2010年07月10日

エゴノキの秘密

ミツバチに感心をもたなかったら、ツタの花なんて永遠に見なかっただろうなあ。
葉のかげでひっそり咲くとは、奥ゆかしい。壁をつたってどこまでも図々しくのびていくくせに。
でも、やっぱり不思議。どうやってミツバチは時間差を気がつくのかしら。ほぼ一期一会の花たちなんだけど。

かぼちゃ畑でこんなものに出会いました。

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花?

でも、エゴノキの花の時期は終わったし、花はもっと小さいし…と思っていたら、

「それは虫です」と佐々木先生。

むっしーっ!

どう見ても花に見えるけど。

と先生が花びら状の部分を割ってみたら、中にアブラムシがびっしり。ぎゃーっとなって、写真を撮るのを忘れました。こういうときにちゃんと写真を撮るのが探究心というものでしょ。でも、「びっしり」って弱い。。。こういうときにかつての虫嫌いが再浮上する。事務局長がいたら、根性入れて撮っていたはず。

これはアブラムシがエゴノキの遺伝子を操作させてこんなものを変成してしまうそうです。
ググッてみたら、「エゴノネコアシ」と呼ばれているとあります。
これをつくるのは、エゴノネコアシアブラムシというやつです。
わかりやすい名前です(笑)
どう見ても花に見える。自分たちの住処を植物に作らせてしまう。
おそるべし、アブラムシ!

ここを出たあとは、アシボソというイネ科の植物に移動。要するにエゴノキとアシボソが一緒に生えているところをうまく利用するというわけ。

エゴノキはというと、種はこんな可憐なものだけれど、サポニンを含んでいて有毒。なので魚毒として、かつては川などで魚捕りに使われていたそうです。

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私たちの傍らで着々と植物も虫も生き残りをかけた戦略で、闘いつつ、共存しつつ命を営んでいるんですねぇ。。。

エゴノキの本当の花。

DSCF1568.jpg


蜜源・花粉源植物です。
実はとってもエグイから、エゴノキと付けられたとか。
でも、蜜はとっても甘い。有力蜜源です。