2011年06月26日

にぎやかなみつばちの庭

みつばちの庭が、最近、すっかり庭っぽくなってきてうれしいです。
今日も、お手入れしていたら、通りがかりの人に「いつもきれいね。ずっと続けてね」なーんて言われちゃいました。

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ひまわりが満開になりつつあります。
レモンバームの陰になりがちだった看板を、えいっとど真ん中に持ってきました。
矢車草はそろそろ終わりなので、周辺にコスモスの種を蒔きました。

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レモンバームとラベンダーが満開!
コマルハナバチとマルハナバチが忙しそうにしていました。

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食用ほおずきの花が咲き始めていました!
やった〜!ちゃんと結実してくれるかしら。虫さんたち、よろしくね。

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高嶺ルビーも花を付け始めました。
でも、花色が白っぽい…やはり暑いとピンクにならないのかなあ。
だとしてら、蜜も出してくれないかも。

1週間ほど前にここから徒歩5分くらいのところで日本みつばちに遭遇。
民家の玄関先に植えられていた金魚草にいました。

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たった5分のところには来ているのに、なぜ、ここには来ない!
どうして〜?!

お待ちしています。


posted by みつばち at 15:47| Comment(0) | TrackBack(0) | みつばちの庭@三鷹 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年06月25日

ミツバチのお仕事の成果

今日は、蜜源畑づくり2日目で、ちょこっと残った畑にキバナコスモスの種を蒔きました。

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これはモグラの穴。このあたりにはたくさんいるそうです。食料となるミミズが土の中にたっぷりいるということらしいです。国立の畑の豊かさですね。

種蒔きの後にIさんたちの巣箱が置いてある農園に行ってみました。
5月のハニーウォークのコースになっていたところです。

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ブラックベリー

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リンゴ

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柿、

撮り忘れたけれど、キーウィーも鈴なりになっていました。
いずれもミツバチのお仕事の成果です。

2011年06月24日

ミツバチと一緒に花畑をつくろう!@国立

晴れないでー、なんて祈ることはめったにないけど、今日ばっかりは、お願い、太陽さん、照らないで、と。
が、しかし、晴れオンナの私、気温がぐんぐんあがっていく中、20名を超す方に集まってもらい、農地にヒマワリとコスモスの種を蒔きました。
昨日、朝日新聞に大きく掲載してもらったので、飛び入り参加してくださった方たちもおられました。
(記事は後日、こちらにアップしますが、なぜか共催のNPO法人くにたち富士見台人間環境キーステーション(KF)の名前が出ていない…)

DSCF7295.jpgまずは地元の農家さんから、種蒔きの仕方などをご教授いただき、




DSCF7297.jpg種をもらい、





いざ、種蒔き。まずはヒマワリを植えました。


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みんなでやれば早い!

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みつばち百花のメンバーも、神奈川や埼玉、千葉から参加しました。

次は、二つ目の農地へ。

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途中までヒマワリを蒔いてから、コスモスへ。
百花メンバーは、昨年、国分寺で育てて、種を採った高嶺ルビーを蒔きました。
(横に線が入っているあたり。ピンクの花が一面に〜を夢みて)

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晩夏から初秋にかけて、花畑が出現するはず!
秋の貴重な蜜源になってくれますように。
暑い、暑い日差しの中、みなさん、お疲れさまでした。

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この春の4月下旬から、すぐ近くの農地に巣箱を置いているIさんとKさんによるヴァージンハニーです。ミツバチとIさんたちのコラボ作品でもあります。
まさにこの時期の国立の季節そのものの味。
口に含むと、何度も歩いた田んぼや畑、用水路の流れる風景、庭先の花畑の一つひとつが浮かんできます。

Iさんによると、養蜂をやってみたら、次から次へといろいろな課題が押し寄せて、予想していたよりも大変ということです。ミツバチへの愛情たっぷりのIさんたちは、毎日試行錯誤の連続です。その奮闘ぶりは、Iさんのブログ「国立ミツバチ日記」に詳しくアップされています。(女王蜂に名前を付けてる…。あ、Iさんたちは女性です。なぜか百花PTの関係者は女性が多い)
Iさんは、今日も、汗を流しながら、一緒に種蒔きしていました。

もっと花いっぱいにするから、ミツバチさん、健やかなに育ってね。

(汗、汗、汗、の後、水、水、水…いくら飲んでも渇きがおさまらなーい!)

ラベル:国立

2011年06月15日

国立で蜜源ガーデンづくりを開始します

昨年から、NPO法人くにたち富士見台人間環境キーステーション(KF)と連携して開催していた「ミツバチがつなぐ夢」の連続講座がベースとなって、今年、いよいよ蜜源植物を増やすみつばち百花プロジェクトが国立でも始まることになりました。
市内の300坪の農地に地主さんと一緒にヒマワリやコスモスの種を蒔く「ミツバチと一緒に花畑をつくろう!」種蒔きイベントをKF「まちかど教室」と共催で開催します。
日時:6月24日(金)、25日(土)の2日間です。

詳細は以下の通りです。

日時・場所:
6月24日(金)10:00-午前中
谷保天満宮南 錦鯉養殖園隣田んぼあと

6月25日(土)10:00-午前中
谷保浄水公園東隣 梨園あと

6月26日(日) 予備日(作業状況・天候により)
※24日・25日とも、小雨決行・雨天中止

集合時間・場所:9:30 谷保駅南口
(現地集合を希望される方は、申込時にその旨をお伝えください)

参加費:300円(保険代含む)

持ち物:汚れてもいいスニーカー(長靴より動きやすいそうです)
    軍手 帽子 タオル 水筒
    ※昼食持参は自由です

谷保の農家さんで、国立観光まちづくり協会理事でもある佐伯富雄さんに、初日に種まきのご指導をいただきます(スコップも貸していただけるそうです)。
まく予定の種は、ヒマワリとコスモス2種類です!
今回のイベントでは、蜜源植物の確保とともに、私たち人間も見て楽しい、きれいな花畑づくりをめざします。

参加希望の方は、みつばち百花事務局までメールでお知らせください。
info*bee-happy.jp
(*マークを@に置き換えてください)

2011年06月09日

「ハチミツでダイエット」は,本当?

かなり前の「ミツバチの気持ち」 (2010年9月25日付)の記事「『?』なハチミツの宣伝文句−価値の創造からは逆行?」にちょっと(2か月近い?)前にいただいたご質問,「ハチミツはダイエットによいか」にお答えします.たぶん皆さんも知りたい内容なので,改めて記事として書いてみました.ハチミツに対する誤解(というより過剰な期待)をどう解くべきか,実に悩ましいですが,根底にあるのは,特定のものをありがたがる風潮.薬の場合は,ある成分がよいということは確かにありますが,食品の場合は,やはりバランス感覚は不可欠です.では,いつものように辛口ミツバチと一緒に進めていきます.

minilogo.pngまず甘味度について,ハチミツは砂糖の2倍甘いのは本当かっていうところから確認しておこうよ.
糖類などの甘味を比較評価するための指標として,「甘味度」というのがある.ただ,これは機械で測るのではなくて,パネラーに比較点をつけてもらう相対的なもの.通常,標準はショ糖(つまり砂糖)で,これを100として,他の糖を評価する.教科書的には,ブドウ糖が64〜74,果糖が115〜173と幅がある(数値は文献によってさまざま).ハチミツを砂糖と直接比較するのは難しい.ハチミツには糖分以外の味覚成分(酸味や苦味など)が多いしね.もちろんハチミツを果糖とブドウ糖の混合物と考えることもできる.ただ,全体の濃度が低いと,同じ濃度のショ糖よりも甘味を感じにくく,濃度が高くなると混合糖の方が甘味を強く感じるらしい.「ハチミツは砂糖の2倍甘い」というのは,原液の話なら妥当そうだけど,薄めた状態では過剰評価になっちゃってるだろうなあ.

minilogo.pngハチミツっていったって,その中の果糖とブドウ糖の組成比は蜜源によって異なるよ.ハチミツならみんな同じ甘さということはないはずだよ.酸味や苦味によっても甘さの感じ方はちがうしさ.ハチミツ同士を較べた人はいないの?
アメリカで1974年に10種類のハチミツの甘味度をパネラーを使って調べた人がいる.それぞれの糖組成と照らし合わせると,やはり,果糖が多いハチミツの方が甘味を感じやすいという結果だったようだね.その点で,砂糖はショ糖という単独の糖だけれど,ハチミツは複雑だし,有機酸やミネラルなど味に係わる成分が含まれるから単純に2倍甘いというのは適切な表現ではないね.ハチミツによって異なりますよ,というところか.果糖が多いという意味ではニセアカシアのハチミツはやっぱり甘く感じやすいね.

minilogo.pngアイスクリームの場合など,低温での甘味の感じ方っていうのが次の確認事項.果糖は冷たいほど甘く感じるの?
これも誤解されやすい.ショ糖は高温で甘味が強く,低温になると甘味を感じにくくなる.果糖は温度によらず安定した甘味らしい.だから同じ濃度のショ糖と果糖を温度を変えながら較べると,低温では果糖の甘味が際立つし,高温ではショ糖の方が甘くなるということらしい.アイスクリームなどには果糖の多いハチミツが甘味として向いているのは事実だと思う.でもハチミツ入りのアイスクリームなら甘味料は少な目だからなんて,食べ過ぎたら意味ないしねえ.

minilogo.pngお次は,これもよく聞かれるハチミツのカロリー.ミツバチ的には,ハチミツはエネルギーの素なんだから,これが低カロリーでは何のために作っているかわからなんですけど.
そりゃそうだ.でも砂糖100gのカロリーが384kcalに対して,ハチミツは294kcalといわれている(食品成分表による).単純比較すると砂糖に対して2〜3割少ないことになるけど,ハチミツには水分が20%前後含まれているから,この点は当然といえば当然なんだけど.

minilogo.png水の分は当然少ないよね.それはミツバチとしては納得.で,砂糖の代わりに砂糖よりも甘いハチミツを使えば当然摂取カロリーは減るから,ダイエットにいいということなのかな?
そうだねえ.例えば料理で砂糖を100g必要としているところに,甘味が2倍で,カロリー25%減のハチミツを使えば,同じ甘味を確保するためにはハチミツは半分の50gでよさそうだし,その結果,カロリーは147kcal,つまり砂糖100gのカロリーの40%ほどということになるね.ただ,そこには大きな落とし穴がある.料理の場合,他の材料は変えないわけだから,あくまで甘味の分でのカロリーが減るということで,料理全体のカロリーが40%減るということではない.例えば肉じゃがのような料理だったら,ハチミツで減る分なんて,ジャガイモや牛肉分のエネルギーに較べれば微々たるものだろう.

minilogo.pngなるほどね,でも「塵も積もれば・・・」ってことなんじゃないの? 摂りすぎたカロリーは脂肪となって体に蓄積するのが問題なんでしょう? ハチミツは体に蓄積しにくい?
ミツバチは巣の中にたくさんハチミツを貯えているよね.でも,人体に貯蔵される糖質量は,まずグリコーゲンとして肝臓に70g,筋肉に400g程度.ブドウ糖は血中に数g,脳や神経など活動レベルの高い組織に20gほど.この合計500gほどの糖質のカロリーは2000kcalで,普通の人の1日の基礎エネルギー量.つまり実は貯えどころか完全な自転車操業状態.とはいえ,これ以上に摂取された糖はすべて脂肪に変換されるといわれる.脂肪に変換されやすいのは,肝臓では果糖で,筋肉ではブドウ糖となる.そのあたり,摂りすぎないようにするのはなかなか難しそうだなあ.

