2014年06月06日

連続講座第3回 ハニーウォーク終了!

暑かった〜!
先週の土曜日(5月31日)に連続講座第3回目のハニーウォークを実施しました。
ご参加いただいたみなさま、熱中症にならなかったですか?
まだ5月なんですけど、ちょっと暑くなるのが早すぎませんか?…とお天気に文句を言いたいような暑い1日となりました。

朝10時に矢川駅に集合し、みつばち百花顧問の佐々木正己先生と一緒に城山公園をめざして歩きました。
んー、歩いたといえるか…(笑
矢川駅―城山公園間は、通常徒歩で15分たらず。
脱線しまくり、立ち止まりまくりのハニーウォークで、2時間かけてゴールの城山公園へ辿りつきました。

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たとえば、こんなどこにでも見かける花をじっくりみてみたら…。

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ミツバチの目は赤を見る細胞を持っていないけれど、人間が見ることができない紫外線を見ることができる。花は、その紫外線で蜜のありかをミツバチに教える。それをハニーガイドというそうです。
ツツジの花弁にあるあの模様はそれだったのね。
そうしてやってきた昆虫に花粉を持っていってもらうために、ツツジの花粉は、粘性があり糸を引くほど。
チャンスは逃さないわよ、というわけです。

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今、満開になりつつあるネズミモチは有力蜜源花粉源の一つ。
その花粉も、昆虫のからだにくっつきやすくするため、脂っぽく粘性が高いもの。

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花のありかを仲間に知らせるミツバチのダンスは、とっても有名。でも、このダンスに興味を持つのは、情報をもってないミツバチだけ。

そうかあ。今日は、どこの花にみんなで集中して行く?と示し合せて行くためのダンスではないのだ!
今日は、昨日、行ったあそこに行ってみようと考えているミツバチは、さっさとそちらに向かうわけね。
集団行動をしているようで、独自の行動をしている。
そして、独自に経験値を積み上げ、最大限に生かしていく。

そんなのが数万匹で構成されているミツバチの群は、ものすごい知能集団だといえる。
ただ、外勤蜂は10日間ほどの寿命で、季節はどんどん移ろっていくから、その経験値を次の世代に残せない。
残すことができていたら、世界はミツバチに制覇されていたかも。

さて、城山公園の途中にある「くにたち花と蜜蜂の会」を主催しておられる佐伯有行さんの農園へ。
ブドウ棚の下でいろいろお話を聞きました。
ブドウは、なにもほかに花がなければ、花粉を採りに来るけれど、蜜はほとんどないそうです。

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この農園には、ウメ(先週、ここでウメもぎをさせてもらいました)、カキ、クリなどの果樹、その根元にはヘアリーベッチ、畑にはルッコラ、菜の花など、蜜源の植物が四季折々に咲いています。
ヘアリーベッチは花の構造が、ミツバチが苦手なので、蜜を得やすい小さめの品種にした方がいいそうです。
そうえいば、ヘアリーベッチには、ヒゲナガばかりが忙しそうにしていました。
やはりちょっと苦手かあ。

ほとんど受粉を終えているカキで最後のお仕事中。

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ミツバチは、冬越しのためにたっぷりのハチミツが必要。だから、どんな花からでも、蜜を得ようとする「なんでも屋」にならざるを得なかった。もちろん蜜も花粉も得やすくて、たっぷりくれて近くにたくさん咲いている花が1級品だけれど、なければ、どんどん条件を落としていって、2級品、3級品でも利用する。
そういう目で、道中の花々をみていくと、ちょっとだけミツバチの目線になれる。それがハニーウォークの面白いところです。

農園を後にして、城山公園へ。
田園風景のまだ残る谷保の住宅街は、庭の広い家が多く、さまざまなものが栽培されています。

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茶の木。花粉をたっぷりくれます。

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キーウィーの棚。雄木の雄花が花粉をくれます。雌雄どちらも蜜は出しません。

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生垣によく利用されているイヌツゲは蜜源。
見逃してしまいそうな小さな花です。

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ようやく城山公園へ向かう木陰に。
冷たい風が吹き抜けて気持ちがよかったです。
谷保には、こんな武蔵野の面影を残す崖線があります。

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アカメガシワの葉の花外蜜腺を教えてもらいました。これはアリに蜜を供給し、ほかの昆虫の食害を防ぐボディガードにしているとか。雄木は、蜜も花粉もくれるけれど、雌木はなにもくれない。じゃあ、どうやって受粉に至るの?謎〜。

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はい、ゴールの城山公園の古民家。
途中、いろいろな花が次々に待ち受けていて、そのたびに立ち止まって、花と昆虫談義となりました。

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先生のお話は、ミツバチだけにとどまらず、いろいろは昆虫や花の関係がたくさん出てきて、面白すぎます。
炎天下だったけれど、時間のたつのが早くて、あっと言う間の2時間でした。
みなさん、お疲れさまでした〜。

さて、次回は連続講座最終回「ハーブの利用の仕方」です。
まだ、少しだけ空きがあります。ご希望の方は、メールでご連絡ください。