佐々木先生の「ミツバチからみた花の世界」の第2部を読んでいたら、「かつてオーストラリアと小笠原にはミツバチはいなかった」とあって、あら、びっくり。
こうなると、すぐにJunbeeを質問攻めにしたくなる。
「オーストラリアにいなかったんですね!」
「まあね。そーゆー言い方をすれば、アメリカ大陸にもいなかったわけで…」
「ええっ!アメリカ大陸にも!?」
「いつの時代かによるけど…」
「えー、そうなの、そうだったのぉ!なら、受粉はどうなるわけ!?」
「あ、ミツバチはいなくても、ハナバチはいたわけだから…」
あ、そっか、そうでしたね。
ついほかにも虫がいることを忘れてしまう。
落ち着いて考えてみれば…、
オーストラリア大陸とアメリカ大陸にミツバチが持ち込まれたのは16世紀のこと。もちろん白人が上陸したときに持っていったんですね。
ん?巣箱を船で運んだ?
数か月を要したわけで…。まあ、給餌すれば大丈夫か。
ミツバチを連れて海を渡ろう!と思うところがすごいなあ。
とにかくそれまではアボリジニも、アメリカンインディアンもハチミツの味を知らなかったというわけね。
その後、1850年代にアメリカのラングストロスが現在の巣箱の原型を考案し、近代養蜂の幕開けとなったのだから、歴史は面白い。そして、いまではそのアメリカをはじめ、世界中でミツバチに農産物の生産を大きく依存している。
人類の発展とともにミツバチも数の上では発展してきたわけで、ミツバチは人類と寄り添って歩んできているんですね。
辛口ミツバチが、「だからさあ、もっと大切にしてよ。長い友達なんだからねっ!」と言いそう。
さて、昨日はみつばち百花の理事会を開催し、そのあと、みんながみつばちの庭に来てくれました。
ニラをキバナコスモスにしようとか、ダンギクもいいよね、とか、みんなで相談。だんだん充実中のみつばちの庭です。
冒頭のめちゃくちゃな会話は、そのあとの、あとのワインバーで。
百花メンバーはお酒好きが多くて、おまけに強い。
少々酔った頭で「オーストラリア?アメリカ大陸?」なんてやっているわけで、結局、疑問は残ったままで終わったのでした(笑)
おまけに南米はどうだったのか?ニュージーランドは?と疑問は次から次へと…。