また新たなミツバチ百花プロジェクトが長野県富士見町で立ち上がります。
かねてより交流を重ねていた富士見高校養蜂部、Lazy beeが地域づくりでご縁を得ていた同町の
「知ってもらざぁ おらほーのまち会」のみなさんとともにミツバチの目線、すなわち同じ地域に生きる生き物の目線を大切にした持続可能な地域づくりに新たに取り組むことになりました。
昨日は、みつばち百花メンバーとおらほーのまちの会のメンバーで念願の富士見高校養蜂部を訪問し、打ち合わせを行ってきました。
標高1000メートル以上なのにとっても暑い一日だった。
でも、それよりも熱いのが養蜂部の若い熱気。
この熱気はなんなんだ!
今年の夏より暑いこの熱気は!
全国的にも珍しい高校での養蜂部が富士見高校に設立されたのは今年2月のこと。
以来、約半年間、部員たちはミツバチとともにある暮らしをまさに実践。
なんと「土日も家に帰ってくれないんです〜」と顧問の北原先生がうれしそうに(?)おっしゃるぐらい、ミツバチとのコミュニケーションに夢中。
校内では、まずは蜂場へ。
奥に巣箱が並んでいます。
ミツバチのためのBEE GARDEN。
竹前部長が手で指し示しているのは、ありがたくもLazy beeの似顔絵でございます。
6月に私たちのフィールドに来てくれたときに見たBee Garden(みつばちの庭)にとても刺激を受けてくれたそうです。(うるっ)そのときの様子は
こちら。
そこに植える花の苗も増殖中。さすが農業クラブです。これはチャイブ。
蜜源植物であるミント。これもミツバチのために植えたもの。そして害虫防除も兼ねています。
キンリョウヘンの培養実験中。まだ、成功に至っていないけれど、前進あるのみ。
そう、なんでもすぐできちゃうものはつまんないもんね。
見事に3年生から2年生に引き継がれていっています。
そうそう、キンリョウヘンの花が咲くのが先か、部長の結婚が先か。これも楽しみです。
高嶺ルビーの畑。これもミツバチのためのもの。
日本蜜蜂道場。
ここの巣門にご注目あれ。
三ツ矢サイダーのわけは、スズメバチ対策。木だとスズメバチがかじって、入口を広げ巣の中に入る可能性があるため、歯が立たないアルミ缶を防御のために貼りつけたというわけ。
「なかよし君」と命名。スズメバチを撃退するのではなく、あきらめてお引き取り願うためのもの。すべてのいのちを大切にしたいから。(うるっ、うるっ)
道場で神妙に説明を聞くおとなたち。
わかる人にはわかる、この巣の意味が。
巣礎を用いていないのです。実は校内に置いている巣箱は、いろいろなタイプのものを置いていて、それぞれの利点を活用した新しい巣箱づくりをめざしています。
ううっ!このかわいさはなんなんだ!
ミツバチの一生を寸劇にして見せてくれました。最後に巣にいたずらしようとした人間を一刺しして息絶える姿をみて、うる、うる、うる〜っ!
と、笑ったり、感心したり、うるうるさせられたりの楽しい一日でした。
あまりにも盛りだくさんで伝えきれないです。
校内視察後には、今後のことについてみんなで検討。
その後、おらほーのまちの会のメンバーである鈴木さんの、食用ほおずきを栽培しているバディアス農園へ。
ミツバチは、ほおずきの花の間を忙しくとび回り中。
「ミツバチさんのおかげでできたほおずき、おいしいねー」と言いながら、収穫に余念のない食いしん坊のみつばち百花メンバーをしり目に、またしても熱いミツバチ談義がはじまりました。Junbee、放してもらえません。
真剣な表情で聞き入る部員。
富士見高校養蜂部のメンバー
おらほーのまちの会のメンバー
(左から、鈴木さん、自然農に挑戦中の佐久さん、有機無農薬栽培農家の早川さん、ルバーブ栽培に取り組んでいるエンジェル千代子さん)
そして、富士見町在住のミツバチメンバー
いろいろなご縁でつながった私たち。
みんなで、これから、わくわくしながら面白くて、楽しい「みつばち百花プロジェクト」を始めます!