2020年02月20日

第42回ミツバチ科学研究会

ハリナシバチは防衛省

2020年2月15日(土)
玉川大学 University Concert Hall 2016にて開催

2年ぶりのみつばち研究会。
ブラジルハリナシバチの研究発表。
なんと、ハリナシバチはプロポリスを付けて出巣。そして、1分で戻って来る。
同じ巣の採蜜蜂は、14分くらい巣を離れるというのに、何のため!?
どうやら、プロポリスを身に纏い、天敵をブロック‼
臭いで敵を遠ざけ、万が一、自身の身を喰われようとも不味いと思わせ、家族や子孫を守る。セルフディフェンスが行き届いた真社会性昆虫…
何という叡智‼

そして、同じくブラジルのクマバチは、訪花済みの花を避けていることが判った。花蜜分泌速度が高い時間帯は頻度も高いことが判明。うまく行動してるよねぇ。

森林ジャーナリストの方による講演は、森林破壊は縄文時代から行われていたという衝撃の事実。焼き畑や仏教伝来による寺院建立。
そして、現在。広葉樹を切って針葉樹を植える現代人。森林は変わった。
この国の未来は如何に…。


そして、西洋みつばち伝来の歴史まで勉強。輸入したのは、江戸幕府の官軍出身の若者だった。米国に亡命、ほとぼりが覚めるのを待って、王蜂を連れて帰った。
最初に日本へ到着した蜂は、現在の新宿御苑で飼育された。
増えた蜂は、小笠原諸島や宮内庁に渡って行った。

いろんな事が勉強になりました。
発表された皆様、ありがとうございます。



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posted by みつばち at 21:23| Comment(0) | みつばち百花プロジェクト | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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