2011年08月29日

国立に花畑出現

秋の風を感じるようになってきましたね。
6月下旬に種蒔きし、7月中旬に間引きした約300坪ほどの畑でヒマワリ、キバナコスモス、高嶺ルビーが満開です。連携先のKFの方が、花畑の様子を撮影した画像を送ってきてくれました。

元田圃ヒマワリ0829.jpg


ヒマワリは、種でどんどん重くなっているようで、すでに首を垂れています。

ヒマワリ0829.jpg


キバナコスモスは、これからが満開。
ミツバチだけでなく、虫たちがたくさんやってきているそうです。
みなさんに喜んでもらえているみたい。

キバナ0829−1.jpg


もちろんミツバチにも、ね!

高嶺ルビー0829.jpg


高嶺ルビーも満開。かなり長い期間、咲いています。
でも、流蜜しているのかなあ。

もう少し涼しくなったら、この花畑でピクニックしたいです。

2011年08月25日

風の中のマリア

晩夏、それはスズメバチたちの活動が活発化する季節でもあります。
昨年は、連携先のカフェスローの土台部分の排水溝跡に自然営巣していた日本みつばちの巣が、オオスズメバチに襲われ、全滅してしまいました。
そのとき、窓ガラスを開けて、穴をうかがっていた私の目の前に一匹のオオスズメバチが現れ、威嚇してきました。
あわてて窓ガラスを締めましたが、ガラスの向こうから睨み付けられ、とてもコワイ思いをしました。襲った巣を占拠している間は、もっとも攻撃的になるそうです。そう聞いて以来、なぜこのときに攻撃的なのか、そもそもなぜ秋に集中して集団で巣を襲いにくるのか、などなど、オオスズメバチには興味深々でした。

それらの疑問にすべて応えてくれるのが百田尚樹さんによる「風の中のマリア」です。
今、みつばち百花のメンバーの中でのベストセラーですひらめき

DSCF7661.jpg


ヒロインは、なんとオオスズメバチのワーカーのマリアです。
アストリッドという女王が率いる帝国のもっとも勇敢な戦士マリア。
物語は、そのマリアの生きざまを通して、オオスズメバチの生態が語られ、ほかの虫との関係性が明らかにされていきます。

オオスズメバチは東アジアにのみ分布。なのに、なぜゲルマン系の名前なんだ?という疑問は湧くのですが、まあ、そこはオオスズメバチのお千代じゃあ、雰囲気出ませんから。
学名のヴェスパ・マンダリニア・ジャポニカからイメージされたのかもしれません。

「ヴェスパ・マンダリニア  オオスズメバチの身体は、そのすべてが戦いのために作られたものだと言っても過言ではない」
とあるようにトランスフォーマーもびっくりの最強の戦闘能力を持っている。

どんな昆虫もかみ殺す巨大な顎と固い牙
何度でも刺すことができる針
獲物につきたてる鋭い爪
抜群の動体視力を誇る眼
甲虫に匹敵するほどの強固な身体
桁外れの飛翔能力

狙われたら最後、どんな昆虫も逃げられませんあせあせ(飛び散る汗)
いやはや、人間でよかったです。いや、人間といえども、できるだけお近づきになりたくないです。

この最強の戦士の一匹であるマリアが、帝国を支える優秀な戦士となる過程で、自分たちの生きざまにさまざまな疑問を持ち、悩みながら成長していく様子が描かれています。

どうして私は卵を産まないのだろう、とふと思ったり、襲いかかった虫に「恋の一つもできないくせに」などと罵られたりして、どこか一抹のさみしさを感じるあたりには思わずほろっとしてしまいます。

どんなに勇敢な戦士でも、オンナなんです…マリアも。

一方、どうしてオオスズメバチは集団で襲うのかという疑問は、しっかり解決。ぜひ、本書をお読みください。ほかのスズメバチとの関係性も実に興味深いです。

そして、なによりも日本みつばちと西洋みつばちとオオスズメバチの三つ巴の関係性は、彼らの生きてきた歴史ゆえの、自然界における関係性の緻密さと巧妙さに感心させられます。
日本みつばちにとって天敵であるオオスズメバチが、実はサポーターである一面も…これは読んでのお楽しみ。

餌食になる虫たちの小ネタも、いずれもとても興味深いです。
昆虫界、なかなか厳しい世界です。
人間界が一番楽かも、なんて思いました。

昆虫界におけるミツバチへの理解も進むし、なによりもオオスズメバチや昆虫たちが、ちょっと身近に感じられる、何度も読み返したくなる物語です。ぜひ、ご一読を!


画像の本の帯に書かれている、同じ作者による「永遠の0」も、お薦めです。
こちらは、戦争のときのお話です。昆虫とは、まったく関係ないです。


ラベル:スズメバチ
posted by みつばち at 12:03| Comment(0) | TrackBack(0) | みつばち関連の本&グッズ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年08月24日

快進撃を続けるはっちビーたち

連携先の富士見高校養蜂部はっち・bee・8が、ついに今年、全国学校農業クラブ長野県大会優勝に続いて、北信越大会「プロジェクト部門」に於いて、最優秀賞を受賞しました。次は10月下旬に長崎県で開催される全国大会です。

発表題目は、「富士見ミツバチタウン大作戦 〜人とミツバチと自然にやさしいまちづくり〜」でした。
まさに「みつばち百花プロジェクト」なのです。

昨年は、県大会では最優秀賞たったけれど、北信越大会では惜しくも最優秀賞を逃し、2位となってしまったのでした。
しかし、今年はばっちり快進撃です。
養蜂部も2年目となり、活動も厚みが増してきました。

プレゼンの様子を見たかったなあ〜!
きっと来月早々に訪問する富士見町蜜会スペシャルでばっちり報告してくれますね。
とっても楽しみです。

めざせ、日本一!

ラベル:長野県
posted by みつばち at 16:46| Comment(0) | TrackBack(0) | みつばち百花プロジェクト | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年08月16日

ルリマツリと日本みつばち

毎日暑いですね。
真夏は、花が少なくなるとき。ミツバチたちは、どんな花を訪れているのかな…。

庭のルリマツリに毎朝、日本みつばちが来ています。
南アフリカ原産の花に日本みつばちというショットが可能になるなんて、現代ならではです。

rurimaturi5.jpg


毎朝、日の出とともに訪れているようです。
すごく忙しそうに花から花へ飛び回っています。
見ていると、きれいに咲いた花よりも、開きかけている、あるいは閉じかけている花の方を選んでいます。たぶん開きかけの方かな。
面白いことに10時ぐらいを過ぎると、いなくなってしまいます。

rurimaturi4.jpg


花粉団子を付けているから、花粉はもらっているようだけれど、蜜はどうなのかなあ。
長い管を持っている花で、管の先を吸ってみると甘いです。
ということは、ミツバチには届かない。

花を分解してみました。

rurimaturi7.jpg


やはり花粉、ですね。

育てるのが簡単だし、花の時期が6月から9月ごろまでと長いので、ミツバチにとってはありがたい花ですね。

2011年08月06日

蜜会スペシャルを開催するんですが…

蜜会スペシャルとして、下記のような企画を実施します、とお知らせなんですが、すでに登録会員の方と百花の正会員のメンバー、連携先のメンバーの方で定員に達してしまいました。
一応、こんな企画もやります、ということでお知らせです。


蜜会スペシャル “富士見で日本みつばちと仲良くなろう!”
2011年9月3,4日(土日) 1泊2日

みつばち百花プロジェクトの連携先の一つである長野県富士見町で、日本みつばちのあれやこれやを体験する旅です。
現地では、富士見高校(長野県富士見町)養蜂部とOB会である「はにービーかれっじ」が迎えてくれます。
養蜂部では、全国でも珍しい高校での日本みつばちの養蜂活動により、農業クラブ長野県大会で最優秀賞を2年連続で受賞しています。
この機会に日本みつばちと仲良くなってみませんか?
私たち主催団体にとって初めての試みです。
のんびり、ゆったり、でも、盛りだくさんの内容でミツバチ談義の楽しい1泊2日にしたいと思います。

宿泊場所は、町内にある川崎市少年の家です
参加費は、10000円(宿泊費、昼食1回、夕食、朝食、現地での車代が含まれます)
集合は富士見駅です。現地集合、現地解散です。
参加予定人数:20名

スケジュール
11:15〜 富士見高校にて養蜂部の活動紹介
12:00〜 昼食
13:00〜 巣箱づくりワークショップ(巣箱はすでにつくってあって、そこにペインティングなどをします。
翌日、採蜜するミツバチさんたちをこちらの巣箱に移してくれるので、そのままグループごとのオーナー制となります)
15:00〜 みつろうクリームづくり、高校の見学など
夕方は、少年の家に移動し、バーベキューや交流会、星の観察会などを行います。

2日目
9:00〜 採蜜
12:00〜 昼食
13:30〜 蜜源植物ガーデンづくりをしているBee Ptaggerや富士見町の見学
16:00ごろ終了

主催:
みつばち百花
NPO法人くにたち富士見台人間環境キーステーション
富士見高校養蜂部
はにービーかれっじ

定員に達したので締めきりました。


posted by みつばち at 22:51| Comment(1) | TrackBack(0) | 蜜会のお知らせ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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