2014年03月01日

ミツバチと花と人の美味しい関係をめざして

昨日、お伝えしましたようにアメリカでも、花粉を媒介してくれる昆虫たちに花が足りない!ということで、国が予算を付け、花を増やそうという試みが始まるようです。

花を増やす・・・。

花の種を撒いたり、苗を植えて、育てればいいんでしょ。

まあ、そうなんですけれどね・・・これがなかなか難しいことなんですよ。

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どんな花でもいいかといえば大間違い。
ミツバチなら、短い舌が蜜腺まで届くかどうかがまずは大きな分かれ道。
たとえば、ラッパ型の花は不得意です。
また、体に比して花粉が大きかったりしても、ダンゴにできない〜。
花側にも事情があって、花粉だけだったり、蜜をくれないもの、さまざまです。
最近の園芸種などは、花保ちをよくするために、蜜や花粉を品種改良などで抑えてあるものなどもあります。
中には、植物が昆虫などに食べられるのを防御するために生成する人体に有害な成分が、ハチミツに含まれてしまうような花もあります。
おまけにミツバチの健康を回復したり、採れる蜜を増やしたりするためには、かなりの広大な面積に花が必要です。土地があったとしても維持管理する手間が必要。
花が咲くだけではなく、継続させていくためには生産物の利用もできればなおよい…。
失った自然を取り戻す、新たに自然を創造する、活用するというのは、なかなか簡単な道ではないのです。

みつばち百花は、この3年間、ミツバチと花の関係を追いかけてきました。
その活動の大きな柱となっている国立蜜源ガーデンの管理運営は、今年で早3年目です。
ガーデンとしてではなく、畑として始めた2011年を入れたら、なんと4年目。
数えてみたら、100種類近くの花を咲かせていました。
野菜、果樹、園芸品種、ハーブ、などなど…。

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ミツバチが来ると思っていたのにまったく見向きもされない花。
来ないと思っていたのに、やけに人気のある花。
水分の多い蜜なのにミツバチが狂喜乱舞する花。
人間にはうかがいしれないミツバチの花の優先順位。。。

謎だらけ。でも、それだけに面白い。
そして、ミツバチと花の関係を知ることで、私たちを取り巻く自然に対する見方がかなり変わりました。
ガーデンやハニーウォークで発見したり、確認した花とミツバチの関係は、このブログやサイトで発信していますが、より実地に検証、増殖をめざしていくために、蜜源の増殖をめざす養蜂家や農業者の方たちに情報の提供も行っています。

さて、昨年から農水省による養蜂植物増殖事業が始まりました。その事業の受託先のひとつである三重県松阪市の養蜂家水谷俊介さんたちの増殖事業にみつばち百花がご協力しています。

水谷さんたちの畑は、なんと4ヘクタール!
さて、なにを植えるべきか…。
前代未聞の蜜源増殖プロジェクトが動き出したのです。

このプロジェクトについては次回、その2でレポートします。


posted by みつばち at 17:40| Comment(0) | TrackBack(0) | みつばち百花プロジェクト | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする