10代なのにすでに養蜂家であるハッチの新コーナー開始です。
研究熱心でチャレンジングなハッチに、みつばちたちとの付き合い方や、はちみつの楽しみ方をレポートしてもらいます。
第1回目はミードのつくりかた!
いきなりディープなテーマです。
今年は間に合わないけれど、来年はチョコレートの代わりにミードをプレゼント、なんていうのもいいかも!


こんにちは、東京で養蜂をやっているハッチです。今回はミードに関するお話です。
私は個人でミードについて研究(?)じみたことをやっています。
今回は、そんなミード造りを紹介します。
ミードは、いたって簡単に誰にでも作れます。
材料は、蜂蜜
水
水道水の場合は沸かし冷ましにして、ミネラルウォーターや、こだわりの湧水でも良い
ドライイースト
ワイン用がお勧め。東急ハンズなどで売っている。ネットでも、「ホームブリューイング」で調べると、売っているところが分かる。パン用でやると不味いものになってしまう
一升瓶(発酵用の容器。透明の方が良い)だけです。
1 一升瓶は、事前に熱湯を入れて洗い、消毒して冷ましておきましょう。
2 蜂蜜は、ほとんどが糖度75〜80度あるので、イーストが発酵できません。そのため水で3:1(蜂蜜1、水3)ほどに薄めてイーストを加えます。
3 イーストは、スターター作業が必要ですが、それはイーストの袋に書いてあるのを参照にして下さい。
4 薄めたハチミツと、イーストを加え、一升瓶に入れたら、雑菌が入らないように、口元にコップなどをかぶせるなどしてから、暗くて涼しいところに置いて下さい。
およそ一ヶ月すると、発酵で濁っていたものが落ち着いて、透明度が増してきます。そうすると、瓶の底に酵母の滓が出来るので、上澄みだけを別の容器(一升瓶)に移して下さい。それから半年から一年ほど寝かせると、おいしくなります。出来上がったものは、すべて辛口になってしまうので、飲む時に好みの蜂蜜を加え、自分に会った甘さにして飲んでみて下さい。
始めての場合、失敗は当たり前なので、少量から始めてみて下さい。
材料の目安としては、蜂蜜300g、水1 、イースト茶さじ1/2程度です。
ただ、日本国内で度数1%以上のアルコール飲料を造ることは酒税法上認められてないので、注意してください。
夏場に作る場合は、暑さで発酵が激しくなり吹き出してしまうこともあるので注意して下さい。
これは、あくまで私の経験談ですので、不安な方は、何冊か本などにも紹介されているので、そちらを参考に作ってみて下さい。