まず、その第1弾として、イチゴをテーマにした事例の調査をすることにしました。なぜなら、イチゴはもっともミツバチが活躍している作物のひとつだからです。
イチゴはミツバチがいないときれいなイチゴの形にならないのです。
この花の真ん中がポイントです。
ほら、中心はもうイチゴの形をしているでしょ?
この花も、両端の緑のイチゴも、受粉が完了して大きくふくらみはじめています。
こうなるためには、こんなふうに、
ミツバチがくるくる回って、受粉をしなければなりません。
周り方が少なくて、ひとつひとつの種の部分がちゃんと受粉できないと形がこんなふうにいびつになってしまいます。味は変わらないけれど、イチゴはやはりイチゴの形になっていないと売り物になりません。
人の手による受粉では、きれいなイチゴの形にできないそうです。
ところが、イチゴは蜜も花粉もとても少ない花でミツバチにとっては、たくさん働かなければならない植物です。
だから、11月ごろから5月ごろまで、温度差の激しいハウスの中でずっと働くミツバチにとっては、かなり過酷な労働になっているのが現状です。
次回は、ミツバチのために花を植えるイチゴ農家訪問記 その2 農家とミツバチの関係 をお伝えします。
訪問したのは、福島県矢祭町のミツバチ菜花クラブのイチゴハウス。
ミツバチがぶんぶん飛び交うハウスの中で、楽しくて興奮状態になるのはみつばち百花のメンバーくらい?
夢中でシャッターを切りつつ、しっかりイチゴも食べました。
採れたては、やはり最高においしい!!!
面布もなしで、接写を繰り返したにもかかわらず、全員刺されることなく、視察を完了しました。