2015年08月10日

ついに刺されました…

ついに刺されました。
10年目にして初めてのことです。

Lazybeeは、今まで、至近距離で撮影していても、ガーデンで畑作業をしていても、刺されたことがありませんでした。
一度刺されてみるべきだという人もいたのですが・・・やっぱり痛いのはいや、です。
それにわざわざ刺されなくても、ね。

巣箱の入り口でカメラを向けていても、刺されなかったし、たまに門番蜂に追い回されることがあっても大丈夫でした。

ミツバチの活動を始めて早10年〜!

ついに、ついにぶちっとされてしまいました。

DSC_4194 (2).jpg


痛くて焦って撮ったから、ボケちゃった。おまけに刺された側じゃない(笑
なぜに親指・・・それも内側・・・巣箱の内見をしているわけでもないのに・・・ですよね・・・

実は、これをやっていたから・・・

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せっかく貯めた蜜をおなかを押して出させる私は・・・鬼です・・・

やめて〜っ!(ぶちっ!)

となりますよね〜。
刺されて当然です。

でもね、これもミツバチたちが、どの花でどのくらいの蜜を得ているかを知るための貴重なデータ採取なのです。

くにたち蜜源ガーデンは、今年、4年目になり、雑草との闘いに追われているとはいえ、ようやく栽培のノウハウも蓄積されつつあります。そこで咲かせている花とミツバチの関係を一歩進めて本格的に蜜源植物の花蜜のデータを収集しているというわけです。

花にミツバチが来ることはわかっても、どれほどの量と質の蜜を得ているのかわからない。
群がっているけれど、実は…

たとえば、以前にも書いた通り、すでにラベンダーの花蜜は、これまでデータがある程度取れていて、どうも糖度が低い・・・なのに、なぜかしつこくやってくる…

謎です。

香りに誘われているのか、
たくさん咲いているから効率がいいのか、
花の形が好きなのか。

とにかく、ミツバチと花の関係は人間がうかがい知れない謎多し・・・

だから、データをいただくしかない!

本当は冷凍ガスで眠らせてから、おなかを押せばいいんだけど、そうすると眠りから覚めるのに時間がかかり、その間にアリに巣穴に引き込まれたり、うまく蘇生できない可能性も・・・

眼覚める間の苦しそうな様子をじーっと見ちゃうと、つい、冷凍ガスをかける手が躊躇してしまい、ちょっと動きが止まる程度になってしまう。
普通は、そういうふうにじーっと見たりしないんだろうけど、つい見ちゃうのが素人ゆえ〜(笑

そうして、ミツバチがお目覚めのまま、お腹を押すと、ぶちっ!
この日は、2回も刺された・・・
結局、命を落とさせてしまうんだから、ガスをがっつりかけてしまえばいいのに・・・ついね・・・

研究者には、絶対なれないです〜。
(研究者はSなのか? なんちゃって 笑)

実は、刺されたけれど、そんなに痛くないし、腫れもありませんでした。
2時間ほど鈍痛がしただけ。

なぜなら、毒を持っていないから・・・。

ミツバチの人生、いや虫生の中で、最後の10日間ほどが花でのお仕事。
花で蜜や花粉を集めているミツバチは、ほとんど毒を持っていません。
そんな余分なものを体に搭載するよりは、1滴でも多くの蜜を持ち帰ることが彼女たちの任務。
すなわち、すでに「刺す」ことを放棄しているということです。

なのに、その貯めた蜜を吐き出させようとするものだから、仕方なく「刺す」ことになる。
まるで可憐なミツバチを虐待しているかのような・・・
いや、虐待してる〜(T T)

と、うじうじしていたら、仲間の養蜂家が
「私なんて、巣箱の内見をするたびに何匹かあの世に送っているわよ」
と、変な慰め方をしてくれました。

ちなみに門番蜂は、毒をたっぷり持っていて、当然のことながら、刺されるととても痛いらしいです。
みなさん、気を付けましょう。

Junbeeには、甘い!もっとしっかりお腹を押せ!と言われるけれど、まあ、研究者じゃないから、そういう気分でごめんなさいしつつ、でも、データは今後もいただきます!

そろそろ初秋の花が咲くころ。
もうちょっとガスをかけて、取るぞ〜!

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2013年08月05日

加熱、非加熱、そんなことで悩まないでよ

宝塚ガーデン 136.jpgLazybee
最近、ハチミツを買うときに「これは加熱されたものですか?非加熱ですか?」と聞く人が増えているんですって。

88.png辛口ミツバチ
ふーん、それってなんのための質問なの?


宝塚ガーデン 136.jpgLazybee
わざわざ「非加熱」とか、「このハチミツは加熱していません」などと瓶に書いたり、サイトに掲載している業者がいるからみたいよ。
加熱して水分を飛ばしていないから、風味がそのままって言いたいんじゃないの?

88.png辛口ミツバチ
ずいぶん失礼な話じゃないの。私たちは、巣箱の中で水分を20%以下まで減らし、完成させたら、ちゃんと蜜蓋をしているのよ。人間が水分を飛ばす必要なんてないのに!


宝塚ガーデン 136.jpgLazybee
また、いつものように怒らせちゃいそうだわね・・・。
お隣の大きな国では、蜜蓋がされる前に採蜜して、以前は釜や真空釜(こちらの方が低温で効率がいい)で煮詰めている場合もあったみたい。そんなウワサは、私も耳にしたことがある。

でも、最近はさすがに機械がよくなって、膜脱水で水分量を下げる工場が完成したりして、釜で煮詰めるというのは減っているとは思うけどねぇ。

88.png辛口ミツバチ
隣の国のハチミツはそうかもしれないけれど、日本では昔から、そんなことやってないでしょ。


宝塚ガーデン 136.jpgLazybee
まともな養蜂家なら、していないでしょ。
釜で煮詰めるのは手間がかかることだし、スチーム釜や工場などを整備したら、コストがかかるでしょ。それよりも、ミツバチさんがちゃんと完成させてくれたハチミツをいただく方がいいわよね。

88.png辛口ミツバチ
まあね、家賃分くらいはあげてもいいけど。

でも、わざわざ非加熱です、なんて言ってほしくないなあ。養蜂家ってプライドないわけ?


