9月22日は、この秋の3シリーズの第1回目を開催しました。
はちみつブームの火付け役ともいえるラベイユの白仁田雄二社長のお話は、期待通りとても楽しく、刺激的な内容で、参加者全員大満足でした。
フランス、イタリアをはじめ、スペイン、ギリシャ、ハンガリー、ブルガリア、オーストラリアなど、世界中をはちみつの買い付けで飛び回っておられる白仁田さんならではの貴重なお話ばかりでした。
採れたままの風味を食卓へ、という師と仰ぐフランスの養蜂家ぺルノー氏の言葉を守り、厳しいチェックと管理を徹底されている様子がよく伝わってきました。

試食にいただいたラベンダーのはちみつはそれを物語るようなおいしさでうっとりしました。
プロヴァンス地方の村はラベンダーの花の季節には、村がラベンダー色に染まってしまうほど。そして、村に入って耳を澄ますとみつばちの羽音が聞こえてくるそうです。
それもそのはず!なんと10万箱、30億匹のみつばちが忙しくラベンダーの花の間を飛び回っているのですから。
だからこそ、ラベンダーの単花蜜が手に入るというわけです。
農業国フランスを物語る素敵なお話でした。

このほかにも、すぐにでも飛んでいって食べたくなるようなはちみつのスイーツのこと、ギリシャがなぜ世界一のはちみつ王国なのか、オーロラ色に輝くクリスマスツリーのはちみつの話などなど、興味の尽きないお話ばかりで時間のたつのを忘れました。
ギリシャのタイムと、イタリアの栗のはちみつを試食した後に、思いがけず世界で一番香気なはちみつと言われているレザーウッドのはちみつも試食させていただきました。
はちみつはワインと同じようにテロワール、すなわち風土と密接な関係のある食べものの一つだと思うからこそ、ローカル・ジャンクション21の活動の一つとして取り組んできました。今回は、その思いをより強くすることになり、もっとはちみつを好きになりました。そして、みつばちへの感謝の心も増したように思います。
ワインとの違いは、唯一、ヴィンテージがないことです。
はちみつは、2年以内に賞味した方が、風味や味わいがやはりよいようですよ。
消費は3000年経っても可能ですが(笑)

次回はニュージーランドのはちみつについて、コンビタ・ジャパンの原田社長からお話をお伺いします。
10月14日(日曜日)午後6時半から、会場は同じく明日館です。
ご参加のお申込みは、メールでお願いします。
10月27日(土曜日)は、日本にはまだ入ってきていないネパールのはちみつについて、現地の養蜂家の方からお話をうかがいます。希少なはちみつの試食もあり!
こちらもご参加のお申込みはメールでお願いします。
会場は、国分寺のカフェスローで、14:00〜です。
参加費は1500円。