2005年11月19日

熊本県菊池市で蜜源ウォーク−その1

報告が少し遅れましたが、先週の12日に菊池市水源地区で蜜源ウォークを行ってきました。主催は、水源地区で農村交流を行うNPO法人きらり水源村。ここは、地元の廃校を水源交流館として開放し、地元の子供たちや、地域外の来訪者が自然の体験などができ、また滞在できるようになっています。

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さて、この水源地区では、花一杯運動や、森づくりなどが地区の皆さんや林業研究会などと行われていて、せっかくだったらミツバチが生き、おいしいハチミツが取れる森や里にしようということで、今回蜜源ウォークと養蜂のイロハを学ぶ講座を開催しました。

講師は、高千穂町在住の佐藤林さん。九州一円に600モノ巣箱を置く日本ミツバチの名人です!(2枚目の写真右から2番目)佐藤さんの仕事は、農文協の現代農業増刊号最新号に、また季刊誌「住む。」2005年夏号には代表朝田が書いています。
私、浦嶋も微力ながらさまざまな花の蜜をもってお手伝いに行きました。

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参加者は、NPOの事務局長の小林さん、地元の農家や青年、それに中長期ワークキャンプで菊池に滞在しているボランティア(地元の森づくりの手伝いもしているので、蜜源になる木を植えたいそうです)。こじんまりとした参加者ですが、きっちり林さんに学ぶ意気込み十分です。

ハチには西洋ミツバチと日本ミツバチの2種類があり、西洋ミツバチは種蜂を買いますが、日本ミツバチは自然に生息する日本ミツバチにおうちを提供し、その代わりに1年に1回秋にハチミツをいただくというもの。今日の散策は、日本ミツバチが果たして生息しているかということと、その日本ミツバチがたくさん蜜を取るだけの蜜源があるか、少ないのならば、どんな木を植えるといいかなどを考えるための散策です。

写真の奥は、栗畑です。
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まずは、蜜源植物を探しながら、周囲の散策をさっそくスタート。水源地区の山は針葉樹が多く、近くの里山にはクヌギが多く植林されています。クヌギはカブトムシが大好きな木ですが、スズメバチもこの樹液が大好物とのこと。「クマバチ(林さんは、スズメバチをクマバチと呼びます)は、よう集まります」そんなぁー。クマバチは嫌だよー、が、クヌギが本当に多い。


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この季節に紅葉で目を楽しませてくれるのは、ハゼ。ハゼがたくさん生えています。「ハゼも、よう集まりますよ」そう、熊本はハゼの蜜がけっこう採れるようで、以前もこのBLOGで紹介しましたねー。あとは、栗の木も多い。これはいい蜜源になる!しかし、栗農家は農薬を使っていたら、まず無理だろうとのこと。一緒に歩いていた青年の家が栗畑を持っているらしく、うちのところにおいてもらってもいいかも、と提案してくれていたそうです。無農薬栽培でハチミツもぜひ採ってください!

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蜜源となる木の種類はあまり多くないようですが、葛や萩がはびこっているようなので、これらも蜜源になるかもしれません。
これはセンダン。良い蜜源だそうです。葉も花ももはや散り、蔓がまきついて現物が確認しにくい状況ですが、さすがに達人。一目で確認です。
高級家具に使われるマホガニーと同じ仲間の落葉高木で、植物図鑑にはたくさんの花が咲き乱れていて蜜もたくさん採れそう!

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熊本県菊池市で蜜源ウォーク−その2

巣箱を置くべき場所は、岩壁のたもとというのが林さんのセオリー。必ずしも岩でなくてもいいので、こういう土の崖の下でもいいそうです。歩きながら、あそこがいい、ここがいいと指し示してくれ、地元のボルテージは高まります。

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(このあたりが林さんお勧めの崖)

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しかし、肝心のミツバチがい・な・い。今日はいい天気だから、もしいれば飛んでいてもいいのだが、と林さん。今の季節に花を咲かせているのは、外来種のセイダカアワダチソウ。これも結構集まるそうです。

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この花に集まっていなければ、ミツバチはいないかも、とみんなで目を凝らして探したところ、発見!いました、いました。(写真は縞模様のお尻と羽しか写っていませんが)数匹は目で確認することができました。林さんも、「地蜂(日本みつばちのこと)だ」と断言してくださったので、間違いなし!
またちょっと違う場所に生えていた黄色い花にもいました。(何の花か分からずじまいでした)。
この季節になると、やはり日陰ではなく日向の花から蜜を集めるそうです。ミツバチだって寒いもんねー。


お茶の花にもたくさん蜂がつく、というので、近くのお茶畑にも足を伸ばしてみました。花はすでに散ってしまっていたので、もう蜂の姿は見れませんでしたが、花が満開のときは蜂もたくさん訪れるのかもしれません。

蜜源といえば、ここの菊池市では春になると、肥料のためにレンゲを咲かせます。きっとこのレンゲが多くのミツバチを育ててくれることでしょう。Fi2061462_3e

さて、交流館に戻ってからはミツバチや養蜂についてのミニレッスン。その後は、恒例のハチミツティスティング。林さんもご自分で採った貴重な蜜を持ってきてくださいました。まだ季節的には早く、実はスズメバチの襲来のために放棄された巣からいただいたものだとか。完全に水分を飛ばしきっていないので、発酵しやすくなっています。
皆さん、やはりこれだけたくさんの蜜がそれぞれ味が違うことにビックリ。味わうごとに、皆さん養蜂をやる気マンマンになっていったようです。皆さんそれぞれ好みが違って、口々に私はこれがスキー!と、語っていましたが、総じて、ソバ、クリは不評でした。東京では夏にソバが大受けだったのに、面白いですねー。

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水源交流館は宿泊施設を新たにつくるそうで、そこでの宿泊のお客さんにオリジナルな朝食を提供できたらと考えていて、そのときに色とりどりのハチミツを出したいと狙っているそうです。今回のように、手作りホットケーキと菊池で採れたミツバチのセットなんて、とっても評判になりますよ、きっと!!また「ハチのすむ森」で学ぶ自然体験プログラムもつくっていきたいそうです。
ぜひぜひ頑張ってくださいねー。このプロジェクトを、東京はちみつクラブでも、応援していきたいと思っています。引き続き、詳細を皆さんにお伝えしたいと思います。

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