
今は、本格的な花の時期をめざして、女王蜂にどんどん卵を産んでもらわなくっちゃ。
卵が孵ったら、幼虫にミルクもあげないと。
なので花粉がたくさん必要なの。
でも、まだまだ咲いている花は限られているから、足りなくなるときもある。
そんな私たちのためにオジサンはこんなものをつくって巣箱に置いてくれるの。

花粉と大豆の粉などを砂糖水で溶いて、練ったもの。
手作りなのよ。
ハチミツだと気温が低いと固まってしまうから、砂糖水を使うんですって。
この練り具合が微妙で、固いと利用しにくいし、ゆるいと巣に落ちてしまう。
オジサンは一番いい固さに練ってくれるの。

私たちが増えないと、ハチミツがたくさん採れないから、至れり尽くせりのサービスは当然と思わないこともないけど。。。でも、冬中、暖かく過ごせるようにしてくれたり、ひよどり除けをつけてくれたり、痒いところに手が届くって、こういうことをいうのかも。
ここはとても居心地がよいのよ。オジサンの愛を感じるわね。

見学に来たLazybeeがなめてみて、「おいしい!」って言ってたわ。
人間の口にも合うみたいね。
私たちって、けっこうグルメでしょ。
だから、本当はおいしい蜜を出してくれるお気に入りの花にだけ行きたいけれど、現実はそうはいかない。
なければ、「あんまり好きじゃないなあ」と思っても行く。
背に腹は代えられないってやつね。
私たちのお気に入りの花が、今年もたくさん咲きますように。
そんな花を選んで植えてくれるらしいから、楽しみ〜。
みつばちさん、三鷹の「みつばちの庭」では、そろそろ在来小松菜(上)とのらぼう菜(下)の花が咲きますよ。お待ちしています。

