2009年10月20日

れんげ事情

昨日、日比谷公園で開催された土と平和の祭典は、最高のお天気に恵まれ、ものすごい人出でした。風土倶楽部のお店は内輪みたいなものなので、アースデイマーケットの枠の一番奥でしたが、それでもたくさんの方にお立ち寄りいただきました。
そして、ふたたび、日本みつばちの来訪もありました。
黒々とした、ちょっと大ぶりの元気な子で、とてもカメラを向けても撮れないくらい、速く飛び回っていました。
昨日は、ハチミツを持参していなかったのですが、「りんご」の袋の周りでウロウロしていました。外に香りは出ないはずなんだけど・・・。
犬や猫がワンコ好き、ニャンコ好きがわかると寄ってくるように、ミツバチもわかるのかしら[E:confident]

さる会合でレンゲが話題になったので、ちょっと気になって、埼玉で有機農業をやっていて、毎年、レンゲを蒔いている友人に聞いてみました。
やはり・・・。
ヨーロッパ原産のレンゲの大敵アルファルファ・タコゾウムシのヤツめが関東にまで来ているそうで、レンゲの花がすぐダメにされてしまうため、彼の周辺の農家は別のマメ科の草に切り替えるところが多くなってきたそうです。こうなると蜜はますます採れなくなりますね。
九州は壊滅的だとずいぶん前から言われていて、レンゲのハチミツとあると、ほんとかな?という人もいるぐらい。レンゲのハチミツというのはどんどん貴重品になっています。
中村先生によるとついに北海道まで侵害しているそうです。

天敵とあわせたり、種蒔きの時期をずらして、繁殖を防いだりといったことも一部地域でされているようですが、レンゲにかぎらずマメ科の植物が大好物のようで、草むらで繁殖しちゃうというやっかいなヤツです。

Dscn1071s

かつては田んぼに窒素を固定するための緑肥として鋤き込んでいました。
化学肥料が当たり前になり、兼業農家が増えたり、田植えが機械化されたりと農業の形態も変化したことも、レンゲの減少に拍車をかけたはず。
タコゾウも大きな原因には違いないけれど、ミツバチたちの行き先が減ったのは私たちの暮らしの変化とも深い関係があります。
私たちの暮らしと植物、そして虫、すべてはつながっているんですねぇ。

レンゲのハチミツは、さらっとした、クセのない味わいで可憐な小公女のようなハチミツ。
どうしたらタコゾウのヤツめを撃退して、増やすことができるのか。
これもまた、私たちみんなの知恵が試されているということでしょう。

Dscn1092

熊本県菊池市では、レンゲ米というブランドでお米をつくっています。

この画像は数年前にちょうどレンゲが咲く時期に訪問したときに撮影しました。大好きな画像なので風土倶楽部のホームページに使ったりしています。