2005年12月28日

はちみつの幸福力

みなさまへ

今年は、思わぬ「みつばち&はちみつ」年となりました。
たくさんの方々にお会いできたことが一番の収穫です。
2006年には、また、ハニーな企画をいろいろ実施したいと思います。

みつばちプロジェクトもいよいよ本格始動します。
伊賀上野を舞台にした「忍ぶ糸」の蜜ルート構想もお楽しみに。

農文協刊の現代農業増刊2006年1月号「畑カフェ・田んぼレストラン」に、LJ21のみつばち&はちみつの活動についての原稿「ハチミツの幸福力に導かれて」(仮題)が掲載されます。
都心の本屋さんではなかなか入手しにくい雑誌なので、みなさん、取り寄せる、大手町のJA地下にある農文協ブックセンターで買うなどして、ぜひ、ご覧ください。

では、みなさま、よいお年を!
2006年がみなさまにとって幸多い年となりますように。

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2005年12月25日

ハチミツでクリスマスディナー

クリスマスと言っても、別に何一つ変わらない日曜日でしたが、ハチミツをつかって料理でもつくろうと昨晩から思い立ち、本をアレコレと調べていました。

ハチミツ料理で言えば、やはりこの本がお勧めです。「はちみつ わっ、おいしいレシピ」(主婦と生活社)和食、イタリアン、アジアン、デザートなどお料理のバラエティーが豊富で、写真もきれいで見ているだけで幸せになります。

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さて、今日つくった料理は三品。
○パンチェッタと焼きアスパラのはちみつリゾット
○はちみつチキンの生春巻き
○豚のスペアリブバーベキュー風

どれも大成功。ハチミツと料理は本当に相性がいいです。
リゾットは、シャンパン(乾杯した分の残りを拝借)とチキンブイヨンでお米を煮て、最後の仕上げにモッツァレラチーズとハチミツ(あまりクセのないレンゲを使用)を入れます。分量通りに入れると、あまーい、、と思いきや、一煮立ちさせると味がしっかりと馴染んで、コクが出るから不思議。

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豚のスペアリブバーベキュー風は、バーベキュー時によくつくる、マイレシピです。ワイン(お酒でも可)、ショウガとニンニクのすりおろし、塩コショウ、醤油で一煮立ちさせて、そこにハチミツを混ぜてお肉を漬けて焼くだけ。お肉が柔らかく、味もしみこみやすく、これは、きっと誰でもできるおいしく簡単につくれる一品でしょう。

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今日の一番のお気に入りは、生春巻きでした!チキンの下味にもハチミツを入れますが、この料理はソースがポイント。
サワークリームにレモンのハチミツを混ぜ、塩コショウで味を調えます。レモンは家になかったので、同じ柑橘系ということで、先日のハチミツパーティーでいただいた沖縄のシークァーサーのハチミツを使用。サワークリームとこのハチミツを混ぜただけで、すごくオイシイ!!チーズケーキのような味わいで、デザートとしていけます。これは酸味のある柑橘系のハチミツが、やはりベストマッチでしょう。(左奥がそのソースです)

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さて、これに塩コショウを入れて、ソースにする???と、非常に不安になるのですが、これがちょっと甘みのあるチキンとバジルの香味の生春巻きに絶妙に合うのです!この一見、ミスマッチな味わいが、我が家でも大評判でした。

ほんの三品だけでしたが、ハチミツって料理に活かしたら、本当に面白そうです。いろいろと発想が膨らんでいきます(本を見てつくっているので、偉そうなことは言えませんが・・・)。皆様もぜひいろいろとトライしてみてください。そして、もし、これイケます!というメニューがあれば事務局まで、ぜひご一報を。

2005年12月22日

日本みつばちのはちみつでだし巻き卵はいかが?

2006年1月14,15日に有楽町国際フォーラムのホールで開催されるニッポン食育フェアの「大人のための食育ワークショップ」で、東京はちみつクラブとして14日10:30〜「はちみつ物語その2 育てて食べたい日本みつばちのはちみつ」を実施します。

日本みつばちについての説明に加えて、西麻布の分けとく山総料理長の野崎洋光さんにつくっていただいただし巻き卵をみなさんに試食していただけることになりました。材料は、福島県川内村から放し飼い鶏による卵と日本みつばちのハチミツです。

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大切に育てられた幸せそうなニワトリさんたちです。

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これは日本みつばちたちのお宿。川内村の農家の庭先です。

川内村については、こちらのレポートをご覧ください。

和食の達人と日本みつばちと幸せな鶏が産んだ卵が出会うとき、どんなだし巻き卵が誕生するのか!
ワークショップ参加者先着32名様に試食していただきます。

野崎さんによる川内村のはちみつを使っただし巻き卵は年末の朝日新聞にお正月料理として掲載されるそうです。

ニッポン食育フェアの詳細はこちらへ
ワークショップの詳細およびお申し込みはこちらへ

ラベル:日本みつばち

2005年12月21日

はちみつパックでお肌つるるん なるか

このところ仲間うちでハチミツ関連の本を読んでは、「ハチミツを食べていると死なないみたいだよ」なんて言い合っています。

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もちろん人間の致死率は100%なわけですが、本の中に踊る「老化防止」や「殺菌力」「疲労回復」なんて言葉についくらくらしてしまいます。
そういえば祖父は91歳、祖母は88歳で他界しましたが、直前までハチミツとヨーグルトの朝食を欠かしていなかったな・・・と急に思い出したりして。

最近は前回のコラムでも書きましたが「美肌効果」という言葉にすこぶる弱くて、「なんでもやります、アタシ」状態です。
このムックによると、ハチミツで便秘解消、血行がよくなるのでお肌にいいのがまず一つ。そのまま塗っても殺菌力があるので肌のトラブルを防止、果糖の保湿効果、皮膚細胞の活性化を促す亜鉛の含有とあり、すごい期待がもてそう。

早速、お風呂に入るときにハチミツをお肌に薄く延ばし、そのまま湯船にゆっくり浸かる・・・なかなかいい感じです。
もちろん使っているのは精製したもの、加糖されたもの、熱を加えたものではなく、天然はちみつです。

実は私は30年来、さる化粧品会社のハニーローションなるものを使い続けています。どんなはちみつ成分が入っているのか、今まで考えてもみなかったけれど、どうなんでしょうねぇ。私のお肌になんらかの効果があったのかなかったのか。
本当は「ハニ〜」という言葉のもつ力が一番強かったりして?

みなさんも何か効果があったら、お知らせくださいね!

別冊家庭画報 はちみつで元気を手に入れる
〜ミツバチがくれた「万能薬」で体イキイキ〜
監修:宇津田含 医学博士・養蜂家
世界文化社 2004年7月刊 1000円

2005年12月19日

紅芋酢とはちみつの最強コンビ現る!

先日のはちみつヌーボーパーティでもご紹介した京都府宮津市の飯尾醸造による紅芋酢。地元の丹後で獲れた紅芋酢から紅芋もろみを造り、時間をかけて発酵・熟成させたお酢にはポリフェノールがたっぷり。

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ポリフェノールはいわずとしれた抗酸化物質の一つ。
ストレスや暴飲暴食、怪しげな工業製品化された食べ物などで疲れた体にどんどん増える活性酸素を撃退してくれるありがたーい物質なのです。ポリフェノールは赤ワインにたくさん入っていると有名になった物質ですが、毎日、赤ワインをがぶがぶ飲んでいたら、からだにいいわけない。

そこで紅芋酢です。
お酢は、血液をサラサラにし、動脈硬化を予防したり、糖尿病の予防、老化防止などなど功能多数。
それにですよ、ビタミンC破壊酵素の働きを弱める作用をするため、美肌にも良い!

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ということで、紅芋酢を知ってから、毎日、はちみつをぬるま湯に溶かして割って飲んでいます。
はちみつも功能多数。ということは最強コンビではないか?
ふふふ。めざせ!若返り!
とか気になりだしたということが問題かも・・・。

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色がきれいだから、それだけで楽しい。
はちみつは、60度以上になると成分が壊れていくので、ご注意を。

耳寄り情報:
はちみつで割って飲むのはどうも・・・という辛党の方へ
飯尾醸造5代目見習いさんの飯尾彰浩さんお勧めのドリンクをご紹介します。
芋焼酎にほんのりほんのり色がつくぐらい紅芋酢を入れて、ロックや水割りで。
お酢は肝機能を高めてくれるので二日酔い防止になるそうです。
だからといって、飲みすぎない!ことはいうまでもありません。

2005年12月17日

はちみつヌーボーパーティその2 ミードワインで乾杯!

今回、ようやく3本だけ空輸してもらって間に合ったミードワインがこれ!
かなりハラハラさせられました。
来週には後を追って船便が到着、盛岡で売り出されるそうです。

8月8日に飲んだものと比べると、こちらは無色透明。
3本を50人で分けたので、結局、ほんのひと口ずつになってしまいましたが、これが前評判とおり、おいしかったです。

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やわらかな甘さのある、さっぱりとした口当たりです。
少し時間を置くと、変化してきて、また違った味が楽しめるとか。
というほど、今回は量がなかったので残念。

中には「プロポリスっぽい」という人も。いずれにしろ、がぶがぶ飲むようなワインではなく、結婚式などのお祝い事の乾杯ワインにはぴったり、という感じです。
このワインに関する情報はこちらをご覧ください。

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また、今回は参加者の方に小さな天使の羽根がついたガラスのスプーンをプレゼントしました。
はちみつの色が楽しめること、舌ざわりがいいこと、味が変わらないことなどから、選んでみました。

実は、オリジナルのスプーンをガラスのアーティストにお願いするつもりだったのですが、思いついたのがちょっと遅くて、間に合いませんでした。
来年こそは!です。

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パーティに参加してくださった方々から、自宅の敷地内でのクラブとしての巣箱設置のご提案や、はちみつを使ったお料理の研究、みつばちやはちみつをテーマにしたイベントなど、いろいろなご提案をいただきました。

東京はちみつクラブでは、「ワインのようにはちみつを楽しもう!」を合言葉に、はちみつを通して人と人、人とモノが出会える素敵な場となれるよう、いろいろな企画を行っていくつもりです。

はちみつを作ってくれるみつばちたち、
みつばちをお世話する人たち
はちみつを売る人たち
はちみつを食べる人たち
みんなが幸せの環の中で暮らせる
そんな“はちみつ新生活”をめざしましょう!

2005年12月14日

はちみつヌーボーパーティその1 ご参加ありがとうございました

12月13日火曜日18:45〜丸の内の倶楽部21号館で初のはちみつヌーボーパーティを開催しました。
当日の飛び入り参加の方が多く、結局、50名以上の方にご参加いただき、会場は熱気であふれました。

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主役ははちみつ。LJ21事務局で用意したはちみつに加えて、藤原誠太さんには日本みつばちのはちみつを、ソムリエの木村克己さんをはじめ参加者のみなさんは旅先などで見つけたはちみつを持ってきてくださったおかげで、中央の大きなテーブルはきらきら輝くはちみつだらけ!
1年間の自然の豊穣のシンボルみつばち&はちみつならではのリッチな夕べとなりました。

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うっかり撮影し忘れてしまったのですが、肉料理にはこのところ6回シリーズでお届けした足立区花畑のハッチの養蜂場で採れたはちみつソースが登場!普段肉をあまり食べないという人までおいしいと言ってもらえ、「これはいける!」と大好評でした。
こちらの養蜂場では、来春から東京はちみつクラブとして箱を置かせてもらうという話も進行中。詳細が決まり次第お知らせします。

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今回の主役のはちみつは以下の通りです。

まずは西洋みつばちによるもの
<LJ21提供>
柿、あざみ、はぜ、白雲木、いたどり、萩、りんご、ひまわり、山梨、けんぽなし、梅、みずき、藤、奥出雲の山蜜、茶、胡麻

東京のはちみつ
菜の花、そめいよしの、みかん、金柑、ゆりのき、足立区花畑、世田谷区羽根木

タイから
らいちー、りゅうがん、さぶすあ

みなさんからのご提供
アメリカ:ラズベリー、クローバー
イタリアシシリー:オレンジ
沖縄:シークァーサー、ノニ、センダングサ
東京:セイタカアワダチソウ
日本:キハダ

日本みつばちのはちみつ
LJ21提供
宮崎県高千穂町、福島県川内村、岩手県住田町種山ヶ原、三重県大内山村、長野県松本市安曇、世田谷区用賀

藤原誠太さん提供
福岡県、岩手県盛岡市、愛媛県、大分県久住

これだけの種類のはちみつが一堂に会するのは初めてのことではないでしょうか?
いろいろなはちみつの味を知れば、自然をぐっと身近に感じることができるし、甘さのバリエーションを知ることは食の豊かさを感じることでもあります。

それにしてもはちみつはどうしてこうも人を饒舌にさせるのでしょう。
はちみつを肴に大いに盛り上がった夕べとなりました。



2005年12月12日

ハッチの養蜂現場を直撃レポート in 足立区 その6最終回

6回も続いた、ハッチの養蜂現場ですが、今日はとうとう最終回。ハッチの自宅周辺の蜜源をのぞいてみます。

庭には、ユリノキと、栗が植わっています。これは将来の採蜜用だそうです。
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畑には野菜が植わっていますが、蜂が受粉してくれるので、花はすぐに終わって結実するそうです。
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さて、次は近所の蜜源を案内してくれました。右側の並木がユリノキですが、これだけの本数があると、ハッチの蜜蜂も集めきれないくらい蜜をだすそうです。

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ミツバチたちがセイタカアワダチソウから花粉を採っています。西洋ミツバチはハッチの巣からやってきたものだと思われます。そういえば、黄色の花粉団子を抱えた蜂君がいましたね。巣から200mくらいあり、ミツバチの行動範囲の広さがわかります。そして、なんと下の写真に写っているとおり、日本ミツバチもいます。ハッチの家と反対側からやってきているので、近くに日本ミツバチがいるにちがいないとのことです。

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こちらが、セイダカアワダチソウと日本みつばち。

最後に、福原のお母さんからもお話を伺うことになりました。家で養蜂されていることについて尋ねると、息子さんのやりたいことをやらせてあげたいとのこと。最初、ハッチが蜂を飼うといったときには、知り合いの人に相談したくらい、心配したそうです。けれども、みんな面倒見がよくていい人に出会えるきっかけになったので、今はよいことかなと思っていらっしゃるそうです。

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ちなみにお邪魔した私は、ハッチに養蜂のことを教えてもらう代わりに、勉強の相談をすることになりました。ハッチも今度は、進路選択の微妙なお年頃。勉強はちょっと苦手なところもあるみたいですが、未来の養蜂家、がんばれ〜とエールを送りたいですね。
お休みの日にお招きしていただいた、ハッチくんと福原さんの家族のみなさま、ありがとうございました。

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2005年12月10日

山形牛とハチミツが出会うイタリアンな夜

渋谷区広尾にあるイタリア料理のアクアパッツアにて

山形牛のインボルティニ(だったと思います)はちみつビネガーソースをいただきました。
はちみつはアカシアだそうです。

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お肉の上にひらひらとかかっているのは白トリュフとかいう、それはそれは貴重なキノコらしく、しっかり1gを計りつつ、削っていただきました。左の手元の下にあるのが計りです。
黒トリュフよりも香り高いとか。
白トリュフのほのかな森の香り、お肉の味がしっかりする山形牛、ほんのりあまくてすっぱいはちみつビネガー、ああ、もう、至福のときでございました。

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料理の最後はチーズで締めくくりです。クセのあるものばかりを選んだところ、それぞれ甘いコンフィチュールが添えられておりました。
ブルーチーズにはかなりあっさりめのはちみつでした。

今夜は肉料理を中心にということで山形牛、鴨、鶏のレバーをメイン食材に、ソムリエの方にばっちりの渋めのワインを選んでもらいました。

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料理に、ワインに、楽しい会話に酔う、
たまにはイタリアンな夜も、よきものです。

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ハッチの養蜂現場を直撃レポート in 足立区 その5

ムダ巣を、剥ぎ取りながら嘆くハッチ。その一方で・・・

地上では、ハッチのお父さんが遠心分離機を使って蜜を回収中。
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蜜蜂から回収した巣枠から蜜をとっていきます。今回の蜜は、長い間回収していなかったので糖度が高く、81%くらいありました。糖度計を覗かせてもらいました。色も濃くて、どろっとしています。この蜜のなかには、蜜に溺れる蜂さんも。救ってあげようと、蜜のなかでもがいていて、まだジタバタしている蜂をなんとか助けました。私にもいっぱいおすそわけをいただきました、ありがとう、ハッチと蜜蜂さん。

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これが、福原さんが自作された巣箱。余った木材を使って作っているのですが、美しく仕上がっています。この巣箱の特徴は、木の厚みが20mmあって、重いのですが、断熱性に優れています。

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この針金をはわせている巣枠もお手製です。何から何まで作られていて、技あり!という感じです。作る技術が光りますね。

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さすが大工のおうちですね!素晴らしい。

さて次回は最終回。ハッチの家の周りをちょっと散策して、足立区の蜜源を見てみましょう。

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2005年12月08日

安曇野からチーズの贈り物

旧穂高町(現安曇野市)でおいしいおそば屋さんをやっていらっしゃる知り合いの方から、チーズのプレゼントが届きました。さすが、そばの名店だけあって、おいしい食べ物に対する好奇心たっぷりなご主人。夏にお邪魔したときに、「クセの強いチーズはクリなどが合うんですよー」とか話しながら、はちみつ談義で盛り上がったのでした。
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そのご主人が、送っていただいたのは、松本市奈川の清水牧場さんのチーズ。
チーズの盛り合わせにもクリスマスな味付けが。冬の牧場の羊の写真も同封してあって、ほのぼのしています。こんなプレゼントは一番うれしいですね。

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広げてみると、こんなにたくさん。わーい、わーい。
さっそく、東京はちみつクラブの使命として、いろんなはちみつをかけて食べてみよう。

プティ ニュアージュ。これは、清乳からつくる、ミルクの甘い香りたっぷりのつくりたてチーズ。綿雲のよう。とあります。フロマージュブランに近いものでしょうか。

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いつもフロマージュブランのような生タイプは、ボダイジュのハチミツと食べますが、今日は、「岩手県種山ヶ原の初夏の百花蜜」を、ライ麦入りのパンに塗った上からかけてみました。この蜜は、主にハクウンボクという木の蜜が主。さわやかな花の香りが、ヨーグルトと相性抜群ですが、このチーズにもぴったりグー。

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セロリとハチミツの相性がいいと、はちみつの料理本で見たので、セロリのサラダもつくってみました。セロリとベーコンの厚切りを軽くドレッシングで和え、そこにこのプティアージュと、今度はクセのない、ユリノキを合わせてみました。ベーコンの塩気、セロリの爽やかな苦味、チーズの柔らかい甘みと、ユリノキのくせのない、コクのある甘みが合わさってこのサラダもイケました。

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ウォッシュタイプの山のチーズは、かなり長期熟成でしょうか、かなり固めですが、焼くといいということで、ライ麦パンにのせて軽くトーストしてみました。(写真左)
すると、いい感じでトロけて良い香り!これにトチの蜜をかける。ウォッシュタイプはクセがありますが、トーストすると、そのクセも少し抜けて、トチのクセのない甘さといいコンビのような気がします。

ウォッシュタイプの森のチーズは柔らかめ。そしてクセはかなり強い。これは、愛媛で最近復活に力を入れている「もち麦」のパンに載せて、宮崎県高千穂町のクリをかけてみました。(写真右)
このクリの蜜は、とても大人しいクリで、クセが全然ありません。だから、ちょっとチーズに負けてしまったかも。明日は、もうちょっとクセの強いのと合わせてみよう。

そんなわけで、チーズ、はちみつ食べまくりな朝食となりました。

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ハッチの養蜂現場を直撃レポート in 足立区 その4

巣枠を一つ一つ取って、内見作業を進めていたら、蜂くんが手の上に乗ってきました。
手乗り蜂。くすぐったい。
けど、驚かせないように、じっとしています。

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内検が終わり、移動するため、蜂がつぶされないよう巣枠を固定しています。真ん中にある木片で固定します。
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春から秋にかけては、蜂の数が増えるにつれて箱を1層から3層まで高くして巣箱を大きくしましたが、冬は、蜂が凍死しないよう、巣箱を3層から2層にし、蜂の密度を高くします。冬の間は、蜂は寒さをしのぐため身を寄せ合っているので、巣箱が小さいほうが温まるには良いようです。この取り出した巣枠にたっぷり入っている蜜は、蜂さんのために取っておいて、冬の食料とします。

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あ〜あ、ムダ巣ができてしまった。巣枠がいっぱいになると、今度は蜂さんは巣を横に広げていきます。巣枠がはみ出してしまうと、くっついてとれなくなってしまうので、切り取ります。内検を怠ったことをちょっと後悔。藤原師匠には内緒にしておいてね、だそうです。蜜の入ったムダ巣をいただいて、口に入れると甘いガムのよう。弟君も喜ぶんだって。

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ムダ巣をはがしています。この巣枠は蜜がたっぷり、ほとんど蜜でオレンジ色に染まっています。

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蜜たっぷりの巣を切り取ると、すぐに働き蜂が群がります。働き蜂もちょっと興奮。

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2005年12月05日

ハッチの養蜂現場を直撃レポート in 足立区 その3

さていよいよ巣の内見です!

巣枠を取り出すと、蜜がぎっしり詰まっています。「重い!」だそうです。

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オレンジ色に輝く巣が蜜の詰まった部分です。蜜がたっぷりだ!

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体の大きいオス蜂発見。蜂は、無精卵から生まれたものがオス蜂になります。

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巣枠のなかはいろいろな部分からなります。薄茶色の蓋をされているところはさなぎがいるところ、黄色いところは花粉を貯めているところ、六角形の空洞をいろいろな用途に活用しています。
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真ん中にまだ羽の乾いていない生まれたての働き蜂がいます。
***
蜂も元気で、そして蜜もたっぷりで何よりでした。次の会は、ハッチの冬に向けた養蜂の裏側やハッチ独自の知恵などをご紹介します。

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2005年12月03日

ハッチの養蜂現場を直撃レポート in 足立区 その2

11月30日のBLOGに引き続き、ハッチの養蜂現場のレポート第2弾です!

 西洋ミツバチさんが巣箱から出ているところ。スズメバチ捕獲器をつけていないけど、大丈夫と聞くと、このあたりにはスズメバチはでないそうです。ハッチ曰く、土地区画整理事業で、この辺りの古い家がかなり建て替えられたそうです。だから、民家の中に巣を作っていた、スズメバチがいなくなったのでは?と答えてくれました。

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雨よけのトタン屋根用の板と断熱材を抑えているひもを緩めて、箱をあけるところです。

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蜂さん、元気かなあ?期待と不安の入り混じる瞬間です。前回の内検から大分経っているだけに、ハッチもちょっと心配そう。

蓋をあけると、蓋に巣がつかないようにする麻布があります。そこにも蜂さんが何匹か、います。
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蜂さんを鎮めるために、煙を一吹き。大分落ち着きました。

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次回はいよいよ、巣の中の様子です!蜂さんの調子は?そして蜜はたまっているのか?!

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2005年12月02日

はちみつヌーボーパーティ 幸せワイン、ミードで乾杯なるか?!

13日のはちみつヌーボーパーティでデビューを飾る予定のミードワイン。
この夏、藤原誠太さんがアメリカの養蜂業界に招かれて渡米したおりに出会ったミードで、世界で一番おいしいという折り紙つきのもので、盛岡の輸入会社がこの冬から仕入れることに。ならば日本で最初に飲む場所として、はちみつヌーボーパーティは最高のシチュエーションではないですか!ということで、幸せのワイン、おまけに世界で一番のミードで乾杯なんて最高!と思っていたら・・・

一昨日、ミードはアメリカから船で旅だったと藤原誠太さんから連絡があり、「絶対、間に合わせてちょーだい!」とはっぱをかけました。

ご安心ください。3本だけですが、空輸で到着することになりました。
お楽しみに!

ミードワイン
はちみつを発酵させてつくったお酒。
人類がつくった世界最古のお酒といわれています。
古代ローマのゲルマン人は結婚から1ヶ月間はミードを飲む習慣 がありました。ハネムーンの語源はここからだとか。

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