2007年01月29日

アボガドのはちみつを使ったケーキ「ウィニー」のレシピ

昨日の記事でご紹介した、アボガドのはちみつを使ったケーキ WINNYのレシピです。

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1.サヴァイヨン ミエルアヴォカットを作る。(高さ4cm、直径15cmのセルクル型4台分)
(材料)
冷凍加糖卵黄・・・・・・・・・・・・・・200g
米国産アボカドはちみつ・・・・・・200g
オレンジ果汁・・・・・・・・・・・・・・・50g
キンカンの皮・・・・・・・・・・・・・・・20個分
生クリーム(純度35%)・・・・・・800g
粉ゼラチン・・・・・・・・・・・・・・・・16g
(作り方)
@卵黄、米国産はちみつ、オレンジ果汁を合わせて、85℃に温めた状態で泡立てる。

Aキンカンの皮を細かく切り、@につけ香りを移す。
BAに7分立ての生クリームを加えて混ぜ合わせる。
C氷水でふやかした粉ゼラチンをBに混ぜ合わせて、冷やしておく。


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2.キンカンのコンポートを作る。
(材料)
キンカン・・・・・・・・・・・・・・・・・20個
水・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・1リットル
シロップ・・・・・・・・・・・・・・・・・150g(水2に対し、シュガー1の割合)
カモミール・・・・・・・・・・・・・・・6g
(作り方)
@鍋に湯を沸かし、キンカンがやわらかくなるまで茹でる。
Aキンカンの皮を細かく刻み、カモミールを加えて沸騰させたシロップに一晩漬け込む。

3.クレーム・アマンドを作る。(材料)
牛乳・・・・・・・・・・・・・・・・・・・700g
米国産はちみつ・・・・・・・・・50g
パートダマンド(66%)・・・150g
粉寒天・・・・・・・・・・・・・・・・8g
生クリーム(45%)・・・・・・100g
(作り方)
@牛乳でパードダマンドを煮て、やわらかくなったら裏ごしする。
A@を85℃まで温め、寒天を加えて混ぜながら溶かす。
BAにアボカドのはちみつ、生クリームを加えて混ぜる。
C型に流し、キンカンのコンポートを散らす。

4.パン・ド・エピスを作る。
(材料)
ローママジパン・・・・・・・・・375g
アボカドはちみつ・・・・・・・100g
卵黄・・・・・・・・・・・・・・・・・113g
全卵・・・・・・・・・・・・・・・・・338g
コーンスターチ・・・・・・・・・57g
薄力粉・・・・・・・・・・・・・・・57g
ベーキングパウダー・・・・2g
シナモン・・・・・・・・・・・・・1g
アニス、ナツメグ、クローブ・・各0.5g
ショウガの搾り汁・・・・・・28ml
バニラシュガー・・・・・・・・2g
焦がしバター・・・・・・・・・169g
(作り方)
@ローマジパンにアボカドはちみつ、卵黄を加え、全卵を少しづつ加えながら泡立てる。

A@に粉類を加え、ショウガの搾り汁、バニラシュガー、焦がしバターの順に混ぜ合わせる。
B天板にAを流しいれ、平らにのばして200℃のオーブンで焼き上げる。

1,2,3,4の組み立て&デコレーション
@15cmのセルクル型に厚さ1cmのパン・ド・エピスを敷き、サヴァイヨンを半量まで流しいれる。
A@の上にキンカンのコンポートを混ぜ込んだクレーム・アマンドを置く。その上にパン・ド・エピスをのせ、再度サヴァイヨンを流し込み、冷やし固める。
BAを型から抜き、表面にホワイトチョコレートをピストレし、キンカン、セージ、米国産アボカドはちみつ、チョコレートを飾る。

ホワイトチョコレートに包まれた真っ白な「WINNY」のできあがり!!!!!!!

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アボガド・バライエタルハニーを使った個性的なケーキを味わいました!

先週末、米国養蜂協会主催の米国はちみつを使った「はちみつ特別デザートセミナー」に東京はちみつクラブ会員のお一人Yさんに参加していただきました。
私が行く予定だったのですが、年度末でどうにもならなくて急遽「お願いします!」とSOS。快くお引き受けいただいたというわけです。

以下はYさんからのレポートです。


セミナーは、まず最初に米国養蜂協会、米国のはちみつについてのお勉強を少々からはじまりました。

米国養蜂協会とは、はちみつの需要拡大を目的として、マーケティング、調査研究販売促進、広告活動を行う振興機関なのだとか。
本部はアメリカにあるだそうです。

本日、初体験となった米国産はちみつは、華やかな香りのクローバー、ハーブのようなバスウッド、テューペロ、オレンジブロッサム、アボカド、メンソールのような風味のユーカリプタス、ソバの7種類。

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どれも個性的な味わいです。
今回味わったのは米国産はちみつのひとつの特徴であるバライエタルハニー。

バライエタルハニーとは、ミツバチが1種類の花から集めた単一蜜源蜂蜜の総称。

一番印象的だったのはキャラメルのような濃厚な味わいのアボカドでした。
デザートレシピで使ったのも、このアボカドのはちみつ。
教えてくださったのは、優しげな眼差しの東京練馬区の「キャロリーヌ」の中川二郎シェフ。

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アボカドはちみつを使った「ウィニー」はお店でも販売する人気の品。クマのプーさんから名前を付けたとか。
アメリカ産はちみつの力強い味と風味を魅かれて生み出したケーキなのだそうです。

味わうと、アボカドのはちみつが金柑の香りを引き立て、余韻にカモミールの心地よさが残ります。
果実、エピス、はちみつ、香草が一体となって新たな味や香りを生み出しています。
味のまとめ役はショウガのスパイシーさを感じさせるビスキュイ。
いくつもの食材が複合的に組み合わさりながらも、バランスのよい仕上がり。
新しい味わいに出会った喜びに心もウキウキしてきました!!!!!!!!!!。

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シェフ曰く、スパイスを使う場合、1%単位で味に違いが出る。
「ルセットはあくまで目安に自分が作りたいお菓子のイメージを大切にと」アドバイスをくださいました。

アシスタントの女性にも優しくて、アドバイスひとつにも人柄の良さがあらわれていました。
練馬のお店にも行ってみたいと思いました。

シェフの店:キャロリーヌ 東京都練馬区春日町6−10−28

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シェフに教えてくださったアボカドはちみつに合う組み合わせは、ほかにもたくさん。

アボカドはちみつとナッツのヌガーモンテリマール
アボカドはちみつとラ・フランス
アボカドはちみつとフィナンシェ→はちみつ効果でしっとりと仕上がります。
アボカドはちみつとショウガの風味を付けた紀州みかん

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はちみつのお酒、2種類のスパークリングミードも試飲させていただきました。
これは昨年12月に開催された東京はちみつクラブ主催のはちみつヌーボパーティでも味わったのと同じもの。

はちみつスイーツにはちみつのお酒と、はちみつ尽くしで幸せの時間となりました。

明日はレシピを掲載します。

2007年01月27日

ハチミツのことなら おまかせ in ニュージーランド

熊本からの帰りの飛行機の中でJALの機内誌をめくっていたら、「ハチミツのことならおまかせ」という記事を見つけました。

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ニュージーランドのオークランドにハチミツの殿堂「ビーズオンライン・ハニー・センター&カフェ」が2003年からオープンしているという記事を発見しました。
ハチミツの生産・販売、食べ方の提案まで一貫して行いうというもので、カフェでは、ハチミツを使った料理も食べられるそうです。
オーナーは、建築家でシェフでワイン醸造家でという多彩な人物だそうで、趣味が嵩じて、こんなに楽しそうな施設をオープンしたそうです。

でも、こんなに大掛かりなものを建設しなくても、里山の保全活用をしている団体なら、東京はちみつクラブで提案しているようにミツバチを飼って、採れたハチミツを食べられる場所をつくればいいだけ。すでにカフェとかレストランを持っているところもあります。

ミツバチの巣箱は、環境学習としても活用できるし、ハチミツの販売、化粧品の開発などやれることはたくさんあります。
すでに私たちのネットワークの一つ、熊本県菊池市のNPO法人きらり水源村では実行しています。

