2010年05月10日

きれいな花には…しゃくなげのハチミツ

しゃくなげの花はそろそろ終わりごろでしょうか。

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シャクナゲは蜜源植物の一つ。ただし、毒のあるものもあり、トルコの黒海沿岸地域では、ギリシャやローマ軍の侵攻をこのハチミツで防いだというエピソードがあります。道路脇にハチミツの入ったツボをぶら下げ、進軍してきた兵士がこれを食べて「酔った」ところを少数の兵士で襲ったとか。

もともとシャクナゲを含むツツジの仲間に有毒植物が多いことは馬酔木(アセビ)などでもおなじみです。
ヒマラヤオオミツバチのハチミツを食べると「酔う」といいますが、これも蜜源の一つにネパールの国花でもある赤いラリグラス(ヒマラヤシャクナゲ)が含まれているからとか。

ハチミツ自体での死亡例はたぶん極めて希で、日本でのホツツジハチミツ中毒も、3日ほど意識がなくなるものの予後はよいということです。
(といわれると、なんだかそそられるハチミツです)

以前、このブログでご紹介したイタリア・アオスタ州にある、Gran Pradiso国立公園で採種された野生のしゃくなげのはちみつです。

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日本に、イタリアのスローフード運動を紹介したジャーナリストの島村菜津さん(旧東京はちみつクラブの発起人の一人)に「とてもいいハチミツを手に入れたのよ」と小分けしていただきました。Gran Pradisoとは、偉大なる天国という意味。その天国は、トリノの北、ミラノから高速バスで2時間半のところにあるそうです。Mario Biancoさんという、これまた偉大な養蜂家によるMaster of Foodという賞を受賞したはちみつだそうで、なんだか天国の滴という感じです。
今まで食べたどれとも違う、まさに黄金の味。濃厚でいて、上品で、個性があって、クセがない、なんとも上質な甘さです。
イタリアンなみつばちさんたちとマリオさんに感謝!

しゃくなげ、あるときは悪魔のような、あるときは天使のような、いろいろな顔を持つ美女みたいな花ですね。

この記事へのコメント
ちなみにネパールのラリグラスは,薬草としても認知されていて,民間療法では利用されています(毒か薬かはさじ加減ってやつですが).
毒性分はグラヤトキシンでやはり致命率は低いとか.
これを紹介しているサイトで事例紹介があり,坂岡真の「照れ降れ長屋風聞帳 あやめ河岸」の一節が(ここではグラヤトキシンを含むレンゲツツジが題材)...
「ふっ、ちょっと見はおなじに見える可憐な花でも、毒をふくんでおることがままある。おなごもいっしょじゃ、不器用なおぬしに教訓を垂れてやったまでよ」
http://www.drugsinfo.jp/2007/10/05-163400
まあ,考えることは誰しも同じ?
Posted by Junbee at 2010年05月10日 17:58
毒あるんだ
Posted by ミルキー・ウエーブ at 2013年08月24日 16:29
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