宝塚ガーデン 136.jpgLazybee
まあまあ、落ち着いて。御腹立ちはごもっとも。完成品に対してケチをつけられているみたいなもんだもんね。日本国内では、高温加熱濃縮している養蜂家さんはいないと思うわよ。そもそもその設備や処理する量を考えると濃縮をやるほうがはるかに手間がかかる。

以前、砂糖を混ぜたまがい物が多かった時代は、砂糖を混ぜ込むためには煮るしかなかったから、その加熱の指標になるHMF(ヒドロキシメチルフルフラールといういわゆるカラメル色素)の数値を検査してた。今でも、ハチミツの規格分析には含まれているから、これを使って証明しようなんていう動きもある。でも、問題になるほど加熱しないと、この数値が基準値を超えることはないみたい。

88.png辛口ミツバチ
また、コストがかかるじゃないの。その分はハチミツのお値段にプラスされるってわけ?
ばっかばかしい。


宝塚ガーデン 136.jpgLazybee
そうなのよ。差別化するために、結局、自分たちの首を締め始めているってことね。

結晶したハチミツを瓶詰め時に40℃程度の温度をかけて融解させているケースはあるけどね。そのことを加熱と言っているのかしら?でも、40℃程度だと酵素は失活せず、風味が残るから、加熱、非加熱で差別化する意味はないんだけど。

88.png辛口ミツバチ
ハチミツの結晶は、ブドウ糖が多いと固まりやすいというだけのこと。海外では、キャンディハニーといって楽しんでいるわよ。
そもそも私たちは巣の中を35℃程度に保って、「加熱」しているんだけどねぇ(笑

人間がハチミツをありがたがってくれるのはミツバチとしては誇りに思うけれど、もう少しハチミツのことを学ぶべきだと思うわ。


宝塚ガーデン 136.jpgLazybee
はい、仰せの通りです。
中には、「うちのハチミツは完熟です」なんて言って販売しているところもあるらしいもんね…。

88.png辛口ミツバチ

なんですって!!!

だから、ハチミツは完成品なんだってば。
人間は、それを横取りしているだけでしょ。人間には絶対に作れないのよ。わかってんの!
まったくもう〜!


宝塚ガーデン 136.jpgLazybee
しまった!一言余計だった…。

ち、ちかくにお花畑を見つけたから、行ってみない?
気に入る花が咲いているかもよ〜・・・あせあせ(飛び散る汗)




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2012年11月28日

ミツバチは冬モードに

11月最後の今週,朝のあいさつも「寒くなりましたね」の毎日です.東京でも,いよいよ最高気温が10℃を下回るようになって冬の到来というところですが,ミツバチたちはどんなふうに過ごしているのでしょう.ミツバチは10℃以下では飛ばないと書かれたものもありますが,おや,辛口ミツバチの巣からは働き蜂が盛んに飛び出しています.

現在,気温は7℃.この温度では飛ばないはずなのに,けっこう出入りがあるね.花粉を持って帰って来る蜂もいるし.
minilogo.png本当はもう休みたいんだけどね,まだ,育児中.女王蜂が産卵をやめるまでは,花粉もいるし,まだまだ働かなくては.サザンカやヤツデとか,このあたりはまだ花もけっこうあるし,冬を越す前に働き蜂が若いのに入れ替わってくれるのなら最後のかき入れ時でもあるんだ.でも無理は禁物だから,これもあと数日だと思う.

ミツバチは11〜12℃で寒冷麻痺(仮死状態)になるので,それとの混同だとは思うけれど,この温度で飛んでいるはずがないと思う人のために,少し説明を.
minilogo.pngミツバチは変温動物(冷血動物っていうとなんか意地悪みたい?)だから,体温は気温に左右されちゃう.ほら,巣箱の前に落ちてるその子は,地面に体温を奪われて,もう動けなくなってる(手で暖めてあげたら動き出すから,あとで入口から入れてあげておいて).だけど,飛んでいるときは筋肉を動かしていて発熱している.人間も運動中は体温上がるでしょう? このとき,必要な糖分は血液を使って筋肉に送り込んでいるから,血液も筋肉の熱で温まって,全身くまなくけっこう熱くなる.だから気温が5℃くらいまで下がってもまだ飛べるよ.ま,本当は飛びたくはないけど.

いつまで外での活動を続けるの?
minilogo.pngうちの巣は女王蜂がもうすぐ産卵をやめる予定.卵を産むのが終わってから9日で餌が必要な幼虫がいなくなる(卵が3日間,幼虫期間は6日間だから).花粉を食べる幼虫がいなくなれば,花粉は採ってこなくて済むし,巣にはもう充分な蜜が貯えてあるから,それ以降はあまり外に出る必要はないの.外出しなければムダなエネルギーは節約できるし,どうせ出ても花も終わりで稼ぎは少ないしね.

冬の間,巣に貯えた蜜を毎日80gくらい消費するともいわれている.事情にもよると思うけど,これもできるだけ節約したいよね?
minilogo.pngもちろん.冬以外は巣の中心部で35℃という温度を保っているけど,これはあくまで育児モードの話.蛹が全部成虫になったら,育児モードはおしまいで,エネルギーの節約のために暖房の設定を下げて中心部でも最高30℃程度にしてるよ.子育ても,ほかの仕事もなくなるから,みんな密集してあまり動かなくなる.この塊の一番外側にいると,寒冷麻痺を起こす温度になっちゃうので,時々,塊の中に入り込んだりして,麻痺をギリギリ回避できる温度は保つけど,自分でムダな発熱はほとんどしない.中の方で寒がりな子たちが,貯えた蜜を飲んでは発熱するので,周りのみんなはその熱を逃がさないように固まっているというわけ.

都下を標準とすると,12月に入ってしばらくして女王蜂の産卵が停まって,そのまま1か月くらい産卵停止が継続する冬モードになる.で,1月に入って少しすると産卵が再開されるんだけど,このきっかけが何かは研究者的にはわかってない(まだ厳冬期なのに).そこも実はミツバチのすごい能力なんだけど,この1か月近い冬モード自体が長い冬を乗り切る上では重要なんだろうね.
minilogo.png冬の前半を冬モードで過ごすと,貯蜜も節約できるし,働き蜂も実質上年を取らないの,SFの宇宙旅行で人間も冷やしておくみたいなのと同じかな.育児したまま冬を越すと,貯蜜も働き蜂も消耗が激しくなる.冬の育児は,1匹育てるのに必要なエネルギーがほかの季節に較べて莫大なものになるし,花粉が不足すると,筋肉を壊してでもミルクを作ることになる.冬モードを加えたのは,寒い地域に進出した私たちの先祖の知恵だといえるんだけど,それなしでは長い冬を乗り切れなかったから,今受け継がれている血は乗り切れたミツバチのものってことでもあるんだ.