昨年からの巣に少し蜜が溜まっているようで、近々、採ってみるという連絡がありました。
とっても楽しみです。

posted by みつばち at 15:10| Comment(0) | TrackBack(0) | 各地のみつばちと人 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年01月25日

蜂楽饅頭 in 熊本県水俣市

京都ー熊本経由でようやく東京に帰ってきました。1週間の出張で、すっかりからだが過疎地化して、東京の人波の中をうまく歩けません。いつものことながら、このギャップ、すごいです。

今回は2年ぶりの熊本県水俣市訪問。お天気がまあまあよかったけれど、山間部ばかりをうろうろしていたので、やはり寒かったです。
連日、仕事が終わって帰ってきたら、蜂楽饅頭は終わっていて、朝、行ってみたら、この白いジャケットを着た女性がお店を開けるところでした。

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あー、残念!
おいしいのだ、ここの饅頭は。

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以前は蜂蜜に今みたいに興味があったわけじゃなかったので、蜂蜜が入っているというのをすっかり忘れていました。

今や、水俣名物。地元の人も大好きな蜂楽饅頭なのです。

思わずウィンドーから、饅頭焼きの鉄板を撮っちゃいました。

せっかく目と鼻の先のホテルだったのにぃ。
来月、また、水俣訪問なので再挑戦しよっと!

posted by みつばち at 22:45| Comment(0) | TrackBack(0) | お店情報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年01月16日

クロワッサン2月10日号に掲載されます

このところ、年度末が近づいていて報告書作成と駆け込み出張に追われていて、更新がままなりません。
はちみつネタをゲットする時間もなくて…。
みなさま、何か面白い情報があったら、ぜひ、メールでお知らせください!

クロワッサン編集部から記事ページの校正依頼がきました。
昨年のはちみつヌーボーパーティを中心に東京はちみつクラブについての記事がなんと1ページも!

みなさま、ぜひ、お楽しみに。
2月10日発売号59ページです。

ラベル:掲載記事
posted by みつばち at 23:16| Comment(0) | TrackBack(0) | 掲載されました! | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年01月07日

距離を計算して飛んでいる!?

今日の日経新聞に「ミツバチ 賢さ予想以上」という記事が掲載されています。

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みつばちはエネルギーをからだに予め貯めておいて、蜜を探しに出かけるのではなく
飛んでいきときに消費すると予想されるだけの蜜をからだに蓄えてお出かけします。

蜜が採れる花がどこにあるかわからないときは、その距離の3,4倍の量の蜜を蓄えていくけれど、花のありかが特定できると、仲間に教えて、必要最小量しか持っていかなくなるそうです。

ということは距離を計測して飛んでいっている。
おまけにそれを正確に仲間に伝えている。

す、すごいです。

距離がわかるということは、飛んでいるときに視界に映る風景の流れを量的にとらえて距離を計算しているということだとか。

藤原さんが、社民党のビルの上に置いている箱の後ろの壁に、○とか△とか×とか書いて、帰ってくるときに自分の巣箱を間違えないようにしているといっていたっけ。

何千年も生き続けながら蓄積されたメカニズムって、すごいですね。
人はどんどんそんな知恵とか技を忘れていっているのに。

posted by みつばち at 14:55| Comment(0) | TrackBack(0) | みつばちたちの秘密 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年01月01日

あけましておめでとうございます

東京はちみつクラブの会員のみなさまへ

初春のお喜びを申し上げます。
みつばちたちは、冬越しの真っ最中です。
今年は暖冬との予報ですが、春が待ちどおしいのはみつばちも人も同じでしょう。
2月に梅の花がほころびはじめたら、みつばちたちも少しずつ活発になってきます。
昨年ははちみつを学びましたが、今年は少し戸外に出て、みつばち気分でハニーウォークをしてみようと思います。
詳細が決まり次第、お知らせします。
ぜひ、ご参加ください。

みなさまにとって、黄金に輝くはちみつのように
2007年が豊かな稔りの年となりますように

posted by みつばち at 14:55| Comment(1) | TrackBack(0) | ミツバチと一緒にHappy Honey Days  | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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