minilogo.png糖質でカロリー満たしちゃったら,栄養として必要な脂肪やタンパク質を,カロリーの観点からは摂取できなくなっちゃうなんてことにもなるんでしょう? 食べ過ぎには気をつけなきゃ.ところで,ハチミツは吸収がいいといわれるよね.砂糖とハチミツで何か違いがあるのかな?
人間にとってはエネルギーとして利用できる糖は基本的にはブドウ糖.だから,ハチミツを食べると,その中のブドウ糖は小腸壁から積極的に取り込まれて,血糖になって必要な場所に運ばれる.果糖は,それほどの積極的な吸収ではないので穏やかに取り込まれる.でも肝臓で急速にエネルギーに変えられる.一方,砂糖(ショ糖)も小腸で果糖とブドウ糖に分解されてから吸収されるから,そのあとは同じ道筋なんだけど,その消化の「手間」分だけ,エネルギー効率ではハチミツがいいとはいわれるだろうね.でも,どのくらい有意な差かなあ.

minilogo.png結局のところ,女の子としては,ハチミツ食べてダイエットしたいわけでしょ? それはリーズナブルなの?
まあ,このご時世,女の子だけではないかも知れないけれどね.でもハチミツだからといって,決してカロリーがないわけではないし,砂糖の使用量を控えるといっても,それは総合的な食習慣の問題だし,また栄養バランスの問題にもつながる.砂糖をやめて,ハチミツを食べ続けるとダイエットができるかのような宣伝文句は現実的ではないだろうね.脂肪を食べたがらない人もいるけれど,栄養的には必要なものだし,実は忌み嫌われちゃう皮下脂肪も,適度な量であれば,皮膚がなめらかで色白になって美しさを得られるものなんだそうだ.健康ということに関していえば,いかに上手に食べるかが課題だよね.ミツバチだって,ハチミツばっかり食べているように思われているけれど,本当は,必要なタンパク質などはミルクの形でもらってたりするし.あまり食べ物の本質的ではない側面にこだわると,精神衛生上もよくない.基本は,バランスよくいろいろなものを食べるということだろうね.ミツバチも一種類の花粉だけ食べてると免疫能力が低下するなんていう研究もあったよね.

minilogo.pngそうなんだよね.ミツバチ的には,花粉がよりどりみどりな状態が望ましいなあ.けっこう探し歩いても花がないときは,やむなく手に入るものだけの偏食になっちゃう.巣にある程度の貯えはあるし,若い娘たちがミルクに変えてくれるんで,幼虫たちの栄養状態に影響が出ることはまずないけれど,花が次々咲いくれるような環境なら,ミツバチは健全で,安心して暮らせます.その点は,同じ環境を利用している人間の皆さんもよろしくご理解お願いします.砂糖かハチミツで悩むより,外に出て種まきとかした方が,健康にもいいですよ.その花で私たちが作ったハチミツ,喜んで差し上げます!(食べ過ぎないようにはして下さい)


参考
橋本仁・高田明和(編).2006.砂糖の科学.朝倉書店.
吉積智司ほか.1986.甘味の系譜とその科学.光琳.





posted by みつばち at 17:54| Comment(0) | TrackBack(0) | ミツバチの気持ち by Junbee | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年06月02日

ブラシノキで雨の日もお仕事

今日も雨。
国立でふと通りかかったブラシノキの梢に目をやると…
ん?あれは!

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ミツバチじゃないの!

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雨のしずくがキラキラ光るブラシノキの中心で、夢中で蜜を吸っているではないですか!
よく見ると、あそこにも、ここにも。たくさん来ています。

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針状の花を指でつついても気がつかないほど夢中。
そんなにおいしい蜜なのかしら…

雨の日に出会えるとは思わなかったので、うれしかったです。

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