冬はいずれにしてもじっと我慢の時なんだろうけど,使うのを我慢すれば消費は抑えられるというのは節約の原則.それをはるか昔に獲得してたってことだね.
minilogo.pngだてに人間より長く生きているわけではないのでね.人に飼われてる状態ではいろいろ予期しない問題も起きちゃうけど.

巣箱からの出入りがないミツバチを見ると不安になって,何かしたがる人がいるってことかな.ちゃんと冬モードに入っているってことで心配無用といいたい?
minilogo.pngその通り.この時期でも出入りがあるということは,いつまでも育児が続いていて,だとするとミルクの原料や餌となる花粉が不足していくし,35℃という育児モードの熱を維持するために,貯蜜の消費も進んじゃう.それに,働く分,働き蜂も体力的に消耗するしね,ミツバチにとっていいことはひとつもないよ.
不安なのは本当は自分の技術なのに,こっちのせいにしてさ,寒い最中に,巣箱の蓋を開けたり,中を覗くのだけは勘弁して! 本当に風邪引いちゃうよ.


渡辺ェ・渡辺考共著の「近代養蜂」という,この分野の,現状では事実上の最後のすぐれた養蜂指南書があります.古くてご時世的にどうかという部分は多々あるのですが,今一度,越冬のところを読み返してみると,けっこう重要なポイントを,ある意味,科学的にきちんと押さえています.書いた人がちゃんとミツバチと気持ちの通じていた人たちだったということでしょう.見かけ上は飼われている生き物ですが,実際には間借りはしてるけど自活しているのが巣箱のミツバチ.飼育管理と思ってやっていることが,ミツバチから見たらただの迷惑行為にならないようには気をつけたいものです.


posted by みつばち at 20:07| Comment(0) | TrackBack(0) | みつばちたちの秘密 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年03月10日

冒険好きなミツバチ、引きこもりがちなミツバチ

ミツバチの脳には、人と同じ物質があるそうです。
ミツバチファンとしては、なんだかうれしい…(笑)



posted by みつばち at 14:33| Comment(0) | TrackBack(0) | みつばちたちの秘密 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年02月27日

みつばちだって、おいしいものが好き

minilogo.png今日は暖かくなりそうでうれしい〜!

今は、本格的な花の時期をめざして、女王蜂にどんどん卵を産んでもらわなくっちゃ。
卵が孵ったら、幼虫にミルクもあげないと。
なので花粉がたくさん必要なの。

でも、まだまだ咲いている花は限られているから、足りなくなるときもある。
そんな私たちのためにオジサンはこんなものをつくって巣箱に置いてくれるの。

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花粉と大豆の粉などを砂糖水で溶いて、練ったもの。
手作りなのよ。
ハチミツだと気温が低いと固まってしまうから、砂糖水を使うんですって。
この練り具合が微妙で、固いと利用しにくいし、ゆるいと巣に落ちてしまう。
オジサンは一番いい固さに練ってくれるの。

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私たちが増えないと、ハチミツがたくさん採れないから、至れり尽くせりのサービスは当然と思わないこともないけど。。。でも、冬中、暖かく過ごせるようにしてくれたり、ひよどり除けをつけてくれたり、痒いところに手が届くって、こういうことをいうのかも。
ここはとても居心地がよいのよ。オジサンの愛を感じるわね。

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見学に来たLazybeeがなめてみて、「おいしい!」って言ってたわ。
人間の口にも合うみたいね。
私たちって、けっこうグルメでしょ。
だから、本当はおいしい蜜を出してくれるお気に入りの花にだけ行きたいけれど、現実はそうはいかない。
なければ、「あんまり好きじゃないなあ」と思っても行く。
背に腹は代えられないってやつね。

私たちのお気に入りの花が、今年もたくさん咲きますように。
そんな花を選んで植えてくれるらしいから、楽しみ〜。

みつばちさん、三鷹の「みつばちの庭」では、そろそろ在来小松菜(上)とのらぼう菜(下)の花が咲きますよ。お待ちしています。

DSCF5550.jpg DSCF5551.jpg

posted by みつばち at 10:01| Comment(0) | TrackBack(0) | みつばちたちの秘密 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年08月27日

ミツバチのグレートジャーニー その3 船に乗って世界制覇目前

どうやらミツバチは私たちが考えている以上にたくましい生き物で世界制覇も間近かも。

連れていかれたオセアニアやアメリカ大陸では野生化していないんですか?

北米ではヨーロッパから持ち込まれたものが野生化してよく定着している。生態系の維持にも役立っているといわれて、どちらかというと受け入れられている感じで、さすがは移民の国という感じだね.

オセアニアは?

養蜂業者でさえ希少な固有種の多い国立公園からは閉め出されていて,必ずしも歓迎されているわけではないけれど、野生化しているものはいるんじゃないかな。

話はちょっと戻りますが、17、8世紀ごろにオセアニアやアメリカ大陸には、どうやって船に乗せて運んでいったんでしょ。
甲板の上には花は咲いていないわけで・・・


hansen.jpgたとえば、こんな感じの帆船に乗せられた?

ヨーロッパからアメリカまで移民を運んでいた頃の船旅は6〜8週間だったとか。積み荷にミツバチが含まれていた船の名前とかも記録にはあるようだね.船の上でどんなふうにミツバチが過ごしていたかまでは記述がないけれど。でも、飛ばしてたら着くまでには数が減って弱ってしまうかも。よく連れて行ったものだねぇ。

苦労してでも連れていきたいというぐらいヨーロッパの人の暮らしに根ざしていたということなのかなあ。どこかに上陸するたびに巣箱も一緒に上陸させて、飛ばしていたのかも。

ところで最近はトウヨウ系もオーストラリア大陸にいるとか?
それも船をヒッチハイクしていくって本当ですか?


そうそう、オーストラリアでは、ヒッチハイクして来るトウヨウミツバチに手を焼いています。これが結構大問題になっている。

ヒッチハイク!船を渡り歩く?昔と違って1週間ぐらいの船旅なら、どこかに潜んでいられる?
どんな問題が起きるのですか?


最近のミツバチの病気は、もともとトウヨウミツバチに感染する病原菌やダニが、セイヨウミツバチに感染することで重症化する事例が多い。トウヨウミツバチが入ってくるということは、こうした病気の発生リスクが高まることでもある。渡り鳥が鳥インフルエンザを運んでくるのと同じと思えばいいけれど、そんな距離はミツバチは飛べないはず。ところが船に乗ってやってきちゃう。

やるなあ・・・

以前,日本でも川崎の中学校にオオミツバチの巣ができたことがあった。
さすがに太平洋を渡ってアメリカまでは遠いかなあ。南太平洋やグリーンランドも含めて、人為的移動でずいぶん広がったミツバチが,まだ地球上で到達していないのは南極大陸だけじゃないかな。


減ったと騒がれている半面、たくましく生存圏を拡大している一面もあるわけですね。
やはり500万年以上生き抜いてきたミツバチパワーはタダものではない。
22世紀になったら、宇宙船に密航して、月の植物工場に進出、なんてこともあるかも。


人類が絶滅してなきゃ行けそうだね。


posted by みつばち at 07:30| Comment(4) | TrackBack(0) | みつばちたちの秘密 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年08月26日

ミツバチのグレートジャーニー その2 移動が引き起こすもの

さて、前回は北海道以北、南西諸島、小笠原諸島にはニホンミツバチは生息していないという「衝撃の事実」が明らかになりました。

Lazy bee
かつてまったく生息していたことはなかったんですか?


Junbee
日本で見つかっている化石ミツバチにはオオミツバチ系のものも含まれる。温暖な時期にはトウヨウミツバチだけではなくいろいろなミツバチが生息していた可能性はあるよね。その後、最終的には暑いところでも寒いところでもうまくやっていけるような折り合いの付いた生活を選択しているトウヨウミツバチ(ニホンミツバチ)だけが、寒冷な気候を耐え抜いてきた。


現在も北海道にはニホンは持ち込まれていないんですか?

かつて北大の坂上昭一先生(本田睨の「 蜂の群れに人間を見た男―坂上昭一の世界」で紹介されている偉大な蜂の研究者)が研究用に持ち込んだことはある。

今やちょっとした養蜂ブームで、ミツバチがあちこちに移動 させられていますよね。

最近も趣味の方が飼育を試みられるなど、人為的には持ち込まれています。

見晴らしの丘7.jpg

北海道美瑛町見晴らしの丘

坂上先生の頃は時代が時代といえばそれまでだけど、現状での、自然分布を越えた移動をどう見るべきか...

ハナバチが1種類増えるだけ、というほど軽いものではない?

花をめぐってのハナバチ同士の競争は必ず起きる。ミツバチは群れも大きいし、行動半径も広いので,在来のハナバチからすればそれなりの強敵になる。それに,現地に固有な植物には、特定のハナバチをパートナーとして交配を手伝ってもらうものもある。そのハナバチが競争に負けたら、この植物も危ない。ミツバチがこの植物の受粉はしないくせに花蜜はいただいちゃう(盗蜜という)ことが起これば、花は魅力を失って、パートナーのハナバチに見捨てられてしまう。

あるいはミツバチと親和性の高い外来性の植物が繁殖して、植物同士の競争によって固有の植物が影響を受けかねない。一部の事例を除けば、まだまだリスク論ではあるけれど、生態系が大きく移り変わる可能性もあるよ。


自然は常に生き物同士が激しくせめぎ合っていますからねぇ。ほかにもリスクがありそうですね。

そうだね。自然分布域内でも長距離の移動は病気の蔓延や、地域の個体群の遺伝的な特性を薄めちゃうなどの問題につながったり、いろいろリスクがあることは理解して欲しい。
ブラジルでは、50年ほど前に、それまでのヨーロッパ産のセイヨウミツバチを改良して、熱帯への適応性を持たせる目的で、アフリカから人為的にミツバチを持ち込んだ。これが管理下から逃げ出して、やがてキラービーと呼ばれる 凶暴なミツバチへ変身を遂げた(アフリカにいたときから気性は荒かったんだけど)・・・


よほど生存競争が激しかったんでしょうか?気が荒くなっちゃったんですね。

野生の生き物って繁殖力が強いか、攻撃性が強いか、そんなイメージだなあ.アフリカミツバチの繁殖性の高さと気性の荒さが,ヨーロッパ産のミツバチとの混血になっても維持されて、急速に中米を越えて、北米にまで達してしまった。

わずか50年というのがすごいですね。

動物の人為的移動を甘く見ちゃいけない事例のひとつだね。

まあ、人間も戦後65年たって、まったく生活スタイルも変わってしまいましたもんねぇ。
草食系、なんていうのも出てきたし・・・一方で女性パワーがアップしている。ん?ミツバチに近づいてきたのかな?


posted by みつばち at 09:50| Comment(0) | TrackBack(0) | みつばちたちの秘密 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年08月25日

ミツバチのグレートジャーニー その1 発祥の地は東南アジア

かつてオセアニア大陸や南北アメリカ大陸ににミツバチはいなかった!

ミツバチのグレートジャーニーを追跡するぞ!なんて大それたことを考えたのは、この衝撃の事実を知ったから。
でも、いざ、足跡をたどってみるとこれがなかなか難しい。。。なんたって500万年以上にもおよぶのだから。

Lazy bee
オーストラリアにはユーカリのハチミツがあるし、ニュージーランドにはマヌカのハチミツがあるでしょ。
ずっと昔から、アボリジニやマオリの人たちがミツバチと仲良くしていたイメージがあるじゃないですか!


Junbee
と、いわれてもねぇ。それは勝手なイメージで・・・


ミツバチのルーツは人間と同じくアフリカでしょ?

これまた、期待に添えず悪いけれど、ミツバチは種の多様性から、東南アジアに発祥地があるとされているんだよね。
大陸の海水面変化や地形変化と、大陸上のミツバチの移動と気候変動が絡んでくるから、ミツバチの分布拡大経路(世界制覇)は実は単純ではないです。


そ、そうなんだ・・・

worldatlas_500.jpg

↑500万年前の地図がないので、一応、現代の世界地図を参考に。

では、まずはセイヨウミツバチの経路を教えてください。

発祥地からひたすら西に進んだものがペルシャ以西でセイヨウミツバチの先祖となり、ヨーロッパとアフリカとに分かれて入っていった。
ヨーロッパに行ったもののごく一部が人間の手によって家畜化され、やがてオセアニアと南北アメリカに運ばれた。もちろんアジアやヨーロッパ中にも広がっていった。


ということは、ミツバチのアメリカ大陸への上陸は17世紀ごろのこと?

そうだね。北米には17世紀、南米やオセアニアは19世紀。日本には19世紀には来たけれど、他のアジアには20世紀になってから。だから、500万年以上というミツバチの歴史からすればついさっきの話だけどね。

人間がミツバチの世界制覇を大きく後押ししているというわけですね。アフリカに渡ったミツバチのその後は?

アフリカミツバチと呼ばれていて、セイヨウミツバチの亜種群で基本状態は野生。

では、ご本家のトウヨウミツバチは?

現在、北はアムール川流域、東は日本、南はインドネシア、西はアフガニスタンまで到達している。先にペルシャまで行ってセイヨウミツバチの先祖になった連中よりはずっと後になってから追いかけていったので、その時間差が大きいこ ともあって、境界付近での交雑種はないという見解になっている。

セイヨウとトウヨウは犬と猫ほど違うから、交雑しないと聞いたことがあります。

分類学的差異としてはそれほどで離れてはいないよね。実際交尾はできるし、受精卵もできる。発生できないので死んじゃうけど。性格的には犬猫以上の差は感 じるけど、どっちかっていうと、イヌ(室内犬種)とオオカミの差でしょうかね。

なるほど、わかりやすいです。
トウヨウミツバチは、どのように日本に渡ってきたのですか?


アジアにとどまったものの中で多様な種分化が起こり、オオミツバチやコミツバチのようなサイズの極端な連中や、 中サイズのものでも数種のミツバ チに分かれていった。

滅んだものもいるけれど、その中でとりわけ勢力を保ったのがトウヨウミツバチで(他の中型ミツバチはトウヨウミツバチの辺縁 で種分化したもの)、間氷期(氷河期のなかの温暖な時期)にはかなり北側に進出したし、黄海の水面が低く、日本が大陸と陸続きだった頃に朝鮮半島経由で日本に入ったのだろうね。さらに、標高の高いヒマラヤ山脈地帯にも登ったよ。


それはミツバチが巣内の温度を調節する「技術」を持つように進化していったから可能になったことで すか?
たとえば、熱を発生させて温めたり、打ち水をして冷やしたり。


そうだねぇ。彼らが寒冷気候に適応しているということ=寒いところが好き(得意)ということではない可能性 は高い。つまり暑いところも好き(得意)。

オンナって適応能力が高いですから。

このトウヨウミツバチ(=ニホンミツバチ)の 寒冷地適応は「足るを知る」的生き方の副産物かも知れないなあ。

足るを知るかあ・・・人間も学ばないとね。だからニホンミツバチは性格が温和なのかな。
ニホンミツバチは日本に広く分布しているんですよね!


いや、青森が北限だし、南西諸島や小笠原諸島にはいないよ。

ということは北海道にはいない!
またしても衝撃の事実。


いや、衝撃じゃないって・・・前にブログにも書いたし・・・物忘れが激しいんじゃないの?

重要なことは何度でも繰り返せばよいのです!


posted by みつばち at 10:12| Comment(6) | TrackBack(0) | みつばちたちの秘密 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年08月19日

あえて過酷な道を選んだミツバチ

ミツバチを研究している人にとっては「当たり前の知識」が、私たちメンバーにとっては「!」なことが多々あります。
そんな「!」や「?」をミツバチにとっても詳しい(当たり前か)Junbeeさんに聞く「みつばちたちの秘密」です。
********


Lazy bee
事務局長のクロちゃんが、ミツバチとほかのハナバチの形状的な違いを3回にわたって書いてくれました。
私も、最初はヒゲナガとニホンミツバチを間違えちゃった。今はもう大丈夫!

最近はあまり見かけなくなったけれど、初夏のころ、クマバチが道の真ん中でホバリングしていて、歩いていると追いかけてくる。
体が大きいものだから、ちょっと怖かった。
でも、刺さないんでしょ?


DSCF0799.jpg


Junbee
あれはメスを待っているオス。ホバリングしながら、メスを探していて、仲良くしようと待ち構えている。道を歩いてくるやつはすべて「ヒトの恋路を邪魔するヤツ」なわけ。クマバチは刺すことはほとんどないでしょ。平和なヤツですよ。


あらーっ!そうだったの。悪いことしちゃったな。
そういえば、初夏のころ、ずいぶんたくさんハナバチは来ているのに、ミツバチには会えない、ということがよくあったんですよ。特に都会の緑の少ない場所で。
クマバチやハキリバチはいるのに、どうしてミツバチはいないんですか?


ミツバチ以外の連中は、年間の1〜数ヶ月だけ活動していて、あとは眠っているからねぇ…。

眠っている?

ミツバチ以外のハナバチは、起きている時間を基本的に花が豊かな時期に同調させている。だから、まわりが園芸植物となっても利用できる種類も多いから、ある程度食料が確保される。
おまけに大きな群れは作らないから、自分の子育て用の花があればOK。ミツバチの働き蜂10匹分の稼ぎで充分というくらいのやつもいるほどだよ。


DSCF1402.jpg


なんと驚きの事実です!年間数か月しか働かないなんて、なんちゅーやつらでしょ。急にヒゲナガとかクマバチの見かたが変わっちゃいました。

だから、都心でも、ある程度緑地があれば、細々とその狭い土地でやっていける。その点でミツバチの方が明らかにシビアだよね。
冬は蓄えで過ごすにしても年間花が必要でしょ。
大きな群れだから半端な花の量じゃあやっていけないから、採餌に飛ぶ距離も長くなる。ミツバチは、時空間を最大限利用することにしちゃったので周辺環境の影響を実はもろに食らう。

 
私たち人間が周辺環境を激減させていますからねぇ。

年サイクルを持つ=つまり時間方向に拡大された生き方というところも、他のハナバチとはちがう部分なんだよね。1年の大半はなかったことにできるハナバチに較べて、12か月それぞれ何かしらなければならない。
その生活史を持ったことを後悔させないように人間は人間でできることをしてあげたいものだね。


1年間、ずっと食料=花を確保するというのは大変なことですよねぇ。

人間をやっていると見えにくいけど、一般的に生き物は時空間の生息しやすいところで生息しようとする。
寿命の長い連中は時間的なことはどうにもできないけれど、冬眠するほ乳類は結構いるでしょ。
生きていくためのコストが少しでも繁殖性を上回れば絶滅するしかないので、常にコストをどう節約するかが命題。
ミツバチは自分で生息可能な環境を時間的に延長=餌がない冬のために巣に食料を貯えた、
空間的に拡大=群れを巨大化して広範な植物を利用できる採餌戦略をとったということ。
その能力を人間に見込まれたのが今は悔やまれるけれどね。


巣箱をどこに置こうと、とにかく巣を維持するために最大限の努力をする。それが本能なんですね。そこを人間が利用する。
最近は、その本能がゆえにコンクリートジャングルで人間様のためにハチミツを採る過酷な労働を強いられているという群れもいたりして・・・


彼らの生存戦略が想定していた環境が失われれば、どんな生き物でも滅びる。ぎりぎりまではミツバチは耐えるでしょうけれどね。
ミツバチの異変で人間が自分の身に降りかかる危険を察知して自分たちのために行動するのではなく、純粋にミツバチに何かする気持ちを持てないと、実は人間の方が先に逝くことになるかも知れない。
人間は繁殖性をコストが上回っているのに生きている変な動物。それだけ地球を食いつぶしているってことだから。


ミツバチから見えてくる本当の危機のポイントはここなんですよねー。

そうだね。
まあ、人間のおかげで自力ではたどり着けなかった大陸に進出したという面もあるけれどね…


あ、例のアメリカ大陸、オーストラリア大陸にはミツバチは生息していなかったっていう衝撃の事実ですね!

