日曜日に原宿でハニーウォークをしました。
くもり空でおまけに風が強く、ミツバチに会えるのか…と思いつつ、原宿交差点から青山への住宅街を縫うように歩いてみました。
ミツバチは、セイヨウミツバチがコロンパンの屋上に数箱あること、明治神宮と代々木公園にはニホンミツバチが生息しているという情報があることなどから、いるのは確かなのです。
さて、ミツバチに会えるのでしょうか。
どんな花を利用しているのでしょうか。
まずは、交差点から表参道に向かい、小さな露地を入ったところで見つけたお店の中庭の黄色い花に蜂影が…
早速、ミツバチか!?と一堂に緊張が走りました。
が、撮影して拡大してみると、違いました。ハナバチの一種ですね。
気を取り直して、住宅街へ。
うーん、草花がない〜。
これは金柑。今は咲いていないけれど、蕾がたくさんついているので半月後には立派な蜜源です。
来るかな?
蔦は、ミツバチ目線でみるとけっこうありますね。花をつける時期はとても短いけれど、蜜源です。
7月ごろかな。
ところどころにすごくステキな空間があったりするけれど、虫目線で植えられていないので利用できるものが少ないです。
ダメかな〜と思っていたら、第一村人ならぬ、第一ミツバチ発見!!!
ナニワイバラという園芸種です。数匹来ていました。でも、風が強いから、花にいるのも大変。撮影する側も大変でした。
ちゃんと花粉団子をくっつけています。
次に遭遇したのが民家の玄関先に植えられた葉ボタンの花のところ。
1匹だけが忙しそうにお仕事中でした。ほんの2,3本なのによく見つけるよねぇ・・・。
1時間半ぐらい歩きまわって、ついに見つけたのがお寺の境内にあった藤棚です。
わんさか来てきました。
次に出会ったのが住宅街の空き地です。
空き地で嬉々として写真を撮りまくっているのなんて、私たちぐらいですよねぇ(笑
タンポポやカラスノエンドウにたくさん来ていました。
ただ、ここのカラスノエンドウはアルファルファ・タコゾウムシにかなり喰われちゃっていました。
これ以後はミツバチにはで会えず・・・でした。
でも、246号線の裏手にある団地に足を踏み入れてみてびっくり!
まるで都会に残された森のような空間です。
ミカンやビワなどの蜜源の樹木があちこちにあります。
表参道のウラを通り、渋谷へ向かったところ、明治通りの手前にこんな空き地が突如出現しました。
でも、残念ながら、ほとんど花はなし。
せめて菜の花でも咲いていればなあ。雑草の花も咲かない痩せた土地?
2時間半たっぷり歩いて、セイヨウミツバチにちょこっと会えました。
意外だったのが、空家がちょこちょこあって、その小さな庭や玄関先にハマダイコンなどの花が咲いていたり、ビワの木が残っていたことです。都心の中の都心である原宿もまた、時代の流れからは逃れようがないのかな…。
昭和に建てられた団地のように空間がたっぷりあると、いろいろな木々や草花が生える余地が生まれ、昆虫や鳥の生息も可能になります。生き物たちにとって心地よい空間が少しでも増えるといいなあ・・・。