今年も、たくさん花を咲かせたいと思います。
養蜂振興法が昨年改正され、平成25年1月1日より、施行されました。
改正にあたり、みつばち百花も、昨年、日本養蜂はちみつ協会でプロの養蜂家の方たちと検討会を重ねてきました。
各地でさまざまなみつばちプロジェクトが立ちがっており、ミツバチへの関心は高まる一方です。
また、個人の方で趣味で養蜂に取り組む人も急増しています。
養蜂業に新規参入する企業も出てきています。
が、ミツバチが本来の営みを行える自然環境は大きく変化しました。宅地化や開発による緑地の減少、農地や空き地の荒廃などにより、養蜂スペースと蜜源植物が大幅に減少しています。
養蜂家の高齢化や、養蜂技術の低下も危惧されています。それらに加え、無軌道なミツバチの巣箱移動などは、近年、多くなっているダニや病気の問題を拡大させる危険もはらんでいます。
今回の振興法の改訂は、こうした現状を踏まえて、プロ、アマチュアを問わずすべての養蜂家に強く自覚を促すものとなっています。
改正された法律の詳細は日本養蜂はちみつ協会のサイトをご覧ください。
ミツバチの力が注目され、養蜂がブームになっているからこそ、お互いにルールを守って、養蜂家、市民、農業者など関係するそれぞれの立場で、ミツバチが生息しやすい環境づくりをできることからやっていければと思います。
この振興法改正により、ミツバチとの新たな絆が築かれることを祈ります。
みつばち百花は、今年も国立蜜源ガーデンをはじめ、各地でミツバチと一緒に花を咲かせる活動に取り組んでいきたいと思います。そして、データベースをますます充実させていきたいです。

写真は、年末のお天気の良い日にビワの花にたくさんミツバチが来ていたときのものです。
日射しが少しでも暖かいと出てくるんですね。
働き者のミツバチです。