2007年11月01日

ネパールでがんばるトウヨウミツバチは日本みつばちの親戚

10月27日に開催した蜜会2007秋のシリーズ最終回は「ネパールのはちみつ事情」でした。
ゲストにドイツ技術協力公社、ネパール事務所民業振興事業部門のスレンドラ ラジ ジョシさんをお迎えして、幻のはちみつをしっかり味わってしまおうというスペシャル企画です。

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カフェスローの2Fのスペースでの開催で、薄暗い上にどしゃぶりの雨の音が聞こえ、今回は人数も少人数限定だったこともあり、いつもにもまして妖しげな蜜会の雰囲気になりました。

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幻のなんとかはたくさんあるけれど(幻、多すぎ)、ヒマラヤオオミツバチのはちみつは正真正銘の幻です。
標高1200mの高地に生息していて、崖の岩の間に巣をつくるので、取りに行くのは命がけです。

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一番手前の白いはちみつが、その幻です。ね、なんとなくマボロシっぽい白さでしょ?
味は舌触りは濃厚だけれど、甘さはあっさりしています。クセがないです。
とにかくこの白さに驚きでした。

ネパールには、ヒマラヤオオミツバチのほか、オオミツバチ、トウヨウミツバチ、セイヨウミツバチ、コミツバチ、ハリナシバチといろいろな種類がいます。驚いたのはトウヨウミツバチのはちみつが主流であることです。要するに日本みつばちの近い親戚です。山岳地帯が多いネパールでは、セイヨウミツバチよりもトウヨウミツバチの方が飼いやすいようです。
でも、40%ぐらいは逃げてしまうそうで、日本みつばちと一緒だ!と親しみを感じました。

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ずらりと並んだはちみつは右から
ヒマラヤオオミツバチ(ほかの3倍ぐらいの値段らしい)
トウヨウミツバチによるチウリハニー(インドバターの木)
セイヨウミツバチによるチウリハニー(インドバターの木)
トウヨウミツバチによる甘露蜜
トウヨウミツバチによるルディロハニー(しそ科の花)
トウヨウミツバチによる百花蜜
トウヨウミツバチによる百花蜜(土地:ポカラ)

トウヨウミツバチのはちみつはいずれもちょっと薬っぽいです。漢方といった感じ。
その分、慣れるとクセになりそうな予感も。
ネパールでは、アユルベーダで強壮剤として使われたり、ヒンドゥー教で神に捧げる飲み物に使ったり、
祭礼、宗教儀式、切り傷や火傷、創傷の治療に使われていおり、
補助食品としてよりも医薬品としての利用が多いとのことでした。

日本には、まだ、ほとんど入っていないそうです。
まだ、品質の基準が確立されていないことが大きな理由のようです。

トウヨウミツバチががんばっているネパール。
いつか行ってみたいとみんなで盛り上がりました。

そうそう、台風の大雨の中、参加のご希望をいただいていた会員さんたち、全員参加でした。
みんなでだらだら、のんびり、まさにカフェ・スローしながら、楽しく過ごしました。

某出版社から来春、はちみつとみつばちの楽しい本が出るそうで、編集部の方も飛び入り参加されていましたよ。
楽しみですね。

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