間もなく国立蜜源ガーデンづくり再開です。
昨年に引き続き、今年も蜜源・花粉源植物はもちろん、その可能性となる花を育て、実際にミツバチが来るかどうかを検証していきます。
今年、再度挑戦するのは「綿」です。
昨年、栽培してみたのはクリスマスツリーの飾りとして売られていた綿毛の中にあった種でした。
「土に還してあげよう」そんな気分で種を蒔いてみました。
綿といえばアオイ科。ハイビスカスのような美しい花が咲きました。

残念ながら、ミツバチの訪花は確認できず。ギリシャでは綿蜜があるのですが…。
花の量が足りなかったのか、品種があまり蜜を出さないものだったのか…
なにがお気に召さなかったのか…みつばち百花としては、ここは検証だ!と再度挑戦することにしました。
もともと自家受粉の花なので、昆虫たちに対して、あまり媚びていないのかもしれません。
「来たいなら、来なさいよ」
みたいな感じ?(-_ -;)
再度栽培するのにはもう一つ理由が…。
ほら、このコットンボールのかわいいこと!!!
ふわふわ、ふかふか


みつばち百花では、このコットンで糸を紡ぎ、蜜蝋キャンドルの芯に活用しようと試みることにしたのです。
蜜蝋も、芯も、ガーデン製なんて、ステキでしょ!
こんな楽しみが見つけられるのも、ミツバチと一緒だからこそ。
みつばち百花綿プロジェクトのリーダーはメリッサさん。
早速、糸にするために先日、ガーデンを飛び出して、東小金井にある東京農工大学科学博物館友の会によるサークル作品展に行ってきました。

このサークルは、型絵染、絹、藍染、織物、手編み、手紡ぎなどの手仕事を4年間学ぶというもの。実際に手紡ぎを見てみるには最適の展示会です。
実際の手紡ぎでは、脱脂綿のような塊の毛をスピンドルという専用器具を用いて1本の糸にするのを体験。
材料は羊毛だったけれど、綿でもできるそうなので、メリッサリーダーは実現可能!との手ごたえを感じたとのこと。
今年は、白いコットンボールも植えてみるつもり。
昨年秋にはベニバナの種を蒔いて、芽が出ているので、染色もできるかも?と、「1本の糸」から夢を紡ぐ期待が膨らみます。
ミツバチと同じく春が待ち遠しい百花メンバーなのでした。
【みつばち百花PT@国立(くにたち蜜源ガーデン)の最新記事】
私も綿花を育て始めて2年目になります。
昨年植えた綿花を越冬させ、2年目の綿を
只今、ベランダと室内とで育てています。
只今、花が咲き、実が膨らみ、早いものは、すでに綿がはじけ始めていますが、
途中、実が膨らまず落ちてしまうものもあり、
その落ちた花にべたっとした蜜があることに気づき、嘗めてみたところ、甘く・・
はじめて綿に蜜があることに気が付きました。
そこで、綿蜜を検索したところ、
こちらのサイトをみつけ、綿花でハチミツをとるとあったので、その後、どうなのだろう?と気になり突然ですがコメントをさせていただきました。
ちなみに・・私が蜜を感じた綿花は
和綿の真岡木綿です。
綿花の蕾には、アリンコやテントウムシがよくやってきますが、
ミツバチが直接 綿花から蜜を採取しているところは見たことはありません。
綿をいろんな方法で育てているため
(水耕栽培、砂地栽培など)ハチミツが取れるならばと・・とっても興味があります。
できれば”その後”を教えていただければうれしいです。
私たちも、ミツバチとの関係を検証したかったので、次の年も、綿の栽培にトライしたのですが、残念ながら、綿がうまく育たず、その後、違う花を植えてしまったので、結果を得ていません。