2013年08月05日

加熱、非加熱、そんなことで悩まないでよ

宝塚ガーデン 136.jpgLazybee
最近、ハチミツを買うときに「これは加熱されたものですか?非加熱ですか?」と聞く人が増えているんですって。

88.png辛口ミツバチ
ふーん、それってなんのための質問なの?


宝塚ガーデン 136.jpgLazybee
わざわざ「非加熱」とか、「このハチミツは加熱していません」などと瓶に書いたり、サイトに掲載している業者がいるからみたいよ。
加熱して水分を飛ばしていないから、風味がそのままって言いたいんじゃないの?

88.png辛口ミツバチ
ずいぶん失礼な話じゃないの。私たちは、巣箱の中で水分を20%以下まで減らし、完成させたら、ちゃんと蜜蓋をしているのよ。人間が水分を飛ばす必要なんてないのに!


宝塚ガーデン 136.jpgLazybee
また、いつものように怒らせちゃいそうだわね・・・。
お隣の大きな国では、蜜蓋がされる前に採蜜して、以前は釜や真空釜(こちらの方が低温で効率がいい)で煮詰めている場合もあったみたい。そんなウワサは、私も耳にしたことがある。

でも、最近はさすがに機械がよくなって、膜脱水で水分量を下げる工場が完成したりして、釜で煮詰めるというのは減っているとは思うけどねぇ。

88.png辛口ミツバチ
隣の国のハチミツはそうかもしれないけれど、日本では昔から、そんなことやってないでしょ。


宝塚ガーデン 136.jpgLazybee
まともな養蜂家なら、していないでしょ。
釜で煮詰めるのは手間がかかることだし、スチーム釜や工場などを整備したら、コストがかかるでしょ。それよりも、ミツバチさんがちゃんと完成させてくれたハチミツをいただく方がいいわよね。

88.png辛口ミツバチ
まあね、家賃分くらいはあげてもいいけど。

でも、わざわざ非加熱です、なんて言ってほしくないなあ。養蜂家ってプライドないわけ?


宝塚ガーデン 136.jpgLazybee
まあまあ、落ち着いて。御腹立ちはごもっとも。完成品に対してケチをつけられているみたいなもんだもんね。日本国内では、高温加熱濃縮している養蜂家さんはいないと思うわよ。そもそもその設備や処理する量を考えると濃縮をやるほうがはるかに手間がかかる。

以前、砂糖を混ぜたまがい物が多かった時代は、砂糖を混ぜ込むためには煮るしかなかったから、その加熱の指標になるHMF(ヒドロキシメチルフルフラールといういわゆるカラメル色素)の数値を検査してた。今でも、ハチミツの規格分析には含まれているから、これを使って証明しようなんていう動きもある。でも、問題になるほど加熱しないと、この数値が基準値を超えることはないみたい。

88.png辛口ミツバチ
また、コストがかかるじゃないの。その分はハチミツのお値段にプラスされるってわけ?
ばっかばかしい。


宝塚ガーデン 136.jpgLazybee
そうなのよ。差別化するために、結局、自分たちの首を締め始めているってことね。

結晶したハチミツを瓶詰め時に40℃程度の温度をかけて融解させているケースはあるけどね。そのことを加熱と言っているのかしら?でも、40℃程度だと酵素は失活せず、風味が残るから、加熱、非加熱で差別化する意味はないんだけど。

88.png辛口ミツバチ
ハチミツの結晶は、ブドウ糖が多いと固まりやすいというだけのこと。海外では、キャンディハニーといって楽しんでいるわよ。
そもそも私たちは巣の中を35℃程度に保って、「加熱」しているんだけどねぇ(笑

人間がハチミツをありがたがってくれるのはミツバチとしては誇りに思うけれど、もう少しハチミツのことを学ぶべきだと思うわ。


宝塚ガーデン 136.jpgLazybee
はい、仰せの通りです。
中には、「うちのハチミツは完熟です」なんて言って販売しているところもあるらしいもんね…。

88.png辛口ミツバチ

なんですって!!!

だから、ハチミツは完成品なんだってば。
人間は、それを横取りしているだけでしょ。人間には絶対に作れないのよ。わかってんの!
まったくもう〜!


宝塚ガーデン 136.jpgLazybee
しまった!一言余計だった…。

ち、ちかくにお花畑を見つけたから、行ってみない?
気に入る花が咲いているかもよ〜・・・あせあせ(飛び散る汗)




posted by みつばち at 21:31| Comment(1) | TrackBack(0) | みつばちたちの秘密 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年08月04日

そろそろ悪役登場の季節

暑いです。
国立蜜源ガーデンでの作業は早朝に限られます。
それでも暑い!

と一カ月前と同じことを言っています。

そんな人間のぼやきをよそに植物たちは確実に成長しています。
スイカが大豊作。

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メヒシバの海の中にもかかわらず、ちゃんと大きくなっている!
虫たちが、この草をかきわけ花に到達し、受粉してくれたのか?
メヒシバがぐぐっと成長したのは、この3週間ほど。きっと草に覆われる前にきちんとお仕事をしてくれたのでしょう。

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スイカに入刀〜!
今期は3種類育てました。

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皮が厚いけれど、そこそこ美味しかったです。草刈りで汗を流したあとだから、スイカのみずみずしさがたまりません!あせあせ(飛び散る汗)

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ラベンダー危うし!

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ラベンダー救出。白いのはミツバチに大人気のカラミンサです。

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ルッコラ危うし!

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ルッコラ救出〜。

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と、草と格闘中の人間たちをしり目に鳩などの鳥たちがひまわりの種を食べに来たり、

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アザミの花にお腹をこすりつけて花粉集めに忙しくしていたり、
みなさん、暑さをものともせずアクティブです。

そして、いよいよ悪役登場!

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コガタスズメバチをよく見かけるようになりました。
カラミンサでは、ずいぶんしつこく獲物を物色していたけれど、収穫はなし。まだ、狩りに慣れてないのかな?

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トンボも、たくさん飛んでいました。
肉食なので、ミツバチも捕食されることも…。

秋に向けて、ガーデンでも激しい命のやりとりの火ぶたが切っておとされています。
まあ、それに比べて、人間様は暑い、暑い、と言いながら、スイカを食べているのだから、のんきなものですよねぇ・・・。