衝撃かなあ・・・

十分衝撃です! おまけに船をヒッチハイクしていくって…
では、これについては次回に。
ミツバチのグレートジャーニーですよ!世界制覇への道っ!


のってるなあ…




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2010年04月04日

満開の差

ニュースを見れば桜.
寒い日もありますが,春ですね.

うちの目の前の桜も満開です.
_IGP7134 - コピー.JPG


毎年ここで写真を撮るのですが
今年になって初めて,ミツバチが訪れていることに気がつきました.
_IGP7163 - コピー.JPG



でも訪花しているミツバチは2匹程度.
たくさんの花があるのにどうして?



去年の夏に気がついたのですが,
ミツバチが利用したい花の時期と
人が思う満開の時期とには,差があるようです.

人が見て
「満開できれいだわ」と思っても
ミツバチにとってそれがベストとは限らない.

花の種類によって様々で,
蜜や花粉が出るベストな時期を選んでいるのだと思われます.
もちろん,人間の満開と一致する花もあるでしょう.




桜の場合は,満開よりも少し散り始めた頃が
ミツバチたちのお花見シーズンのようです.
きれいだと思っているかは別として…^^;

その頃にまた観察したいと思います.
_IGP7155 - コピー.JPG

桜から羽音が聞こえる日は近い…?
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2010年02月10日

みつばちほど平和な生き物はいないのに・・・

私は、今まで幸運にもミツバチに刺されたことがありません。
「一度刺されてごらんなさいよ。かわいい〜とか言ってられないから」と某養蜂家に言われたことがあります。

やだ、痛そうだから、刺されたくないし、ずっとかわいい〜とか言っていたいし。

巣箱の前でものすごく近寄って接写していても、彼女たちはとっても忙しそうで、ほとんど寄ってもこないです。

東京朝市で出店中には、お店に来て、販売していたハチミツのボトルでうろうろしたりしていたけれど、ぜんぜん平気でした。

なにより、こーんなことだってできます。

2008_0512bee0016

でも、怖いという人もやはり多いようです。それは仕方がないです。だって、私は刺したりしないのに、ゴキブリはすごく怖いですから。ん?なぜなんだろう・・・。怖いというよりも、気持ち悪いのか( ̄◆ ̄;)

実はミツバチほど平和な生き物はいない!のです。
だってミツバチの食糧は、花粉と花蜜でしょ。それをいただきながらも、花を受粉して、いわば食糧を再生産しているのですから。持続性のものすごく高い生き物。それを私たち人類が出現する前にすでに確立していました。持続可能性は証明されているというわけです。

でも、そのミツバチを追い詰めているんだから、人類は終わるぞ!と脅されても反論できません。

お尻に小さな針を隠し持って、いざというときには武器にする。でも使えば一度切り。自らも命を落とすのです。ね、愛おしくなってくるでしょ?

posted by みつばち at 12:30| Comment(0) | TrackBack(0) | みつばちたちの秘密 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年08月31日

スズメバチの季節

夏の終わりはみつばちの天敵スズメバチの季節となります。

虫愛ずる一の姫(単に年齢順。一番今のところ若い。女子大生だもん)のKちゃんは、このところ巣箱の前でカメラを構えて決定的瞬間を狙っている。

その写真を承諾を得て借りてみました。

Suzume4

なんとスズメバチは、巣門(巣の入り口)にいるみつばちたちをこんなふうにホバリングしながら、狙っているそうです。
毎日、午後3時ごろから、恐怖の時間が始まる・・・

飛んでくる、あるいは飛んでいくみつばちだけを狙っていて、なぜかこの巣の入り口にたむろしているみつばちたちを襲ってはこないとか。
当然、弱って巣から落ちてしまうみつばちも狙われる。

おお、コワ・・・

Bujikikan

必死になって戻ってくるみつばち。この子はどうやら無事に巣に辿りつけたみたい。。。

Suzume

がんばって! もう少し!

Suzume2

あ、だめだ!つかまる!

人攫いならぬ、蜂攫い。

Suzumebachi

スズメバチも必死です。

スズメバチは、「あ!」とつい言ってしまうほど、素早くさらっていくそうです。

自然界では、今日も死闘が繰り広げられています。

それにしても、勇敢なKちゃんです。
スズメバチがブンブン飛んでいる中でカメラを構えているんですから。

刺されないようにくれぐれも気をつけてね。

タグ:スズメバチ
posted by みつばち at 21:43| Comment(0) | TrackBack(0) | みつばちたちの秘密 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年08月22日

みつばちは花粉で増える

いつも花粉回収に行ってくれているKちゃんが急に行けなくなったのでお願い!ということで先日、花粉回収の任務を初完了してきました。

花粉を回収すればいいんでしょ?

と夕方、出向いたら、みつばちのみなさん、花粉箱にびっしり集まっておられました。
なるほど、マミヤさんが言っていたのはこのことか。。。
巣箱の中が暑いから、涼んでいるだけ、とは先生から聞いていたものの、こんなにたくさん涼んでいるとはかなりたじろぐ。

たじろぎすぎて画像を撮るのを忘れるほど。

Kafun

↑これはKちゃんが回収中の様子。7月上旬のもの。

しっかり面布をつけて、ゴム手袋をして、いざ、出陣!みたいな状態でそーっと花粉箱を引き抜いてみたものの、みつばちたちも一緒。おまけにたまった花粉の中に入ってくるのもいる。

箱を手に持って、巣から、少しずつ遠ざけてみたら、3分の2ぐらいは離れてくれたのでそのまま、待ってみることに。ところがここは藪の中。蚊の攻撃が始まり、まあ、防備しているとはいえ、なるべく早く終わらせたい。

葉っぱにそっと近づけて移動してもらったりして、ようやく任務完了。
後でKちゃんに聞いたら、箱を巣箱の上に乗せて、トントンと軽く叩いてやれば、かなり離れてくれるとのこと。後は指でそっと追い立てるとか。なるほど。さすが農学部の学生だけのことはある!

