2014年03月30日

浮気はしないの…

本日も、くにたち蜜源ガーデンはホトケノザ祭でした。

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道行く人、見学に来る人には、「きれい〜!」と言ってもらえるんだけれど、ちょっと複雑な気分。

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勝手に生えてきているんだもん…。
先週まではミツバチが来ていたけれど、菜の花や桜が満開になりつつあるから、あまり訪れなくなっているし…。

と思っていたら、あら、びっくり。
ホトケノザの生えている地面をミツバチがうろうろしている。
なにをしているの?とじっくり見てみたら・・・

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なんと落ちた花弁の根元に残った蜜を集めている!!!

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なんて賢いのだ…と一同感心しまくりました。
短い命なのに、こんな工夫までしてしまうなんて…涙

花の形状が細長い筒型だから、咲いている間は蜜はもらえない。
花粉を集めている。
蜜は花弁が落ちたあとが勝負!

勝手に咲いているから、なんとなく邪魔者扱いしていたけれど、ホトケノザは、最後までちゃんと蜜と花粉を供給してくれていたのね。

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人間の浅知恵なんてたかが知れているなあ。

今日は、顧問の佐々木正己先生が来てくださって、またまたいろいろ教えてもらいました。
ほら、花のここに蜜があってね…と先生。

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ほんとにわずかな蜜を一生懸命集めているんですよねぇ。

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なめてみたら、さっぱりした甘さをほんのり感じました。

じっくり観察していると、ミツバチは今日はホトケノザ、今日はオオイヌノフグリ、今日はヒメオドリコソウと決めたら、基本的に浮気しない。

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こんなにたくさん咲き乱れているのに、オオイヌノフグリと決めたら、すぐそばにヒメオドリコソウが咲いていようが、オオイヌノフグリを探している。

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そんなミツバチを見ているのが、本当に楽しいです。
ミツバチが幸せを感じてくれる空間に身を置くことが、私たちの幸せ、なんだなと実感できるひとときです。

エリカさまは、定着したようです。
このままうまく育ってくれますように。

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先週、株分けしたラムズイヤーは復活中。
あまりにも密集していたから、荒っぽく切り分けたのに。

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ボリジの種蒔きをしました。

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冬を越した植物たちも、急速に元気が出てきているのはいいけれど、雑草も一緒に元気になっている。
ホトケノザが終わったら、いよいよ雑草との闘いの火ぶたが切って落とされます。

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近くの谷保天満宮では、ヒサカキの花が満開でした。
雌花は蜜を、雄花は花粉をくれます。

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2014年03月21日

紫の花畑が出現?

春なんだけれど、冷たい風が強くて、肌寒いです。
でも、来週から一気に暖かくなりそう。
なんとなく落ち着かないみつばち百花です。

くにたち蜜源ガーデンに行ってみたら・・・

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ガーデンが、紫に染まっている〜!

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こ、これは・・・ホトケノザ。

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雑草といえば雑草だけれど…

ミツバチたちは、けっこうぶんぶんと飛び回っている。
蜜?花粉?

舌を伸ばしているから、一応蜜もあるのかな?
でも、花の形は、あまりミツバチ向きじゃないんだけど…。
足には、ピンクの花粉ダンゴ。

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まあ、忙しく飛び回っているし、一面の紫できれいだから、そのままでいっか。

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マルチの中でも花が咲いている!
生命力が強い植物ですね。感動すら覚えます。

オオイヌノフグリも、満開で大人気。

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本日の新入りさん。

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クコさまとお呼びしています。

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ハチミツソウ。

心配していたフェイジョアの新芽を確認。ほっ。

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ブルーベリーは、やる気満々という感じ。3年目だもんね。

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サルビアも復活中。
君たちは、期待の☆なんだからね。

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そのほかの昨秋植えた花たちも、ほぼ新芽を確認しました。とりあえずよかった〜。

もりもりと相変わらず元気なのがラムズイヤーたち。

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思いきって分轄し、ラムズイヤー通りを作りました。根付いてくれるかな?

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水飲み場でミツバチと目が合った、ような気がしました(笑

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谷保天満宮の梅が、そろそろ終わりかけています。

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梢では、ミツバチがお仕事中。

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お昼を食べていたら、谷保天の名物チャボがそばに来て、
「くれよ、なんかくれよ、くれるまで動かないもんね」と、ずーっとそばでグルグルクーッなんて言っている。

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あげないよ〜!といくら口で言ってもダメなので、立ちあがって「あげない!」と言ったら、後ろを向いてトコトコ去って行きました。

蹴りを入れられたら、どうしようと実は思っていたのでした(笑




2014年03月20日

連続講座のご案内

ひと雨ごとに春が近づいてきます。
雨は、いつも新しい季節を連れてきますね。
今年は、新しい花がたくさん咲く予定のくにたち蜜源ガーデン。
もっと花のことも学ぼうということで、NPO法人グリーンワークスの協力を得て、「ハーブに親しむ」をテーマに連続講座を開催します。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


「ハーブに親しむ」まちかど教室

第一回 2014年4月20日(日) 13時半〜
「ミツバチとハーブの素敵な関係」


講師
 三浦香澄氏(NPO法人グリーンワークス)
朝田くに子(NPO法人みつばち百花)
 
内容:ミツバチと花の関係、そして、蜜源植物ハーブについて
会場:国立市谷保 KFまちかどホール

第二回 2014年5月10日(土)13時半〜
「畑にハーブを植える・ハーブの育て方」


講師:NPO法人グリーンワークス
内容:実際にラベンダーの苗などを植えながら。  
場所:くにたち蜜源ガーデン

第三回 2014年5月31日(土)
「蜜源ハニーウォーク」

定員に達しましたので、締めきりました。

講師:佐々木正己氏(玉川大学名誉教授 みつばち百花顧問)
内容:地域を歩いて、さまざまな蜜源植物について知るフィールドワーク。
場所:国立市内南部ほか 多摩川近辺など  定員20名
時間は10時ぐらいから。詳細は、参加希望の方にご連絡します。

第四回 2014年6月15日 午後2時〜4時 
「ハーブを使って楽しもう」


講師:NPO法人グリーンワークス
内容:ハーブを使って クッキングやポプリをつくろう
会場:KFまちかどホール

参加費:各回 500円
お申込み、お問い合わせは、info@bee-happy.jpまで。

共催:
NPO法人 くにたち富士見台人間環境キーステーション(略称KF)
NPO法人 みつばち百花   国立市+花と緑のまちづくり協議会

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posted by みつばち at 16:09| Comment(0) | TrackBack(0) | 蜜会のお知らせ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年03月11日

今日も、お仲間が増えました

快晴〜!

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太陽の日差しが日増しに力強くなってきました。
今日は、生活の木の飯能市にある薬香草園のスタッフのみなさんが見学に来られました。
この春から、同園ではミツバチがお仲間に入るみたいです。
実は、昨年11月に薬香草園に見学に行かせていただきました。
そのときにいろいろ教えていただいて、ガウラなどの花を年末に植えました。

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熱心にミツバチの様子を見ておられました。

そして、ガーデンにまたまた新しいお仲間を増やすことになりました。

新入りさんは…

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キク科のハナカンザシ

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アブラナ科のイベリス

そして、ヒースのみなさま
またの名をエリカさま(笑
いずれも夏咲きです。

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ウエイリーズ・レッド

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アリエル

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バイカラー

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ホワイトプラム

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アルバ・モリス

以上5種類です。
イギリスでは、ヒースのハチミツがあるくらいの蜜源。
が、はたして日本の、それも東京の夏に耐えられるのか。
ミカンの木の下の日陰に植えてあげたのだけれど…。
無事に大きくなれますように。

来週には、またまた新入りさんが…今度は樹木も。

うまく冬を越せたかな〜とドキドキしながら、見てみると…

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新しい芽が顔を出している!

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こんなに元気なのも!

カラミンサはエライ!
すごい勢いで復活中です。

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年末に大きく育ちすぎたのを細切れにして植え替えたラムズイヤーも、もりもりと新芽をつけていました。
また大きくなった???

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まるでホトケノザ祭の様子を呈しているけれど、ちゃんと生きていてよかった。ほっ。
棒が立っているところがカラミンサ。
中央の空いているところにはラベンダーが入る予定です。

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カラスのカップルが巣づくりのために細い枝を集めていました。

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早咲きのサクラの梢では、ミツバチがお仕事中でした。

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風はまだ冷たかったけれど、春ですね〜!



2014年03月03日

広大な畑にふさわしい蜜源とは?

三重県松阪駅から車で20分ほどのところに4ヘクタールにもおよぶ蜜源畑が出現しました。
訪問したのは、1月半ばの小雪がちらつく日で、畑に吹き抜ける風が冷たかった〜。

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植えられているのはシソ科のカラミンサです。
この広大な畑で蜜源増殖に取り組んでいるのは、県内で4代にわたって養蜂業を行っている養蜂家の水谷俊介さんと、大規模農家の小林農産社長の小林秀行さんです。

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養蜂家の水谷さん。

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農家の小林さん。

養蜂家と大規模農家がタッグを組んで取り組む蜜源増殖は前代未聞のこと。
さて、それぞれにどんな取り組む「理由」があるのでしょう?

水谷さんによると、三重には1200箱以上を持つ大規模養蜂家が8人いるだけなんだとか。個人養蜂家はあまりいないそうです。
養蜂家さんたちは、春になると秋田や長野にミツバチを連れて出かけていく。なぜなら、このあたりには春の一時期が過ぎれば、蜜源がなくなってしまうから。

花がない?
ビルが林立する都会でもないのに?
と不思議に思い、周囲を見回してみると…。

畑の周囲は見慣れたロードサイドの風景が続きます。ときおり神社の杜のようなこんもりした緑地帯が垣間見えるけれど、確かに花はなさそう。あっても樹木が中心だから、花期は短い。
山は、やはり杉だらけだそうです。そして、耕作放棄地は広がるばかり…。畑の作物は花を咲かせないし…。

やはり花はなさそうですね。

水谷さんは、地元で農地を生かした養蜂ができれば、養蜂を新たな魅力をもった業種として継承していけると考え、三重発の新しいハチミツづくりをしたいという熱い思いでこのプロジェクトを立ち上げました。
でも、売るほどの量のハチミツを得るためには、大量の花、すなわち大規模な蜜源地帯が必要です。

そこで友人で大規模農家の小林さんに協力を呼びかけました。
農業者の小林さんの目から見た蜜源増殖の話は、農地からハチミツという新しい「農産物」を得るという新鮮な発想だったそうです。
農業は、度重なる天候不順で不安定なうえに、経済のグローバル化の大波にさらされています。そして、少子高齢化…農業をあきらめる人も多く、耕作放棄地は増える一方…。
もし、ハチミツという新しい生産物を得られるなら、面白いかも!!

というわけでお二人は、可能性にかけてみることにしたそうです。
ただ、なにを植えればよいのかわからない。

・条件は、栽培に手間がかからないこと
  広大な畑だから、手間をたくさんかけることは不可能
・ミツバチのために農薬を使用しないために、大規模で栽培しても病気になったり、昆虫の食害がないこと
・花期が長いこと
・高温多湿なのに乾燥もしてしまう日本の夏に強いこと
・できれば1年草ではなく多年草
そして、なによりもミツバチが大好きな花であること

昨年から始まった農水省の蜜源増殖事業を受託できたものの、なにを植えるべきか悩んで、昨年の初秋ごろにみつばち百花にご相談がありました。
そこで私たちは、シソ科のカラミンサを提案してみました。
くにたち蜜源ガーデンで栽培した蜜源植物のうち、「この花、こんなに人気だったのね」と発見したものがいくつかあります。
カラミンサもその一つです。カラミントとも言われています。
シソ科のハーブの一種です。

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小さな薄紫がかった花をスズナリに咲かせる地味〜なハーブです。
花が満開のときには、ミントの香りがふわーっと漂い、ミツバチの羽音がぶんぶん聞こえます。

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↑これは満開のとき。6月下旬ごろから11月半ばぐらいまで、ずっとこんな感じで咲き続けます。
ミツバチは、とても忙しそうに花から花へ飛び回ります。
病気にならないし、食害もなし。手間は晩秋に刈り込むぐらい。多年草で株はどんどん大きく成長していく…。
上記の条件に合うとしたら、カラミンサかも。
が、今までハチミツなんて出会ったことがない…。

まあ、大規模にカラミンサだけ植えるなんてことはありえないですもんね。
やってみるしかない!

