2011年03月20日

被災されたみなさまにお見舞い申し上げます

今回の東北関東大震災および長野県北部を震源とする地震により被害を受けられたみなさまに心よりお見舞い申し上げます。
また、福島原発事故により避難を余議なくされている方々、各地で救助活動に当たっておられる方々、みなさまの安全と健康を切に願います。

未曾有の災害、それによる原発事故という悪夢のような1週間が過ぎました。
まだ、各地でその悪夢は続いています。
報道やネットで知る惨状に言葉もありません。
1日も早い復旧と平安の日々が再び訪れますことを祈るばかりです。

原発事故という未知の災害に恐れおののく日々を送りながら、一方で電気があることが当たり前になっていたことにも衝撃を受けています。専門的な知識を要する情報が次々に発せられる中、恐怖を煽ったり、誰がウソを言っているかといったメールやツイートが数多く散見されます。
判断に迷うことばかりですが、みつばち百花は今こそ、ミツバチに学びながら得た「冷静な目で事象を捉える」という姿勢を貫きたいです。たとえば、原発を恐怖から考えるのではなく、私たちの暮らしにどれほどの電気がほんとうに必要なのか、から考えたい。原発を選択しない、あるいは縮小するためには、なにを我慢すればよいのかを知りたいです。

今日、さくらんぼの花が咲いていました。

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桜のつぼみは、大きくふくらんでいます。

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ミツバチが活躍するには、ちょっとまだ風が冷たいです。
でも、ミツバチたちは少しでも気温があがってくれば、きっと花を求めて巣箱を飛び出してくるはず。
自分たちのいのちをつなぐために。
次の世代のための花を受粉するために。

幸いの語源は、花が咲き広がることを意味する「さきはひ」です。
ミツバチとともに、めぐるいのちを大切に育む持続可能な未来に向けて、花を咲かせていきたいとあらためて強く思っています。


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2011年03月09日

みつばちの好きな花 小松菜

このところアクセス数が急上昇中のこのブログ。
花の季節到来で「みつばちが好きな花」で検索してくれる人が多くなったのかしら?
だとうれしいな。

三鷹の「みつばちの庭」では、小松菜の花が咲き始めました。

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植えたのではなく、一昨年育てたもののこぼれ種がこんなに大きくなりました。
実は、これ、伝統小松菜です。
固定種と言われる伝統小松菜とよく見かける小松菜(交配種)の違い、わかりますか?

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右が交配種の小松菜。青梗菜などと交配されています。病気に強く、つくりやすいのが特徴です。
左が伝統小松菜。江戸時代に小松川で生まれ、伝えられてきた品種です。不揃いで日もちがしない。病気に弱いので収穫時期が限定され、販売する側からは、ちょっと取り扱いが難しい品種です。言いかえれば、新鮮さが決め手で、旬の時期においしくいただけるということでもあります。
こうして比べてみると、違いがよくわかります。

葉が小さいうちに食べると、やわらかくてとっても美味しいです。
庭の前を通るたびに美味しそうだなと思いつつ、いや、いや、花を咲かせましょう、と我慢のLazy beeなのでした。

すると、こんなに大きく育ちました。
葉の陰にはイブキジャコウソウやタイムがあるんだけれど、この調子だと日陰になってしまっていますねぇ。少し葉を整理しないと・・・。
お隣ではのらぼう菜もつぼみを付け始めました。

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久しぶりににぎやかになりつつあるみつばちの庭です。
そろそろお手入れをしなくっちゃ。


2011年03月08日

FM西東京「ハッピーうーたん」に本日出演します

今日は3月8日。みつばちの日、なんですって。
いつからそうなったの?
8月3日は、1985年(昭和60年)に全日本はちみつ協同組合と日本養蜂はちみつ協会がゴロ合わせではちみつの日と制定したようですが。

まあ、みつばち百花は年中、みつばちの日なので特になにもしませーん(笑

でも、世の中的には“みつばち”をテーマにして取り上げてくださるのは歓迎です。

FM西東京では、「ハッピーうーたん」という番組で蜜をテーマに特集します。
その中で、ちょこっと10分ほどだけLazy beeが出演します。
11時20分ごろです。

ぶっつけ本番なので、ちゃんとミツバチのこと、ハチミツのこと、お伝えできるかドッキドキです。
インターネットでも聴くことができます。

みつばちの日は、みつばちに感謝する日にしましょう!って言おう!

posted by みつばち at 09:36| Comment(0) | TrackBack(0) | そのほかのお知らせ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年03月02日

温かくしてお待ちしています 福寿草より

あら?こんなところに福寿草が・・・。

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吉祥寺の街を歩いていて、花屋さんで見つけました。
じっくり見たのは久しぶりです。

福寿草のほか、カタクリやニリンソウなどの花は、春を真っ先に告げるけれど、そのいのちは短く、夏以降は地上部が枯れ、地下で球根が過ごし、再び春一番に花を付けるため、春のはかない花たち=スプリング・エフェメラルと呼ばれます。
森の中にひっそりと咲いているイメージですね。

長野県富士見町で先日、蜜源・花粉源植物のカレンダーをつくっていたときに名前が出てきて、春になると日本みつばちがたくさん来ているよ、と話してくれた方が何人かいました。
そのとき、「日本みつばちが好きな花なんだ・・・」と強く印象に残ったせいか、花屋さんのバックヤードにほんの少しだけ隠れるように置かれていた福寿草に目が吸い寄せられてしまいました。

佐々木先生の「蜂からみた花の世界」によると、「光沢のある花弁が凹面鏡のように作用し、日が当っていると中の温度は周囲よりも10℃も高くなる」とあります。
10℃も!
まだ、春浅い風の冷たいころに温めて待っていてくれるなんて、うれしいでしょうねぇ。ミツバチたちは、福寿草の花の上で心おきなく花粉を集められるのですから。
花の知恵というかサービス精神、すごいです!
福寿草を見る目が変わっちゃいました(笑
この花の中で花弁に抱かれて温まってみたい、なんてね。

長野で福寿草が咲くのはいつごろになるのかしら。
また一つ、気になる花とみつばちの関係が増えました。

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