2008年08月30日

フランスからのはちみつ便り

フランス在住のエヴルー由布子さんから、はちみつ便りが到着しました。はちみつとフランスって、マッチしすぎですねー。素敵なはちみつのあるフランス・アルプス地方の暮らしを少しみなさまにおすそ分けです。由布子さん、よろしくお願いします!

はじめまして。東京はちみつくらぶの会員のゆうこと申します。現在フランスのアルプス地方に住んでいて、はちみつの美味しさにこちらに来てから開眼しました。今日は、フランスのはちみつ事情について少しレポートさせていただきます。よろしくお願いいたします。日本では、何気なく買って食べていたはちみつですが、フランスに来て種類の多さに驚きました。マルシェ(市場)にはたくさんの食べ物のお店がでるのですが、必ずはちみつのスタンドが出ています。値段も手ごろで、250gで4ユーロから買えます。

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マルシェの良さは、生産者と直接話ができて安心。はちみつ農家のおじさん(というには若いのですが)は、はちみつ一筋ですから色んな話を聞かせてくれます。買う前に色々と話をして、お勧めのはちみつを選んでくれる事もあります。

「アカシアのはちみつは、クセがないので小さい子も安心して食べられるよ」とか 「このタイム風味のはちみつは、寒い冬にハーブティーに入れて飲むと身体があったまっていいよ」などなど。

私の住んでいるアルプス地方は、山と湖に囲まれ自然一杯のところです。恵まれた環境で作られるはちみつは、ベーシックなアカシアから始まって山のはちみつ、松のはちみつ、ラベンダー、タイム、フランボワーズ、栗など種類が豊富なのが特徴です。お店によっては、スプーンで試食させてくれるところもあります。食べ比べるとそれぞれの特徴がはっきりわかって、はちみつの奥深さに感心。

そんな試食で、私の心と身体に響いたのが松のはちみつです。ただ甘いだけではなくコクがあり、口にふわりと広がる感じは身体にエネルギーを与えてくれます。すっかりはちみつにはまってしまった私は、現在アカシア、山のはちみつ、松のはちみつをTPOにあわせて楽しんでいます。

フランスに来て一番おいしいはちみつの食べ方を発見しました。それは、昔いたホームスティ先で教わったものです。焼きたてのバゲットを、縦にカットした上にバターを薄く塗り、その上にはちみつをかけて食べるのです。これに熱いカフェか紅茶。シンプルなのですが、やみつきになります。これを朝食としてフランス人は食べていました。あまりの美味しさに一ヶ月飽きずに食べていたら。。。3キロ太りました。

他にも、はちみつの美味しい食べ方をこちらに来て知り、はちみつが身近になりました。農薬などの影響を受けて、こちらでもミツバチの減少が話題になっています。はちみつを楽しむだけでなく、はちみつの第一貢献者であるみつばちの環境保護にも目も向けなければいけないと感じています。フランスにいらっしゃったら、是非マルシェではちみつ屋に立ち寄ってみてください!

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2008年08月17日

レストランでも養蜂!

このところ、銀座をはじめ、商店街や住宅街などでも養蜂を始めるところがたくさん出てきています。2004年に東京はちみつクラブを始めたころは、養蜂といっても「何、それ?」という感じでした。 ある小学校の廃校の屋上でやりたいという方たちが交渉したところ、「屋上から人に見下ろされるのはいや」「蜂が隣の保育所の子どもたちを刺したらどうする?」と反対意見が多かったそうです。

また、有楽町のあるビルの上でも検討されましたが、結局、蜂が入ってくるかもしれないから、窓を開けられなくなる、といった理由で立ち消えになってしまいました。 でも、いろいろな壁を乗り越えて始めた人たちにとって、みつばちは自然との回路をつなぐ、とても楽しい仲間になっていきました。 ミツバチが傍らにいる暮らしが普通になっていくなんて、素敵なことですね。

さて、多摩のたべもの研究会のお仲間であるアスタナガーデン(東京都多摩市)でも養蜂が始まりました。こんな素敵なレストランです。  

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レストランの裏手に置かれた巣箱です。

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斜面で、南向きで、日陰で...と最適の場所ですね。   忙しく出入りしているミツバチたち。 お世話をしているWさんのお話によると、 「養蜂は今年6月から始めたばかりで右も左も分からない状況です、ミツバチの飼い方の本を片手になんとかガンバっております。
本をよんでも解らないことが多く試行錯誤の連続です。毎朝巣門の脇にかがんでオハヨーと挨拶するのが日課となりました、ほんとうに可愛いですね」 とのこと。

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すでに収獲が8キロほどあったそうです。レストランの周辺はとても緑濃い地域です。どんな花の蜜を集めてきているのか。お店で味見できるようになる日が待ち遠しいですね!アスタナガーデンでは、多摩地区の野菜などをはじめ、全国各地の本物の食材を使ったお料理を味わうことができます。ミツバチたちも居心地のよい、多摩市の小高い丘の上のレストランで、ゆったり、おいしいひとときはいかが?

posted by みつばち at 11:04| Comment(0) | TrackBack(0) | 各地のみつばちと人 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年08月10日

ブルーベリーのはちみつ

東京朝市・アースデイマーケットの出店者仲間で、奈良市で無農薬でブルーベリーを栽培している、農業生産法人 むろう大沢農場さんをご紹介します。

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毎回、朝市のときには奈良から車でひとっ走りして、参加。同農園主の福田さんのおねえさんと弟さん。広大なブルーベリー農場なので、単花蜜のはちみつが可能とのこと。毎回、風土倶楽部のお店が忙しくて、なかなかほかの出店者さんをお訪ねする暇がないのですが、6月のマーケットのときにようやく立ち寄ることができました。が、出店のために荷物が多くて、はちみつを買うのは断念。ブルーベリーのはちみつをぜひ、購入したかったです。

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ネットでも買えます!

次回8月17日のマーケットは、風土倶楽部はお休みですが、むろう大沢農場さんたちは出店しますので、ぜひ、お立ち寄りください。

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