というわけで、昨年の秋、水谷さんたちはカラミンサを4ヘクタールの畑に植えてみることになりました。
しっかりマルチがしてあって、整然と並ぶカラミンサたち。

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さすが大規模農家の小林さん!見事なカラミンサ畑が出現しました。
ローズマリーも一部に植えてあります。

補助金の下りる時期の関係で、晩夏にカラミンサの苗を探したところ、季節はずれでほとんどなく、おまけにそんなにまだ知られていないハーブのため、苗がない!状態に。そこで種を買って、自分たちで苗を育てるハメに…お疲れさまですm(_ _)m
でも、これもずらーっと苗が並びお見事です!

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蜜源増殖が成功して、ハチミツが採れたら、水谷さんが小林さんたちに養蜂を教え、小林さんから水谷さんがハチミツを購入して、販売を手掛けるというような関係にしていくそうです。どのくらいのハチミツが採れたら、採算が合うのかはまだわからないとのこと。

カラミンサのハチミツ、採れてほしい!

結果が出るのは、8月ごろ。
とっても楽しみです。

耕作放棄地は、まだまだ増えるので、ほかにもいろいろ提案してほしいとのこと。
新たな候補も浮上中。
春が近づき、ドキドキワクワクの百花です。

posted by みつばち at 18:15| Comment(9) | TrackBack(0) | みつばち百花プロジェクト | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年03月01日

ミツバチと花と人の美味しい関係をめざして

昨日、お伝えしましたようにアメリカでも、花粉を媒介してくれる昆虫たちに花が足りない!ということで、国が予算を付け、花を増やそうという試みが始まるようです。

花を増やす・・・。

花の種を撒いたり、苗を植えて、育てればいいんでしょ。

まあ、そうなんですけれどね・・・これがなかなか難しいことなんですよ。

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どんな花でもいいかといえば大間違い。
ミツバチなら、短い舌が蜜腺まで届くかどうかがまずは大きな分かれ道。
たとえば、ラッパ型の花は不得意です。
また、体に比して花粉が大きかったりしても、ダンゴにできない〜。
花側にも事情があって、花粉だけだったり、蜜をくれないもの、さまざまです。
最近の園芸種などは、花保ちをよくするために、蜜や花粉を品種改良などで抑えてあるものなどもあります。
中には、植物が昆虫などに食べられるのを防御するために生成する人体に有害な成分が、ハチミツに含まれてしまうような花もあります。
おまけにミツバチの健康を回復したり、採れる蜜を増やしたりするためには、かなりの広大な面積に花が必要です。土地があったとしても維持管理する手間が必要。
花が咲くだけではなく、継続させていくためには生産物の利用もできればなおよい…。
失った自然を取り戻す、新たに自然を創造する、活用するというのは、なかなか簡単な道ではないのです。

みつばち百花は、この3年間、ミツバチと花の関係を追いかけてきました。
その活動の大きな柱となっている国立蜜源ガーデンの管理運営は、今年で早3年目です。
ガーデンとしてではなく、畑として始めた2011年を入れたら、なんと4年目。
数えてみたら、100種類近くの花を咲かせていました。
野菜、果樹、園芸品種、ハーブ、などなど…。

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ミツバチが来ると思っていたのにまったく見向きもされない花。
来ないと思っていたのに、やけに人気のある花。
水分の多い蜜なのにミツバチが狂喜乱舞する花。
人間にはうかがいしれないミツバチの花の優先順位。。。

謎だらけ。でも、それだけに面白い。
そして、ミツバチと花の関係を知ることで、私たちを取り巻く自然に対する見方がかなり変わりました。
ガーデンやハニーウォークで発見したり、確認した花とミツバチの関係は、このブログやサイトで発信していますが、より実地に検証、増殖をめざしていくために、蜜源の増殖をめざす養蜂家や農業者の方たちに情報の提供も行っています。

さて、昨年から農水省による養蜂植物増殖事業が始まりました。その事業の受託先のひとつである三重県松阪市の養蜂家水谷俊介さんたちの増殖事業にみつばち百花がご協力しています。

水谷さんたちの畑は、なんと4ヘクタール!
さて、なにを植えるべきか…。
前代未聞の蜜源増殖プロジェクトが動き出したのです。

このプロジェクトについては次回、その2でレポートします。


posted by みつばち at 17:40| Comment(0) | TrackBack(0) | みつばち百花プロジェクト | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする