2006年01月11日

ニホンミツバチの文化誌 その1

「自然と文化67号 ニホンミツバチの文化誌」編集+発行 (財)日本ナショナルトラスト・(社)日本観光協会 2001年11月15日発行

今回は、とてもとても興味深いこの冊子からのご紹介です。

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表紙にあるイラストは、1811年に書かれた「栗氏千虫譜」(りっしせんちゅうふ)にあるミツバチの分業状況を描いたもの。封建時代の当時、蜂が女王蜂を失えば、群れがつぶれてしまうことが臣の忠義と見えたようです。
これに先立つ1697年に書かれた「本朝食鑑」(ほんちょうしょっかん)には、蜜を採らずに帰ってきた蜂が追い返されたり、逆らう蜂はほかの蜂に刺し殺されるといった記述があるそうです。
これは江戸城の庭園内で蜂を飼って楽しんでいた様子が描かれていて、国立歴史民俗博物館名誉教授の塚本学氏によると、まとまった日本みつばちの観察記録の最古の例だとあります。

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当時はたぶん女王じゃなくて、王だと思われていたんでしょうねぇ。
人はどうしても虫や動物を擬人化して捉えたくなるようです。
でも、時代によって虫を見る目も変わってきます。今なら、女系だということに目が向いてしまいますねー。冬になると、オスは全員、巣から追い出されてのたれ死にの運命だというあたりに親近感を抱くか、コワイなーと思うか。さてさて・・・。


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この図は、1872年にオーストリアで開催された万国博に出品するために編纂された「蜂蜜一覧」の一部だそうです。旧式養蜂の様子がよくわかる図となっています。
今回、食育フェアの「大人のための食育ワークショップ」のトップバッターとして登場する東京はちみつクラブ企画の「育てて食べたい日本みつばちのはちみつ」では、この古式で採取されたはちみつを味わっていただきます。

はちみつ、ローヤルゼリー、花粉、蜂の子、蜜蝋すべてを搾蜜したり、湯煎したりして粗めのアミを通して漉しただけのもの。それだけ「栄養」がぎゅぎゅっと詰まったはちみつです。ただ、味わいはちょっとというか、かなりクセがあります。
カラダにいい!と思ってありがたくあじわう、しかないですね。

味わってみたいという方は、ワークショップにご参加ください。
詳細はこちらへ。

ラベル:日本みつばち
posted by みつばち at 18:59| Comment(0) | TrackBack(0) | みつばち関連の本&グッズ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする