2010年03月26日

粉屋さんちのかわいいお嬢さんたち

ひな祭りの日、メリッサのとうちゃんが粉屋さんから巣蜜をもらってきてくれたの書いたよね。「今度行くか?」と言われていたが、なんと今日、行くことに。

近い。歩いても行ける。しかも、たまに散歩コースにしている。
粉屋さん、看板もない普通の民家である。

「ミツバチ見せて。子どもが好きなんだよ」と、ご主人に話す父。
立派なお庭の先に巣箱が。

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8年前に、庭にミツバチの群れが来て(分蜂)、「なんか捕まえて飼ってみたい」思い、見事捕獲。自ら増やし、今は3群に。
西洋ちゃんだった。

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「お茶飲みますか。どうぞ」と、父を呼ぶ。茶飲み友達か!?
メリッサがミツバチと蜂蜜が好きなことを知ったご主人、
なんと蜂蜜を持ってきてくださる。

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巣箱ごとに採ったという蜂蜜。
寒くて結晶化してるが、???な蜂蜜。
スプーンを突っ込んだところ、何の抵抗もなく入っていく。
なんだこれは〜!!!パウダースノーみたいな触感。ぷにぷにしているだけで、楽しい黒ハート
お味も、もちろんグ〜よ。桜やアカシア、春真っ盛りのころの花木の蜜。

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たくさんの花木のお庭。全部咲いたらきれいだろうな。


お米や小麦をできるだけ低農薬・低肥料を心がける粉屋さん。
そんなおじさんのところには、ひっきりなしにお客さんがやってくる。
何の看板も無いのに、だ。
7月・8月、田圃には、ミツバチが乱舞する。

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お米の花だよ。(撮影者:粉屋さん)

大切に育てられている花木にもミツバチが。
開発の進む市内であるが、何だかオアシスのような処だった。

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ボケに集まる。色の美しいボケだ。


P.S.
「道わかったな。今度から粉買ってきて。ミツバチ見せてもらうように頼んどくから」と、父ちゃん。
小麦のお使い係りに任命されたメリッサであった。







posted by みつばち at 23:26| Comment(4) | TrackBack(0) | ミツバチと一緒にHappy Honey Days  | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

イチゴ農家訪問記 その3 ミツバチのために花を植えるイチゴ農家

3年前から近藤さんと益子さんは、耕作放棄地に菜の花、ひまわり、コスモスを順に植えています。
最初は1町歩から始めて、菜の花は1町1反に、コスモスは1反ほど、それにひまわりと今年は2町歩ほどに広がっています。

一口に耕作放棄地に花を植えるといっても、一度放棄されたところを耕作可能に整備するのは、トラクターを使って3人がかりで1日かかってしまう。花を咲かせていると、「うちもやって」と近隣から頼まれるけれど、労力もコストもかかるので少しずつ広げています。
「種代がかかるんだよね」とお二人。

今年の花の予定地。田んぼと山の間の部分にはひまわりを植える予定。

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道路際の土地に昨年、コスモスを植えたところ、カメラを抱えた人が何人も訪れたそうです。

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緑の絨毯のようになっているところが菜の花畑。
手前の整備されたところがコスモス用の土地。
奥は放棄されている土地。

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この地域はかつてこんにゃくが盛んに作られていたところだけれど、中国からの輸入ものに押され、衰退していきました。近藤さんは、32年前にイチゴに転換しましたが、当時も一番先にイチゴに転換し、今回も、誰もやらないことに着手しています。すごい!

この一帯200軒で専業農家は10軒もいないほど。耕作放棄地が目立つばかり。矢祭町全体では60町歩ほどにもなるとか。

昨年のひまわりの種。

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F1だから、今年はたいした花ができないかもしれないけれど、いい花が咲いたら、そこから種をとって、この地にあった種にしていきたいとのこと。
補助金はあるけれど、1年目の金額が大きい割りに継続できないので使いにくいとも。できれば毎年ほんの少しずつでもいいから、種代を補助してくれたらいいんだけれどなあ、と。
そうですよね。花を増やすためにはお金以上に労力がかかりりますから。

イチゴ農家の新しい取り組みを、ミツバチのために、農家の方たちがおいしいイチゴを作り続けることができるために、そして、大地が生かされて花いっぱいになるように私たちも応援していきたいとあらためて思いました。

みつばち百花では、蜜源・花粉源植物としてちょっと注目している花があるので、それを植えてもらおうかと検討中です。


posted by みつばち at 10:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 各地のみつばちと人 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

イチゴ農家訪問記 その2 イチゴ農家とミツバチの関係とは?

農家は、ミツバチを養蜂家からレンタルするか、買うかのどちらかを選択します。費用はどちらもあまり変わらないそうです。
イチゴ農家にとってミツバチは受粉してくれる大切な昆虫。
しかし、イチゴを育てるだけでも大変。ミツバチのことは専門外だから、世話をするところまで手が回らないのも現実。

25度以上にもなるハウスの中で、ミツバチたちは花蜜も花粉も少ないイチゴの花の中を来る日も、来る日も飛ぶことになる。そうなると、ちょっとイライラすることもあるし、ハウスのビニールに止まって休んでいることもある。
そんなときに忙しい農家の人が巣箱につまづいたり、ビニールをぎゅっと握ってしまったりしたら、ちくっと刺されてしまうことも。
お互いにイチゴを真ん中に必死なだけに、コミュニケーションが取れそうで取れない。人と虫、ですしねぇ。。。
シーズンが終わるころには、ミツバチは疲れきっていて、そのまま死滅してしまうことも多いそうです。

今回、お訪ねした福島県矢祭町のイチゴ農家の近藤隆夫さんと益子孝一さんのお二人は、3年前にミツバチの減少が騒がれ始めたころ、レンタルしていた養蜂家からのミツバチが途絶え、それなら自分たちで飼ってみようということになりました。ミツバチを死滅させることなく、元気なままでずっと使い続けていければ、経費も助かります。
そこで1群ずつを分けてもらい、トライしてみることにしました。

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シーズン中のおよそ6ヶ月の間、ミツバチたちはイチゴの花だけだから、栄養が偏り、免疫力が低下してしまいます。それが死滅の大きな原因のひとつ。だから、元気でいられるように栄養を工夫してみたところ、今年は昨年よりも、とっても元気だとか。

同行した中村先生に巣箱を内検してもらいました。

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「元気ですね。この時期にこれぐらいの数になっていれば、大丈夫でしょう」とのこと。
そう聞いて近藤さん、とってもうれしそう。

今までは、食料としてキナコをハチミツで固めたものを花粉の代用として、砂糖水を花蜜の代用としてあげていたそうです。
中村先生からは、大豆はミツバチにはあまりよくないそうで、花粉代用は市販のフィードビーにすることに。
砂糖水は、湿度が高いハウス内ではミツバチは巣に持ち帰った砂糖水をハチミツにするために水分を飛ばすことが大変になり、体力を消耗するのでやめたほうがいいだろうというアドバイスがありました。

お二人には、ミツバチのためを思ってあげていた砂糖水が、かえって負担になっていたということを知ることができたととても喜んでもらえました。
当初は経費削減が大きな目的だったといいながら、今ではすっかりミツバチにはまってしまい、元気に巣を維持してもらうにはどうしたらいいかと日夜、相談する毎日だとか。

巣箱も手作り!(私たちと同じです)

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そんなお二人が昨年から始めたのが、シーズンが終わってからのミツバチのために花を植えることです。
ハウスの外には、福島にも春の気配が濃厚です。
春からの母群となる巣箱が無事越冬完了を迎えつつあります。
巣箱の周りには、蜜源植物であるオオイヌノフグリが満開で、ミツバチが訪問中でした。

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近藤さんの家の入り口にある梅の枝にも、ミツバチの訪花が確認されました。
「うちのミツバチですよ」

これからはハウス内の温度は上昇し、ミツバチたちの消耗が激しくなります。でも、ミツバチはとりあえず元気な様子。この分なら、イチゴの終了時期にハウス外に出して、採蜜転用が可能になるかも!ハウスで利用したミツバチが、次年度用の母群に流用できれば、花粉交配にミツバチを必要とするすべての園芸農家にとって革新的なことになるかもしれません。もちろん、働くミツバチにとっても!

里山の春は、もうすぐそこまで来ています。

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次回は、耕作放棄地が花畑に…
訪問記その3 ミツバチのために花を植えるイチゴ農家

posted by みつばち at 07:44| Comment(3) | TrackBack(0) | 各地のみつばちと人 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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