1月10日に玉川大学ミツバチ科学研究センターで恒例の研究会が開催されました。
回を追うごとに参加者が増え、今年は300人以上が参加。養蜂関係者だけでなく、一般の方もずいぶん増えたとのことで、ミツバチへの関心が高まっていることを実感しました。
科学ジャーナリストの松永和紀さんによる「農薬を巡る報道は適切か? 食の安全とリスク管理を考える」
同センターの佐々木正己教授による「日本の蜜・花粉源植物の現状と将来」
世界的に著名な養蜂振興の専門家である、Nicola Bradbearさんの「ミツバチと生物多様性に最適な手段としての持続可能な養蜂」
以上、3つの演題で講演が行われました。
新生「みつばち百花」にとっては、3人の方のご意見や情報はどれもとても興味深く、そして、刺激的なことばかりでした。
佐々木先生の講演内容は、まさに私たちが考えていることと方向性がぴったり!
ということで、11月には特別研修会をしていただいたこともあり、今後も、いろいろとご指導をいただくので、顧問に就任していただくことになりました。
ニコラさんのお話は、これもまた、私たちが考えていたこと、ミツバチからたくさん恩恵を受けている私たちがやるべきことを示唆する、とても刺激的な内容でした。
実は翌日、ニコラさんには私たちのフィールドである国分寺を一緒に歩いていただき、23日に先立って、今までの報告をし、今後のことなど一緒に話し合う機会をカフェスローで持っていただきました。
「持続可能な養蜂」
講演でも、とても印象的だったこの言葉。
ミツバチの危機が叫ばれる中、私たちが今、しっかり見直さなければいけないことは、果たしてどんな環境下で彼女たちが過ごしているのかということ。
そして、養蜂も、養蜂業が大きな転換をすることはなかなか大変ですが、アマチュアなら、できるだけ自然に近づけた養蜂をしながら、ミツバチと仲良くなることも可能なはず。
経済効率にいつのまにか組み込まれてしまったミツバチたち。
その部分を少しでも開放する手助けをしたいと強く思いました。
ニコラさんには名誉会員になっていただくことを快諾してもらいました。
Bees for Developmentからの情報もいただけることになったので、みなさんにもいろいろお知らせしていければと思います。
みつばち百花のメンバーとニコラさん
(カフェスローにて)
そう、私たちって女性と男性の割合がまさにミツバチの巣なんです・・・
ニコラさんには、みつばち百花の英文名を考えてもらいました。
A Thousand Flowers for Beesに決定!
英語にすると、100から1000に増えちゃいました(笑)