当然のことながら、みつばちは飼われているという意識がない。そういう生き物を相手にするというのはありそうでないことだなあ。。。とふと思う。野生(厳密に言うと野生じゃないけど)と対峙するひとときなのだ(って大げさな)

というようにTHCでは花粉を採集しているわけだけれど、これにはふかーいわけがあるというのが最近、ようやくわかってきたのです。

中村先生は、みつばち[E:heart]の人だし、みつばちの生態を研究している方なので、次々に私たちTHCのメンバーにとって「!」な話が出てくる。
先生にしても、どの話が我々にとって「!」な話なのか、我々にとっては先生のどの部分を押せば「!」な話が飛び出してくるのか、よくわからない。だから、いろいろな話をしているうちに突然、ほぼ全員「!」と衝撃が走るときがある。

最近では、それがこの一言。
「みつばちは花粉で増える」

いやー、そうだったんだねぇ!!!となるわけです。

だから、みつばちたちは花粉箱から立ち去ってくれないのか?
いや、やはり涼んでいるだけ、らしいんですよねぇ。。。

みつばちが夕涼みする、これだけでも「!」な話なんですけど。

posted by みつばち at 18:11| Comment(0) | TrackBack(0) | みつばちたちの秘密 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年06月18日

ローヤルゼリーは太る?!

ローヤルゼリーといえば、若返り、お肌ぷりぷり、そんなイメージだったけれど、女王蜂を太らせるという副作用があるんですって!

女王蜂は一日に卵を1000個以上産みます。ほぼ自分の体重分に相当する卵です。
そのためには栄養を摂る必要があり、それがローヤルゼリーというわけ。
どれくらい摂取しているかといえば、人間に換算すると、50kgの体重の人が毎時間2.5kg!

卵を産みつづけるって大変…。

パワーいりますよね。

1000個の卵でそのカロリーを消費しているわけだけれど、それでもかなり太るそうです。だから分封が近づくと、働き蜂からシェイプアップを促され、体を軽くして、「そろそろ、参りましょう…」と促され、旅立つらしい。

新しい巣にたどり着けば、また、毎日1000個以上の産卵の日々。
では、卵をどれくらいの間隔で産むかといえば、20分間卵産んで,40分間を睡眠と食事にあてる。これを一生続けるのです。
女王蜂も大変です。卵工場みたいなもんですもんね。

毎日、これだけの労力を使っていても、太るというのは、副作用としてかなり強烈じゃない?

人間は、ローヤルゼリーをちょっといただいて、そのパワーを取り込むだけ、ということが果たしてできるのかしら?
どなたかローヤルゼリーを摂取して太ったという方、おられませんか?
毎時2.5kgも摂取できるわけもないから、意味のない杞憂ではありますが(笑)



posted by みつばち at 18:40| Comment(0) | TrackBack(0) | みつばちたちの秘密 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年04月14日

猫にまたたび、みつばちにキンリョウヘン

カフェスローから、「キンリョウヘンの蕾が膨らんでいます!」との一報が入り、昨日、お天気のよいうちにと慌てて巣箱の横に設置してきました。

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猫にまたたびといいますが、日本みつばちはなぜかキンリョウヘンという蘭の一種の香りに弱いのです。網が被せてあるのは蘭が受粉してしまうと香りが出ないからです。

花を飛び回っていた日本みつばちが香りが漂う方へ吸い寄せられて…
「あら、こんなところに快適そうなおうちが・・・入ってみようかしら・・・うーん、いい感じ。広さもちょうどいいし、仲間に知らせよう」
とまあ、そんなふうに事がスムーズにいけば、めだたくご入居ということになるわけです。

果たして国分寺に日本みつばちは生息しているのか。
ちゃんと群を増やして、分封できるのか。

あ、分封とは、群の数が増える今ごろ、古い女王が半分の仲間を連れて巣別れすることです。このときがご入居のチャンス!なのです。
入ってくれるといいなあ。
会員さんたちと、毎日ドキドキ、ワクワクしています。
一緒にドキドキしたい方は、メールでお知らせくださいね。

テレビや新聞では、ミツバチがいない!果樹が受粉できない!という内容の報道が目につきます。みつばちの役割に気づくことで生態系の精緻なバランスの上に私たちの暮らしがあるということを多くの人に知ってもらうよい機会になっています。が、欧米でも蜂群崩壊症候群(CCD)によるミツバチが消える!という状況が発生しており、とても不安です。

小さな小さなミツバチたちの営みに寄り添ってみたら、何が見えてくるのでしょうか。

posted by みつばち at 11:14| Comment(0) | TrackBack(0) | みつばちたちの秘密 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年05月13日

恒例の手乗りミツバチ!

昨日は寒かったですね〜。
いつもは3月下旬に盛岡から皇居前のビルの屋上にやってきた直後にみつばちたちにご挨拶のため訪問しているのですが、今年は今ごろになってしまいました。

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早速、恒例の手乗りみつばち!

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ハチミツに夢中になっているうちに撮らなくっちゃ。
焦ると接写の焦点がなかなか合わない。
でも、下手な鉄砲、数うちゃ当たるで、こんなベストショットをゲット。
日本みつばちです。からだが黒いでしょ?

採れたての日本みつばちのはちみつです。
水分がしっかり飛ばされているので、かなり濃い目のはちみつになっています。

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どうしてこんなのがあるか…
専用の巣箱を完成させたとか。

西洋みつばちの半分の大きさの巣箱なので、通常の遠心分離機が使えず、人間遠心分離機で。

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笑っちゃいました。
でも、なんか飼えそうな予感。
まあ、定住してくれるかどうかが一番問題なんですけれどね。

posted by みつばち at 11:13| Comment(0) | TrackBack(0) | みつばちたちの秘密 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年03月17日

命がけ、いえいえ命と引き換えです

昨日、NHKの「ダーウィンが来た!」でミツバチの交尾の瞬間を捉えた映像を放送していましたね。
聞いてはいたものの、観るのは初めてだったので、おお!と思いました。
録画できなかったのが残念!

