2016年03月27日

ヒメオドリコソウとミツバチ

春が、ものすごい勢いで近づいてきていて、ミツバチと花の関係を追いかけている私たちは、とっても落ち着かないです。

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菜の花も、そろそろ終わりに近づいて、種の部分が膨らみ始めています。

くにたち蜜源ガーデンの周辺は、都内にしては、まだまだ田んぼや畑が残っているエリア。
思いがけない花に出会うこともよくあります。

スモモの木が、こんなに身近にあるなんて!!!

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こんな花に囲まれた状態は、ミツバチにとって幸せ〜な空間なのでしょうね、きっと。

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オシベに大歓迎されています。

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花とミツバチのラブラブな瞬間〜。
思わず、じ〜っと見ちゃうんですよねぇ。

木の花は、一気に咲くので量が多くて瞬間的にはよいのだけれど、散るのも早い。
すももの後は桜、その後は梨、アカシア、トチ、ネズミモチなど、これからは次々に入れ替わっていきます。

春をいち早く告げてくれるオオイヌノフグリとヒメオドリコソウは、まだ咲いています。
1月下旬には咲いていたオオイヌノフグリ。
ヒメオドリコソウも、2月中旬ごろから。
小さいから、地面をじっくり見ないと、気が付かないけれど、一面の花畑状態なんですよね。

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ファインダーを覗いていると、ヒメオドリコソウの花にしがみつきながら、お腹をかなり頻繁にひくひくさせています。滞留時間も、けっこう長い。
ひょっとして蜜がたくさんあるとか?

ということで、例の検査をしてみることにしました。

みつばち百花のメンバーの一人、N子ちゃんは、ミツバチ扱いの達人。
捕虫網に捕まえたミツバチをピンセットで鮮やかな手つきで素早くつまみだし、手に持ち替え、ガラス管を巧みに操り、蜜を採取できちゃうのです。だから、ミツバチは無傷のまま、手を放すと飛び立っていきます。
こんな技をできるのは、N子ちゃんしかいませんっ!(きっぱり)
尊敬しています。なので、N子先生、お願いします!と、手元をうっとり見つめる私です。

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そんな私は、冷却ガスでミツバチを瞬間冷凍しておとなしくさせても、お腹を押したとたん、ぶちっと刺されてしまうのです。

こんな技をどこでいったい会得したのか。さすが富士見高校出身です!

虫が大好きで、同居虫もいろいろいるらしいです。
現代の虫愛ずる姫、です。

さて、結果は・・・
(ずいぶんひっぱってしまった…てへ)

ヒメオドリコソウの糖度は50度以上でした。
おお〜!やはり〜!
同日同時間に菜の花も調べてみたけれど、糖度は30度程度でした。
もう終わりかけているから、かな?

姫様は、どのような条件だと群生されるのかしら…
ということでググってみたら、こちらにとても詳しく書いているサイトがありました。

種を蒔いて育ててみよう・・・って、どうやって種を取るのだ?
種をつけ始めたら、チェックしてみようかしら。

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裏側からみてみると、姫さまがおいで、おいでをして、ミツバチをお待ちしているのがよくわかります。

2月ごろから5月ごろまで咲いていて、蜜も、花粉も、かなりたっぷりくれるなんて、隠れた大蜜源じゃないですか。かわいいしね。
菜の花と同じ時期に咲くから、目だたないのかも?

同じシソ科で、日本在来種のオドリコソウには、なぜか来ないんですよね〜。
二ホンミツバチも、かしら?

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これは、セイヨウミツバチの巣箱のすぐそばで咲いていたオドリコソウ。
確かに見向きもされていなかった。
好きそうな花の形をしているのに・・・

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うきゃっ! 姫さまにはミツバチが似合うなあ

早春のこの風景、好きなんですよね〜。

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2016年03月07日

蜜源植物の増殖の課題をお話しさせていただきました

3月2日に日本養蜂協会主催のシンポジウム「蜜源植物の保護増殖を考える」が無事終了しました。
お天気もよく、会場のKKRホテル東京からの眺めは最高でした。

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この風景の中でいったいどのくらいのミツバチが生息していけるのでしょうねぇ?
佐々木先生と中村先生からは、ミツバチの生息環境についての熱いお話しがありました。

農薬の課題も、もちろんありますが、ダニ、病気の課題が年々大きくなってきつつあります。
その課題を少しでも軽くするためには、ミツバチが健全な状態でいること。
人間と同じく食べ物が一番重要なことなのです。ミツバチにとっての食べ物とは、花蜜と花粉。
蜜源・花粉源植物の増殖は、ミツバチにとって本当に大きな課題なのです。
ミツバチだけでなく、送粉昆虫と言われる花の再生産を担っている昆虫たちにとっても、です。
それはとりもなおさず、私たち人間の食料問題にも密接な関係をもっています。

私は、くにたち蜜源ガーデンでの体験、経験をもとに蜜源増殖の難しさや課題をお話しさせていただきました。
花を咲かせるというのは、簡単にできそうですが、自然と対峙することに代わりはなく、一筋縄ではいかないものがあります。丸5年間、蜜源花粉源植物を栽培してみて、手をかければかけるほど、花は咲いてくれるけれど、ミツバチに満足してもらえる量となると、人手も、資金も必要になり、課題はどんどん積もっていくというのが実感です。

ミツバチと出会わなければ、花の栽培までしようと思わなかったはず。
いつもながら、自然を体感させてくれるミツバチです。

ガーデンでは、菜の花やヒメオドリコソウ、オオイヌノフグリの花がにぎわっています。

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植えたわけではないのに花がいっぱい。こういうのが本当は理想的なのかも〜。

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いい子、いい子されながら、真っ赤な花粉を付けられています。

ブルーべりのつぼみが膨らんできました。
3年目だから、今年は期待できるかな?

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ラムズイヤーのお手入れ中。
たくさん花を付けてくれるけれど、葉の入れ替わりをスムーズにさせないと、なので、手がかかります。

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posted by みつばち at 17:33| Comment(0) | TrackBack(0) | みつばち百花プロジェクト | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする