・・・
いや、虐待してる〜(T T)

と、うじうじしていたら、仲間の養蜂家が
「私なんて、巣箱の内見をするたびに何匹かあの世に送っているわよ」
と、変な慰め方をしてくれました。

ちなみに門番蜂は、毒をたっぷり持っていて、当然のことながら、刺されるととても痛いらしいです。
みなさん、気を付けましょう。

Junbeeには、甘い!もっとしっかりお腹を押せ!と言われるけれど、まあ、研究者じゃないから、そういう気分でごめんなさいしつつ、でも、データは今後もいただきます!

そろそろ初秋の花が咲くころ。
もうちょっとガスをかけて、取るぞ〜!

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2015年07月21日

猛暑と花とミツバチ

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太陽がコワイ・・・
Lazybeeは、暑さに弱いので、すでに夏バテ気味です。
なのに、なのに、ガーデンの雑草の勢いはまったく衰えない。いや、ますます勢いを増している。。。

メンバー一同、ひたすら雑草抜きに邁進する真夏の日々です。
まるで苦行・・・今年も、苦行の季節に突入。

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ガーデンのすぐそばの民家では、ノウゼンカズラにミツバチが集まっていました。

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もぐりこんでいますね〜。
花粉がお目当てのようです。

ガーデンでは、昨年植えたミソハギが復活。黒い花粉をつけていました。

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初秋に向けてバジルを植えました。

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少し前に刈り込んだサルビア・スノーホワイトが、もう復活中。秋に向けてスタンバイしつつあります。

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今年、初めて咲いたブッドレア。ミツバチがたくさん来るという証言があるわりには、しーん・・・としていました。まだ、十分に成熟していないから、蜜を出していないのかな。蝶々も、そんなに足しげくという感じではない。来年かな〜。

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オレガノ。7月半ばには、もう花が終わったけれど、これも、たくさんミツバチが来ていました。

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ベロニカは、予想以上に好評だったけれど、花はあっと言う間に終わってしまいました。
予想以上に短かった・・・

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これも今年初めてのルリ玉アザミ。ちょこちょこ来ています。
花粉は水色。やはり株がまだ小さいから、期待できるのは来年、かな。

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サマーソルベットは、ダンギクとモンゴル原種を交配させた園芸種です。
昨年は、植えたばかりだったので、ほとんどミツバチが来なかったけれど、今年は大株に育ち、大賑わいです。

そして、キバナコスモスがあちこちで咲き始め、華やかさを添えています。

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と、ガーデンは花盛り、に見えるんだけど・・・
どうも蜜は十分じゃない、みたいなんですよ。

というのが、みつばち百花では、蜜源植物の糖度のデータを収集中で、ミツバチがお腹に溜めた花蜜の糖度を測っています。
ところが、ほとんど蜜を持っていない、あるいは持っていても、糖度がとても低いのです。

夏は蜜枯れの時期。ミツバチにとっては厳しい日々というのが裏付けされているような・・・
そのためか、私たちがガーデンでテントの下でお茶を飲んでいたら、ハチミツの香りに誘われてミツバチがやってきました。

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スプーンにハチミツを入れて、あげてみました。
背伸びしているみたいでかわいいでしょ。
facebookページにアップしたら、いまだかつてないほどのアクセス数でした。
みなさん、かわいいミツバチがお好きなんですね〜。

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そのかわいいミツバチを襲うアブ。
見るからに悪役ですよね〜(笑

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6月にずっと満開だったバラ。
花びらを乾燥させてみました。

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2015年07月02日

ミツバチを苦しめている3大原因とは?

梅雨の晴れ間のくにたち蜜源ガーデン。
花盛りです。

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さて、アメリカの養蜂雑誌Bee Cultureのwebサイトにミシシッピー州立大で養蜂普及を担当するJeff Harris博士のインタビュー記事が掲載されています。書き手は同大のサイエンスライターのKeri Collins Lewis氏。

その記事によると・・・
Harris博士曰く、ミツバチを苦しめている三大原因は、

一にダニ、二にダニ、三にダニ

とのこと。
「メディアが農薬の影響ばっかり強調することに対する皮肉だよ」と断りつつ、農薬への暴露がミツバチに死をもたらすことは間違いないが「広範囲なミツバチの被害と農薬を結びつけるものはない」とも。

ミツバチの健康問題は農薬だけのような誤解を招きやすい単純化によって、ダニや病気、その他のミツバチを死に至らしめるストレス要因にミツバチが曝されているということが忘れられているが、ミツバチの研究者のほとんどは、ミツバチのウイルス病の媒介者ともなるダニ(ミツバチヘギイタダニ)をまず第一要因と考えていると指摘しています。ちなみにHarris博士はミツバチヘギイタダニ感受性の衛生行動(VSH)を示すミツバチの系統維持の研究をしている方です。

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さて、養蜂に携わっていない人にとっては、ミツバチにたかるダニって?

ですよね。

お見せしましょう。
こいつです。

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ミツバチのお腹にぺちょっとくっついている茶色いヤツ。
ミツバチヘギイタダニです。

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このダニは、以前は、日本、韓国、中国、フィリピンといったアジア圏にだけ自然分布していて、トウヨウミツバチ(ニホンミツバチを含む)に寄生していました。が、1970年代にアジア圏以外にも、伝播し、今では世界各地に広がり、前述のHarris博士の指摘するようにセイヨウミツバチに重篤な被害をもたらしています。

コイツは、とてもやっかいな生物で、巣の中の幼虫の巣房に雌ダニがもぐりこみ、卵を産みつけてしまいます。孵ったダニが蛹から体液を吸い、7〜9日間ほどで成虫になります。その間に母ダニも、動けない蛹から吸う。なので体液を吸われた蛹は、翅がうまく伸びないなどの奇形蜂となってしまうことが多く、寄生されると群の数はどんどん減っていき、弱っていきます。やがて、十分な花蜜や花粉を得られなくなり、巣の滅亡へと向かうのです。

ニホンミツバチは、長い付き合いのこのダニに対しては抵抗性があります。理由はまだ解明中ではっきりしていませんが、体液の中に抵抗因子がある、あるいはグルーミングで取り除くことができるといった見方があります。
しかし、セイヨウミツバチは、突然出会ってしまったダニに対してもちろん抵抗性を持っておらず、急速に広がってしまいました。

このダニの繁殖は巣内だけで完結するのですが、交尾飛行から戻った雄蜂にダニがくっついていて、この雄蜂が間違えてほかの巣に入ってしまうといったことなどで、広がっていくようです。
ちなみに上記のダニがついている写真は、ミツバチの雄蜂です。

日本でも、養蜂家の多くが、どうしてこんなにダニが巣内に増えてしまうのか…と悩んでいます。
今のところ、このダニに対しては、殺ダニ剤を適宜使っていくということしか手立てがない状態です。

ニホンミツバチって、やっぱり強いのね!

と、思っちゃいますよねぇ。

でも、残念ながら、ニホンミツバチが抵抗性のある天敵や病気ばかりではありません。
今度は、海外から、初めての虫や病原菌が侵入してきています。
その一つとして、アカリンダニの蔓延が問題になっています。
このダニは、働きバチの気管内に寄生し、増殖し、ダニで気管が詰まって死んでしまいます。
日本では、1999年に届出家畜伝染病指定となりましたが、2009年にニホンミツバチで初めて寄生が確認されています。

ニホンミツバチも、そんなに安泰というわけではありません。
考えてみたら、みんな人間が招いていることなんですよねぇ。
ミツバチを苦しめている一番の原因は私たち・・・(- -)

罪深い人間のミツバチに対する所業を、もっと深く知りたい、確認したいと言う方へ

映画「みつばちの大地」のDVDが発売されます!
そして、その映画を無料で、おまけにJunbeeの解説付きで観られるという映画会が7月19日に開催されます。
詳細は、こちらをご覧ください。


posted by みつばち at 17:34| Comment(0) | TrackBack(0) | みつばちを取り囲む現状 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年06月24日

このぐらいの量で来ていただけるのね…

どのくらいの花の量だと、来てもらえるのか。
ミツバチは、1日に1つの花の種類を決めたら、その花にこだわるという定花性があるから、ほんの2,3輪しか咲いてなかったら、来る確率はものすごく下がる。ミツバチ的には、どんなに好きな花でも魅力なし。
うっかり来て、その花に蜜なんかあったら、ほかにないのかと探し回るハメになるしね。

昨年、スカビオサを植えてみたときは、4株くらいだったので、ほとんど来ているのをみることがなかった。
だから、来ないのか?と早合点してしまったけれど、今年は、5月のコンテストで使ったので、かなりの株数があり、そこそこ花が咲いている状態になった。
すると、来た〜!来ました!

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最低、このぐらいあれば、そこそこ来ていただけるのね。
こんな程度で来るってことは、相当好きなの?
常に2、3匹は来ていたから、もっと植えたら、もっとお喜びいただけることでしょう。
こまめに花柄摘みをしないといけないのが難点かな〜(笑

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北米生まれのエキナセア。さすが大陸生まれ。迫力あるなあ。
今年は、エキナセアもばっちり本数をそろえました。

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そのせいか、かなりの数のミツバチがブンブンしています。

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でも、蜜、あるの?
北米にエキナセアのハチミツはあるの?
ちょっとググってみたけれど、ない・・・
花を観察すると、花粉は見えるんだけれど、足に花粉ダンゴをそんなに付けていない。
謎、多し・・・
今度、調べてみよっと!

もう一つ謎の花。
ハチミツソウ(ハネミギク)
これも北米原産の多年草で、1960年代に養蜂植物として、導入されたという鳴り物入りの花なのに・・・来ない。
ミツバチ以外のお客さまはそこそこ来るんだけど。
そこは社会性昆虫かどうかで大きな違いがあります。
要するにミツバチは効率重視、なんですよねぇ。

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今年は2年目なので、花ははりきって咲いているんだけど。
やはり数が少ないのかな。
雑草化するぐらい群生していないとダメなのかも。
でも、あまりハチミツソウが一面に〜、なんて聞いたことがないし、蜜源なのに、ハチミツソウのハチミツがあるとも聞いたことがない。

どのレベルがミツバチにとって魅力的なのか。。。なかなか計り知れないものがあります。


2015年06月23日

枯れかけの花が好きなの?

次から次へと花が咲きはじめ、ミツバチとともに観察に忙しい〜。
草抜きもしないと、だし。。。

花が元気に咲くのはありがたいけれど、雑草も一緒に元気になっちゃうんだもんなあ。
おまけに雑草は、咲いて欲しい花の根元に根を下ろしていることが多く、抜くのも大変。
土の下では、激しい生存競争が繰り広げられていることでしょう。

ガーデン近くのざくろが大人気だったのは、今月中旬のこと。

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からだがすっぽり花のど真ん中に入っちゃう。
サイズがちょうどばっちりなのね。

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そこにきっとすごーくいいものがあるのだ…
と思い、花を開いてみました。

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なにもないんですけど・・・

この花からいただくのは花粉じゃないの?

いいものがありそう…と思って顔をつっこんでいると花粉をぱふぱふされる…そういうことなのかなあ。
かなりたくさん来ていたけれど、どのミツバチも、顔をつっこんでいて、とっても面白いです。

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大きな花粉ダンゴを付けているから、こうやって花粉をからだにぱふぱふしてもらおうとしているのかもね。

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受粉してもらったザクロ。
前衛アートみたい・・・

ベルガモットが満開に〜。
まずは薄紫と赤紫。それから赤、白は一番晩生。

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この花、ぜんぜんミツバチ向きじゃない。
だって、花管が細長いんだもん。
なのに人気がある。
おまけに咲き始めはちらほら、なのに、枯れ始めると群がる。

ベルガモットとミツバチ、どういう関係なんだろう…(笑

英語ではBee balmで、本来はマルハナバチが利用する花。
根元に穴をあけて蜜をいただく。
でも、ガーデンでは、そんなにマルハナバチが来ている様子はなし。時折、クマバチがぶんぶんしている程度。誰も花の根元に穴を開けてあげたわけでもなさそう。

だから、しおれ始めた花に顔を突っ込んでいるのかな…謎だ・・・

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花を分解してみたら、長い、長すぎる・・・ミツバチの口吻は絶対に届かない。
おまけに吸ってみたけれど、かすかに甘い程度かなあ。
花粉ダンゴは付けてないから、花粉をくれるわけでもない。

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でも、人気なのよね〜

咲いたあと、切り戻したら、2番花が咲くけれど、かなり小さくなる。
栽培は簡単なんだけれど、ガーデンを華やかにしてくれるのは10日間ほど。
もうちょっと花期が長いといいんだけどなあ。

もう一つの大人気は、ラムズイヤー。
ガーデンは、ラムズイヤーにとって居心地がよいらしく、どんどんどんどん増えるのなんのって。
雑草を押さえてくれるので、どうぞ、どうぞ、という感じだけど。

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ムーミン谷のニョロニョロの行進みたい。

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わーい!花だ!花だ!
というミツバチの声が聞こえそうなほど、うれしそうに花から花へと飛び回っています。

顔のサイズにぴったりの花だもんね。

これも栽培が簡単。ベルガモットよりは花期が長いいい花なんだけど…
ふわふわのラムの耳みたいな葉が重なった部分が蒸れるのなんのって。
だから、茶色くなった部分をせっせと取り除いてあげないと。
でも、糖度が高いし、花粉もくれるから、許す!

花に咲いてもらおうと思うと、それなりに手間をかけないと、ね。
ミツバチさん、私たちのそういう苦労、わかってくれてる〜?

しかし、枯れかけの花が好きということは、花を利用しようとする側にとっては、ミツバチと競合するわけで…摘み取れない。
ラベンダーは、そのよい例。花が咲き始めたころ、刈り取ると香りがとてもよいけれど、ガーデンでは枯れるまで待って、剪定しています。したがって、花の利用はほぼできない。

これも一つ、大きな壁ですよねぇ。

2015年06月03日

「ミツバチが減っているって本当?」

6月5日発売の農文協「うかたま」の「食べるんだから知っときたい」で「ミツバチが減っているって本当?」という記事を掲載してもらいました。
3月22日に開催したセミナーに編集部の方が参加したことがきっかけです。

「養蜂のミツバチは増えている」
「健康な」ミツバチが減っている
厳しいミツバチの食料事情
「半径2kmの花」を豊かに

そんな見出しが続く内容になっています。
110〜111ページです。

編集部が正しい情報をちゃんと伝えられるようにと、いろいろ考えてくださったので、とてもよい記事になりました。

ぜひ、手にとってご覧ください。

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2015年05月29日

日本でラベンダーのハチミツは採れる?

ラベンダーの季節が始まりますね〜。
ガーデンのラベンダーは、早咲きのストエカス系が終わりました。
まもなく大株のラバンディン系のグロッソが咲くと、急に華やいだ雰囲気になります。

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このところ「ミツバチの好きな花」で検索して、当ブログを訪問する方が急増しています。
ミツバチの好きな花にこんなに関心が集まるなんて、とてもうれしいです。
メールでも、花とミツバチに関するお問い合わせをよくいただきます。
そこで、よく質問いただくことに対しての回答をアップしておきます。

今回は、「ラベンダー」です。
「ラベンダーのハチミツは採れるのか」についての質問です。
なお、バラのハチミツに関しては、こちらをご覧ください。
バラのハチミツってあるの?
引き続きバラとハチミツ

<ラベンダーとは>
ラベンダーは、地中海沿岸地方原産の植物。基本的に高温多湿に弱く、乾燥した日当たりのよい場所と、アルカリ性土壌が適しています。マイナス10度ぐらいまでの耐寒性はあるので、北海道や長野県の高地など冷涼な地域で栽培されていることが多いです。が、最近は、改良された園芸品種も多く、耐寒性、耐暑性に優れた品種も出てきています。
なんといってもラベンダーは人気が高いですからね。

くにたち蜜源ガーデンでも、あえていろいろな種類を育ててみましたが、中には耐寒性のないものもかなりありました。というのが、ガーデンは、風通しがよく、その分、北風も吹きます。北海道など雪に埋もれてしまうところは、かえって雪の下で温度が一定するので、冬越しが容易な面もあるようです。
寒風吹きすさぶところでは、ラベンダーにとって、けっこうきついのかもしれませんね。

さて、ラベンダーのハチミツが果たして日本で採れるのか・・・
結論から言えば、かなり難しいと思います。

<栽培面積>
日本のラベンダーといえば富良野。その北海道でラベンダーの単花蜜の実績はありません。
海外では、フランスなどでラベンダーのハチミツが採れていますが、村まるごとラベンダー栽培をしているというような規模で栽培されているようです。農業国フランスならではですね。
ラベンダーの単花蜜として販売するためには、広大な面積でラベンダーを育てる必要があることはいうまでもありません。

<種類>
ラベンダーは種類が多く、海外で実績がある種類と日本の風土に合うものとは異なると思われます。どの種類のものが、栽培する地域の風土に合っているのかだけでなく、どのくらいの流蜜があるのかは、いろいろ育ててみて検証する必要があると思われます。

<ラベンダーの花蜜の特徴>
ミツバチは、シソ科の花が大好きですが、その多くは水分の含有量が多く、花蜜糖度が単花蜜を得られるような蜜源の一般的な値である50%以上をクリアしていません。コモンラベンダーで28〜35%Brixです。
だから、広大な面積で大量の花が必要になるといえます。

<なにを目的にした栽培なのか>
ラベンダーの花は、エッセンシャルオイルを抽出したり、アロマとして、さまざまに利用することができます。が、蜜を採ろうとすれば、花の最盛期に摘むことはできません。一方、よいオイルを採るためには、花が咲き始めたら、すぐに採取することが必要になります。
ミツバチの利用と人間の利用はなかなかマッチしません。

広大な面積でラベンダーを育てた場合、花が終わってしまえば、そこはミツバチにとって利用できないエリアとなります。周辺にどのような蜜源があるのか。移動養蜂に対してのラベンダーの花の提供なのか。
そうしたことも含めて検討する必要があるでしょう。