本当に交尾した瞬間に雄は内臓が出てしまっていました。
オスは普段は無芸大食で、まさにこの瞬間だけに存在しているわけです。
命がけの子づくりというよりも、命と引き換えです。

働きハチはハチで常に働いているわけだし、
女王蜂はせっせと卵を産みつけているわけだし、
ミツバチたちの喜びって何なんだろう・・・
花びらに包まれて蜜を吸っているときなのかしら。
巣の中で仲間とひしめき合って、貯めた蜜を舐めているとき?
そんなことを考えるのは人間だけなんでしょうねぇ。

人間はできちゃった結婚ですもんねぇ・・・。

(このところスパムメールが多いのでコメントを閉鎖しました。
コメントなどありましたら、直接LJ21のメールに送ってくださいね)

posted by みつばち at 14:04| Comment(0) | TrackBack(0) | みつばちたちの秘密 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年03月09日

見習いたいみつばちの社会

ご無沙汰していました。
相変わらず、仕事であっちこっちをうろうろしています。
昨日は房総半島の館山、千倉、鴨川あたりをうろうろ。
川津桜が満開でした。

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そして、今日は立川の農家さんで養蜂をされている方をお訪ねしてきました。

かねてより、みつばちたちの社会は無駄がない、シンプル、持続可能だと常々感心すること多しだけれど、今日はまた、「目からウロコ」ネタを仕入れました。
なんと分封するときに新しい女王のもとに残るのは子どもたちと年寄りだそうで、古い女王と一緒に旅立つのは若い働きざかりのみつばちだとのこと。

新しい女王のもとには今まで溜めた蜜があるから、
年寄りが子どもたちを育てる余裕がある。
その中でちゃんと生きていくための必要不可欠な情報を伝えていくことができる。

古い女王一行は、すぐに新しい巣をつくる場を見つけて、巣作りをしなければならないから、働き盛りでないと困るというわけ。

す、すごい。
なんと理に適っているのでしょう!

みつばちは人類に先立つこと300万年以上、500万年前には地球上にいました。
300万年の年の差は大きいです。
持続可能なみつばちの社会には、まだまだ学ぶことが多そうです。

posted by みつばち at 22:11| Comment(0) | TrackBack(0) | みつばちたちの秘密 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年10月28日

みつばちは家畜?

26日に玉川大学で開催された生き物文化誌学会に参加してきました。
今回の学会のテーマは「みつばちは家畜になったのか」でした。

法律の上では家畜だけれど、ど、どうなんだ?
家畜というのは、農業生産に役立つ、人の管理下に置かれた所有者がいる動物のことだそうです。
とすると、みつばちは家畜なのか…

発表者は、当クラブ顧問の中村教授でした。
みつばちは人類に先立つこと300万年以上、500万年前にすでにこの世界でブンブン飛んでいたそうです。以来、みつばちはほとんど姿を変えず、生態も変わっていないとか。

す、すごい。

脳の容積は人の1万分の1だけれど、体重は50万分の1だから…えっと…

とにかく意外に脳が大きいのです。

私としては、中村先生がおしゃっていた「家畜として飼われていることでみつばちはほとんど不利益を被っていないどころか、野生を維持しつつ、利益も得ている。おまけに人の保護者性まで刺激して、たくさん蜜を採れるように世話させている。よって、飼われているのは人かも」という説に楽しく納得したのでした。

学会などは普段ご縁がないのですが、みつばちが今回は主役のせいか、ほんわかした雰囲気の学会でした。

みつばちのことを「かわいい」と言い始めたら、「もう、あなたは抜け出せない…」(笑)
懇親会では、会場で会った顔見知りの方々とそんなことを言い合っていました。

私は、かわいいと思ってしまうんですよねー。
「まだ、刺されていないから」というご意見もあります(笑)

posted by みつばち at 23:40| Comment(0) | TrackBack(0) | みつばちたちの秘密 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年09月25日

みつばちの羽音があふれる村

9月22日は、この秋の3シリーズの第1回目を開催しました。
はちみつブームの火付け役ともいえるラベイユの白仁田雄二社長のお話は、期待通りとても楽しく、刺激的な内容で、参加者全員大満足でした。

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フランス、イタリアをはじめ、スペイン、ギリシャ、ハンガリー、ブルガリア、オーストラリアなど、世界中をはちみつの買い付けで飛び回っておられる白仁田さんならではの貴重なお話ばかりでした。

採れたままの風味を食卓へ、という師と仰ぐフランスの養蜂家ぺルノー氏の言葉を守り、厳しいチェックと管理を徹底されている様子がよく伝わってきました。

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試食にいただいたラベンダーのはちみつはそれを物語るようなおいしさでうっとりしました。
プロヴァンス地方の村はラベンダーの花の季節には、村がラベンダー色に染まってしまうほど。そして、村に入って耳を澄ますとみつばちの羽音が聞こえてくるそうです。
それもそのはず!なんと10万箱、30億匹のみつばちが忙しくラベンダーの花の間を飛び回っているのですから。

だからこそ、ラベンダーの単花蜜が手に入るというわけです。
農業国フランスを物語る素敵なお話でした。

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このほかにも、すぐにでも飛んでいって食べたくなるようなはちみつのスイーツのこと、ギリシャがなぜ世界一のはちみつ王国なのか、オーロラ色に輝くクリスマスツリーのはちみつの話などなど、興味の尽きないお話ばかりで時間のたつのを忘れました。

ギリシャのタイムと、イタリアの栗のはちみつを試食した後に、思いがけず世界で一番香気なはちみつと言われているレザーウッドのはちみつも試食させていただきました。

はちみつはワインと同じようにテロワール、すなわち風土と密接な関係のある食べものの一つだと思うからこそ、ローカル・ジャンクション21の活動の一つとして取り組んできました。今回は、その思いをより強くすることになり、もっとはちみつを好きになりました。そして、みつばちへの感謝の心も増したように思います。

ワインとの違いは、唯一、ヴィンテージがないことです。
はちみつは、2年以内に賞味した方が、風味や味わいがやはりよいようですよ。
消費は3000年経っても可能ですが(笑)

次回はニュージーランドのはちみつについて、コンビタ・ジャパンの原田社長からお話をお伺いします。
10月14日(日曜日)午後6時半から、会場は同じく明日館です。
ご参加のお申込みは、メールでお願いします。

10月27日(土曜日)は、日本にはまだ入ってきていないネパールのはちみつについて、現地の養蜂家の方からお話をうかがいます。希少なはちみつの試食もあり!
こちらもご参加のお申込みはメールでお願いします。
会場は、国分寺のカフェスローで、14:00〜です。
参加費は1500円。

posted by みつばち at 12:54| Comment(0) | TrackBack(0) | みつばちたちの秘密 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする