2015年08月23日

北海道その2 物量といえば…環境省指定特定外来生物

北海道でやたらと見かけたのが、オオハンゴンソウ。
見るからに勢いがあるなあ。
園芸種では、ルドベキアとも呼ばれています。

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線路の両側には、びっしり生い茂っていました。
(車窓から撮影したのでボケちゃいました)

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北アメリカ原産のキク科の植物で、特定外来生物の一つ。
北海道に限らず、全国で勢力拡大中〜。
詳細は、環境省のサイトをどうぞ。
在来種に深刻なダメージを与えているもよう。
とても困ったやつです。

でも、蜜源(花粉源)・・・それも真夏の貴重な蜜源・・・

先日は、NHKのニュースで駆除されているところが報道されていました。とほほ・・・

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今さら、駆除できるのかなあ…

ミツバチが来るかどうかはわからないけれど、これも、あちこちで見かけました。

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セリ科のノラニンジン。

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これも国立環境研究所の侵入生物データベースに掲載されている外来種。どんな悪さをするのかは、よくわかりません。まあ、これだけ茂っているということは、やはり在来種を駆逐しちゃうのでしょう。
人参の種子生産の現場では、ミツバチが使われているぐらいだから、蜜源花粉源ではあるのだけれど、果たしてこいつの貢献度はいかに。

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ちょっと茂りすぎじゃないの?と、注意したくなるくらい。

暑すぎると花だって、やる気がなくなるようで、蜜をあまり出さない傾向があります。
沖縄で養蜂家さんたちが、あのタチアワユキセンダングサでさえ、真夏はあまり蜜を出していないと思うと話していましたから。
ましてひ弱な園芸種なら、東京の酷暑では咲いているだけで精一杯かも。

結局、外来種のたくましい生きる力のある植物が、蜜も花粉もがんがん虫たちに提供して、我が世の春を満喫しているのかしら…。

考えさせられちゃいますね・・・。

果たして大量の稲の花よりも、ミツバチにとって魅力的な花は、外来生物以外にあるのか。。。

実は、一つ見つけたのですが・・・あまりにも不確定要素が多くて、検証中〜

posted by みつばち at 14:18| Comment(0) | TrackBack(0) | みつばち百花プロジェクト | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年08月22日

北海道その1 ガーデン街道の蜜源植物

7月下旬に北海道ガーデン街道の3つのガーデンを回ってきました。
目的は、真夏の蜜源植物調査です。
なぜ、北海道で蜜源調査?本州と気候が違うのに?と思われるかもしれませんが、実は北海道は大規模農業ゆえに農薬とミツバチの接点が最も多くなっている場所なのです。
特に稲作地帯でのミツバチの農薬事故が多いため、ミツバチが田んぼに行かないように蜜源の植物を空地に植えてみようという試みが少しずつ始まっています。が、どんな植物を植えたらよいのか。
その情報収集のためにまずは花の種類がたくさんあると思われるガーデンを訪問してみました。

結果は・・・なんとくにたち蜜源ガーデンで植えている花とほぼ同じだった〜!

まずは新富良野プリンスホテルの敷地内にある「風のガーデン」
北海道のガーデンの火付け役でもあるテレビドラマで有名になったところです。

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こちらはホテル内のタワーから、見下ろした風のガーデン。
後方のぽっかり空いた二つの穴のところがガーデンです。小さく見えるけれど、行ってみると見応えがありました。

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素敵なアーチをくぐったところで・・・

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バーベナの一種の花でミツバチに遭遇!
幸先がいいぞ、と思ったけれど、このあと、この1匹にしか遭えませんでした。

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やたらと見かけたのがマルハナバチ。これはエゾマルハナバチ?
ふかふかの毛でおおわれていて、かわいい。まるで三毛猫みたいということで、「ミケちゃん」と呼ぶことに。

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ベルガモット、ミソハギ、三尺バーべナ、エキナセア、バーバスカム、アニスヒソップ、ロシアンセージ、トラノオ、サルビア・スノーホワイト、エキノプシス(ルリ玉アザミ)、フウロソウ・・・

ガーデンで育てているものが半分くらいありました。
ミツバチがいないと寂しいなあ。

そもそも二ホンミツバチの北限は青森県。北海道にはいないのです。だから、野生のミツバチはいません。近くに養蜂の巣箱がないかぎりセイヨウミツバチはいないということになります。
富良野には、巣箱を置いている養蜂家の方がいるけれど、どこかほかにもっといい花の群生地があるのでしょうね。

次に向かったのは、「大雪森のガーデン」

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こちらは山を背景にした森の中のガーデン。
ここでも出会えたのは、この1匹だけ。

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フウロソウで、お仕事をしていたけれど、あまり熱心ではなく、すぐにどこかに行ってしまいました。
まあ、でも、いることはいるのね(笑

最後に行ったのは、大人気の上野ファーム。「風のガーデン」を手掛けた上野砂由紀さんの本拠地です。

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花の構成は、ほぼ同じでしたが、見せ方はさすが!とても参考になりました。
クガイソウが、たくさん植えられていて、チャレンジしてみたいけれど、東京では北海道のような大輪にはならないかも〜。

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これだけまとまって咲いているのに、こちらのガーデンでは、ミツバチにはまったく遭遇できず…近くに巣箱がないのかも。お天気がイマイチだったのも原因かもしれません。残念。

最後に旭川駅に昨年できた北彩都ガーデンもチェック。こちらも花の構成はほぼ同じでした。
エキナセアが、とても目立っていました。

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ハーブなどを中心にたくさんあったけれど、たぶん一番ミツバチにとって魅力的なのは物量だし、大規模な田んぼや畑に対抗するためにも、やはり物量。

なかなか難しいです。


posted by みつばち at 11:41| Comment(0) | TrackBack(0) | みつばち百花プロジェクト | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年08月10日

ついに刺されました…

ついに刺されました。
10年目にして初めてのことです。

Lazybeeは、今まで、至近距離で撮影していても、ガーデンで畑作業をしていても、刺されたことがありませんでした。
一度刺されてみるべきだという人もいたのですが・・・やっぱり痛いのはいや、です。
それにわざわざ刺されなくても、ね。

巣箱の入り口でカメラを向けていても、刺されなかったし、たまに門番蜂に追い回されることがあっても大丈夫でした。

ミツバチの活動を始めて早10年〜!

ついに、ついにぶちっとされてしまいました。

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痛くて焦って撮ったから、ボケちゃった。おまけに刺された側じゃない(笑
なぜに親指・・・それも内側・・・巣箱の内見をしているわけでもないのに・・・ですよね・・・

実は、これをやっていたから・・・

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せっかく貯めた蜜をおなかを押して出させる私は・・・鬼です・・・

やめて〜っ!(ぶちっ!)

となりますよね〜。
刺されて当然です。

でもね、これもミツバチたちが、どの花でどのくらいの蜜を得ているかを知るための貴重なデータ採取なのです。

くにたち蜜源ガーデンは、今年、4年目になり、雑草との闘いに追われているとはいえ、ようやく栽培のノウハウも蓄積されつつあります。そこで咲かせている花とミツバチの関係を一歩進めて本格的に蜜源植物の花蜜のデータを収集しているというわけです。

花にミツバチが来ることはわかっても、どれほどの量と質の蜜を得ているのかわからない。
群がっているけれど、実は…

たとえば、以前にも書いた通り、すでにラベンダーの花蜜は、これまでデータがある程度取れていて、どうも糖度が低い・・・なのに、なぜかしつこくやってくる…

謎です。

香りに誘われているのか、
たくさん咲いているから効率がいいのか、
花の形が好きなのか。

とにかく、ミツバチと花の関係は人間がうかがい知れない謎多し・・・

だから、データをいただくしかない!

本当は冷凍ガスで眠らせてから、おなかを押せばいいんだけど、そうすると眠りから覚めるのに時間がかかり、その間にアリに巣穴に引き込まれたり、うまく蘇生できない可能性も・・・

眼覚める間の苦しそうな様子をじーっと見ちゃうと、つい、冷凍ガスをかける手が躊躇してしまい、ちょっと動きが止まる程度になってしまう。
普通は、そういうふうにじーっと見たりしないんだろうけど、つい見ちゃうのが素人ゆえ〜(笑

そうして、ミツバチがお目覚めのまま、お腹を押すと、ぶちっ!
この日は、2回も刺された・・・
結局、命を落とさせてしまうんだから、ガスをがっつりかけてしまえばいいのに・・・ついね・・・

研究者には、絶対なれないです〜。
(研究者はSなのか? なんちゃって 笑)

実は、刺されたけれど、そんなに痛くないし、腫れもありませんでした。
2時間ほど鈍痛がしただけ。

なぜなら、毒を持っていないから・・・。

ミツバチの人生、いや虫生の中で、最後の10日間ほどが花でのお仕事。
花で蜜や花粉を集めているミツバチは、ほとんど毒を持っていません。
そんな余分なものを体に搭載するよりは、1滴でも多くの蜜を持ち帰ることが彼女たちの任務。
すなわち、すでに「刺す」ことを放棄しているということです。

なのに、その貯めた蜜を吐き出させようとするものだから、仕方なく「刺す」ことになる。
まるで可憐なミツバチを虐待しているかのような・・・
いや、虐待してる〜(T T)

と、うじうじしていたら、仲間の養蜂家が
「私なんて、巣箱の内見をするたびに何匹かあの世に送っているわよ」
と、変な慰め方をしてくれました。

ちなみに門番蜂は、毒をたっぷり持っていて、当然のことながら、刺されるととても痛いらしいです。
みなさん、気を付けましょう。

Junbeeには、甘い!もっとしっかりお腹を押せ!と言われるけれど、まあ、研究者じゃないから、そういう気分でごめんなさいしつつ、でも、データは今後もいただきます!

そろそろ初秋の花が咲くころ。
もうちょっとガスをかけて、取るぞ〜!

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posted by みつばち at 18:17| Comment(0) | TrackBack(0) | みつばちたちの秘密 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする