2012年07月28日

ゴーヤと虫さんたち

グリーンカーテンのゴーヤに虫たちがたくさんが来ています。

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まずは我らがミツバチ!
オレンジ色の花粉団子をつけています。

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雄花の中心部は、咲き始めはレモンイエローだけれど、少し経つとオレンジ色の花粉色になるみたい?

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コハナバチの一種ですね。

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ヤマトシジミです。
ハチたちは、1つの花での滞在時間がとても短いけれど、チョウはじっくりとまっています。

雄花に比べて雌花の数は極端に少ないです。

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雌花に来ないかなあ〜と見ていたら・・・

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来た〜!
でも、ほんの一瞬でした。
それでもちゃんと受粉されるのですね。

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我が家のゴーヤは、さつま大長レイシという品種で、うまく実がなれば巨大なゴーヤができます。
写真の大きい方はすでに30センチを超えていて、このままぶらさがり続けるのか・・・とちょっと不安なぐらいです。
その横のゴーヤは、どうやらちゃんと受粉が完了しなかった様子。

虫さんたち、明日もよろしくね〜。



posted by みつばち at 08:48| Comment(0) | TrackBack(0) | 花蜂の秘密 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年04月17日

それ、ミツバチじゃないですからっ!

minilogo.png菜の花、サクラと大好きな花がそろそろ終わり。
でも、これから、いろいろな花がたくさん咲き始めるから、楽しみな季節なのよねぇ。

花の上で夢中になって蜜や花粉を採っていると、レンズに追いかけまわされることがあるの。ちょっとしたスターになった気分だけど、私たちじゃないのに「ミツバチがいる〜」なんていいながら、撮っている人も多い。
たいていハナアブさんたちと間違えているのよね。
そんなに似ているかしら。
事務局長のKさんは、「ハナアブは後ろ足が品がない」って言う。
さすがわかっているわよね〜。
触角がかわいくないし、羽は2枚しかないし、体のシマシマだって縦に入っていてデザインがよくないと思う。
だから、間違われるのはちょっと心外なのよね。


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さて、どれが私たち、ミツバチでしょうか。

えーっ!わかなんないのぉ?
失礼しちゃう。

1がハナアブ
2が西洋ミツバチ
3が日本ミツバチ
4がふたたびハナアブ

わかった〜?
ぜーんぜん違うでしょ。
ハナバチの仲間と間違えられるのは、まだ許せるけれど、ハナアブと間違えられるっていうのはあんまりだと思う。

そんなに違わないって?
目が悪いんじゃないのっ!!!

わかんない人は、こちらも見てね。
1年前にKさんが書いてくれた記事です。
ハナバチのいろいろ Part1 西洋ミツバチと日本ミツバチ
ハナバチのいろいろ Part2 ミツバチとハナアブ
ハナバチのいろいろ Part3 ミツバチとハナバチ

posted by みつばち at 23:36| Comment(0) | TrackBack(0) | 花蜂の秘密 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年10月27日

みつばちの庭のお客さんたち

みつばちの庭は、ただいまニラが満開です。

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といっても、ニラは酷暑の間中も満開でした。
疲れを知らないニラです。
そんなニラの花にはいろいろなお客さまがやってきます。
昨日は、こんなお方が来ていました。

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オオハラナガツチバチの雌です。
産卵前に栄養を付けようということなのか、蜜を求めて熱心にニラの花の上でうろうろしていました。
雌は大きなあごを持っていて、触角が短く、穴掘りが得意なんだそうです。それもそのはず。地面の中のコガネムシの幼虫を地面に穴を掘りながら追いかけるのですから。
捕まえた幼虫には麻酔を打って、卵を産み付けます。卵から孵った幼虫は麻酔が効いて眠っているコガネムシの幼虫を食べて成虫になります。幼虫は、オオハラナガツチバチ(長い名前。どこで切れるんだろう。オオハラ・ナガ・ツチバチ?)に見つかったが最後、というわけです。

アブラナ科ののらぼうは、芽を出して本葉までつけているのに青虫に食べられてレース状になっています。青虫の奴め…と退治していたら、カマキリとバッタを入れた虫採り箱を大事そうに抱えた二人の小学生の男の子に声をかけられました。
「あ!青虫だ!それ、いただけますか!」
「あら、どうぞ」と青虫が食らいついたままの葉ごと渡すと、こわごわ「アオムシ・・・」と感極まった様子。
「もっといただいていいですか?」と丁寧に言われたので、もちろん「どうぞ、どうぞ、好きなだけどうぞ」。
しばらくの間、のらぼう菜の前で、二人はしゃがみこんで額を寄せ合って夢中で青虫を探していました。
「みつばちの庭」には、ミツバチはなかなかやってこないけれど、こんなかわいいお客さんもやってきます。

ビービーツリーの葉の上で出会ったアゲハの幼虫には、申し訳なかったのですがやはりお引き取りを願いました。
ビービーちゃん、丸裸寸前でした(汗)

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posted by みつばち at 17:40| Comment(2) | TrackBack(0) | 花蜂の秘密 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年08月15日

ハナバチのいろいろ part3 ミツバチとハナバチ

大変大変,長らくお待たせしてしまい(?)
申し訳ありません.
前回のpart2でいただいたコメントにもようやく返信いたしましたので,
お時間があるときにご覧ださい.


見分け方シリーズ最終回です.

part1では,セイヨウミツバチとニホンミツバチの見分け方
part2では,ミツバチとハナアブの見分け方について触れてきました.

最終回では,ミツバチとハナバチについて
私目線でお話しようと思います.

日々ミツバチを探し回っている私ですが
何度ミツバチと見間違えたことか…

ミツバチのように花の蜜や花粉を集めるハナバチ

お仲間なだけあって似ています.
英語でbeeと言えば,ミツバチもハナバチも含まれるようです.


では,見た目を比較してみましょう.

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これは,皆様ご存じ,セイヨウミツバチですね.


ではこちらは?
ハキリバチ.JPG

一見ニホンミツバチのような???
でもちょっと黒すぎるかも???
よく見たら顔が丸いかな???

と,いろいろ違いが見えてきます.
種までは特定できませんでしたが(わかる方,ぜひ教えてください),
ハキリバチの仲間です.
何が一番特徴的かというと,
多くのハキリバチは,お腹に花粉を貯めるのです.
たとえばこんな感じ
IMGP0419.JPG

巣は筒状のところに作ります.
そこに葉などを敷き詰め,子育てをする.
ミツバチとはだいぶ生活が違うようですね.

お次の方は?
コハナバチ(モモブト).JPG

なんだかフサフサしていて
足が太いような…
少し小さいし,なんだろう?

こちらはコハナバチの仲間で
モモブトハナバチ属に分類される蜂です.
私としては,飛び方もミツバチに近いと思いました.
小さいくせに,ちょっと度胸があるような,とでも言いましょうか
あまり逃げない蜂でした.
私が出会ったやつが,偶然そうだったのかもしれないけれど.

最後は一気に2種類!
シロスジヒゲナガハナバチ.JPG
ニッポンヒゲナガハナバチ.JPG

素早い低空飛行で
花の周りをウロウロ.
よ〜く見ると,触覚が長い!

ヒゲナガハナバチの仲間です.
1枚目のは恐らく,シロスジヒゲナガハナバチ.
2枚目はニッポンヒゲナガハナバチだと思います.

どちらも止まっている姿は触覚以外,ミツバチそっくりに見えます.
でも,飛び方に落ち着きがない(主観です).
花の前で左右にユラユラ.
花畑でも花の周りをウロウロ.

早く止まってくれと言いたいほど.
そのような点から,ミツバチとは違うな,と判断するのです.


と,3回に渡り,私の蜂の見方をご紹介させていただきました.
これで皆様の蜂を見る目が少しでも変わったら,嬉しいです!

外出された際に,
「ミツバチだ!」
と思われたら,じっくりと見てあげてください.

いろんな仲間が見えてきますよ.


ラベル:ハナバチ
posted by みつばち at 21:32| Comment(0) | TrackBack(0) | 花蜂の秘密 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年05月18日

ハナバチのいろいろ part2 ミツバチとハナアブ

見分け方シリーズ第2段です.
今回もあくまで私の見方ですので,参考程度で見てくださいね.


part2では,ミツバチとハナアブの見分け方を紹介したいと思います.


ミツバチ関係者以外の方,
最近やっとミツバチに興味を持たれた方は
見分けにくいのでは?

私も4年前まで写真を撮っても気づきませんでした…


黄色い虫が花の上にいたら,ミツバチに見えるときってありますよね.
でも,じっと見てみてください.
全然違います!

はい,こちら↓
ハナアブ2.JPG

ハナアブの仲間です.
種まではちょっとわかりませんが.

そして比較用にセイヨウミツバチ
セイヨウ2.JPG


わかりやすいところは2つあります.
まず目です.
ハナアブの目はかなり大きいです.
細かいところまで言えば,目に毛も生えていません.
ミツバチは生えているのです.
さすがにそこまでは観察しにくいと思いますが笑
ちなみにミツバチの目はこちら↓
_IGP2519.JPG


もう1つは翅です.
ミツバチは膜翅目(ハチ目),
ハナアブは双翅目(ハエ目)と「目(もく)」が違います.
上の写真を見てもらうと,
どちらも翅が2枚に見えてしまうかもしれませんが,
ミツバチは4枚,ハナアブは2枚なのです.
ミツバチは2枚の翅を繋げて羽ばたいているんだそうですよ.


いずれの見方も,じっと見なければわかりにくいですね.
あとヒントになるのは
羽音と飛び方です.
このあたりは感覚的なものなのですが.
ミツバチは花から花を一定のスピードで飛んでいるイメージで,
あまりスピード感のある音ではない印象です.
同じような方向からビーっという音がします.

一方ハナアブは,あちこちに飛びまわって
人が近づくとすぐに飛んでいってしまいます.
体も少し大きいので,ミツバチより少し低い音がします.
花に止まるときもピタっと止まるし,
見れば見るほど違うふうに見えてくるのではないかと思います.


とりあえず目と翅がポイントです!
ぜひ観察してみてください.

次回はミツバチとハナバチの違いを書こうと思います.

ラベル:ハナバチ
posted by みつばち at 22:43| Comment(5) | TrackBack(0) | 花蜂の秘密 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年05月14日

ハナバチのいろいろ part1 セイヨウミツバチとニホンミツバチ

不安定ではありますが,暖かい日が続いて
ミツバチたちも行って帰って,忙しそうです.
_IGP8273 - コピー.JPG


ミツバチたちと同じように,他のハナバチも飛び交っていますが,
見分けるのって難しいですよね?
インターネットで画像検索をかけると,アブと間違えている方も.

と,いうわけで,私なりの見分け方を
簡単に紹介したいと思います!
(あくまで自己流なので,参考程度に)

まずはミツバチ代表
セイヨウミツバチ
セイヨウミツバチ.JPG


ニホンミツバチ
ニホンミツバチ.JPG

この2つ,わかると結構違うんです.

大きさはニホンミツバチの方が少し小ぶり.

で,決定的に違うのは,おしりの縞模様と形です.
上の写真を見比べてみてください.
セイヨウは縞模様が淡くて
ニホンは白いラインがはっきりしていると思いませんか?

それと形.
この写真ではわかりにくいのですが,
セイヨウは先端が丸く,ニホンはツンとしています.

あとは色.
セイヨウは全体的に黄色い印象で,
ニホンは黒っぽいです.
しかしニホンは,夏場は心なしか黄色っぽくなるので,
おしりの縞模様と形で識別するのをオススメします.



part1はここまで〜
次回はアブとの違いです.

にしても写真が見にくくてすみません.
ぜひ画像検索してみてください.
だんだん見分けがつくようになってくるかも?!
posted by みつばち at 00:27| Comment(4) | TrackBack(0) | 花蜂の秘密 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年03月10日

航空力学的には飛べない、でも飛んでいるクロマルハナバチ

ミツバチは花蜂の一種。
花の蜜を求めて花に集まるハチはほかにもいろいろいます。
そのひとつが在来種のクロマルハナバチ!
ハウス内での授粉に活躍中です。

が、クロマルハナバチは、体の割りには翅が小さく、航空力学的には飛べない!でも、飛んでいる!
謎の生命体。

蜂は小さな4つの翅を1秒間におよそ200回ふるわす。
それを可能にするのは1対の筋同士の合図の掛け合いできまるとか。

飛行を可能にしているのは、翅の縁近くにできる空気の流れの渦がミソであると、最近、ようやく研究で明らかにされてきたそうです。
人智のおよばないことはたくさんありますねぇ。
だからこそ、面白い!

こんなクロちゃんの秘密を知ったら、クロちゃんたちに急に会いたくなりました。
ミツバチだけでなく、花蜂たちのことももっと知りたい。
というわけで、新カテゴリー「花蜂の秘密」を急遽設置しました。


posted by みつばち at 09:33| Comment(0) | TrackBack(0) | 花蜂の秘密 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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