2005年06月25日

ハチミツ用スプーンはこれ!

いろいろ使ってみましたが、今、一番のお気に入りはこれです。
この春、黒川温泉のショップで見つけた漆塗りの小さなスプーンです。

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これだと、まず、舌触りがとてもいい。最近は普段の食事や料理のときにも漆塗りや、湯布院にある「アトリエとき」の木のスプーンを使っています。軽いし、熱が通らないので持ちやすいし、なにより口当たり、舌触りがやさしくて、ほっとするのです。動作までなんとなくのんびりした動きになるから不思議です。でも、とにかくなによりも気に入った点は、料理の味が変わらないこと、です。

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ステンレスのものは、冷たいだけでなく、カチカチと容器に当る音が気になりますし、味が変容してしまうような気がします。これは木や漆塗りのスプーンを使いはじめて気がついたことです。

いろいろな花のハチミツをできるだけたくさん、微妙な違いを感じながら味わいたい、そう思っていたら、このスプーンに出会ったというわけです。もちろん、大きな漆塗りのスプーンでも代用はききますが、なんとなくこのサイズがハチミツにぴったり、という感じです。漆器を生み出した日本の文化に感謝です。

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先日、漆器を研究されている方に日本人は「研ぐ」「磨ぐ」「砥ぐ」ことが大好きで神聖なものと考えている民族だと聞きました。そういえば「研ぐ」という文字には鳥居が入っていますね。
漆は何度も研ぎと磨ぎを重ねて124の行程を経て仕上げていくもので、まさに日本的な文化の真髄といえます。その研ぐ道具の一つ、「アブラ桐の炭」は今では手に入らなくなったそうです。海外では小文字のjapanは漆器を意味するぐらい日本を代表する文化の一つなのに残念です。

今、東京農大の「食と農」の博物館2階に展示されている漆塗りや螺鈿のお弁当箱のコレクションは必見です。江戸時代、日本人は粋で遊び上手だったことがよくわかります。なめらかな表面に描かれた絵の数々には一つひとつ願いをこめた意味があるそうです。漆には殺菌作用があること、水を通さないことなど、煮物など水を使う料理が多い日本の食文化にもぴったりというわけです。もちろん軽い!

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最近はアトリエときの木の器とも出会い、使いはじめたら木の食器は、こんなにいいものはないなあと日々、実感しています。
木を暮らしに取り入れることは案外、簡単なんです。あなたもいかがですか?
手始めにハチミツ用スプーンから。たしか1個400円ぐらいだったと思います。
このスプーンはアトリエときで購入したもので、カレーなども色がつかず、とても使いやすいです。

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アトリエとき
大分県大分郡湯布院町川上字坪池2666-1 0977-84-5171
ここは女には危険な店です。とにかくどれもみんな欲しくなります。時松辰夫先生もやさしくて、すごく素敵な方です。1本の木を無駄なく、使いきることをめざして、手触りのよい木の作品を作りつづけておられます。

アトリエへのエントランス

posted by みつばち at 12:18| Comment(0) | TrackBack(0) | みつばち関連の本&グッズ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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