ご参加いただいたみなさま、ありがとうございました!
定員70名を大幅に上回る80名以上の方にご参加いただき、ちょっと会場が窮屈な状態になってしまい、申し訳ありませんでした。
初めてお会いする方がほとんどで、たくさんの新しい出会いをもつことができました。
画像:会場風景

羊料理のおいしかったことといったら、もう、羊に対する見方が変わりました。武藤浩司さんの茶路めん羊牧場で羊さんたちがとても幸せにすごしているのだろうということが、お料理を味わうことでしっかり伝わってきました。
武藤さん、そして羊さん、ありがとうございます。
虎ノ門パストラルの料理長さんによるお料理は、内臓も、脳みそも(これは、あっという間に出てしまい、私は食べ損ねました。食べた人によると美味!とのこと。残念至極!)、肉も、どれも素敵においしかったです。
画像:お料理のほんの一端
実は夢中で食べていて、一つずつを撮るのを忘れていました。
右奥から、脳のフライ、ロースト、一つ置いて胃の部分(白いもの。ゆず風味のたれで)、レバー、シチュー、レバーパテ、以後は写っていませんがゼリー寄せ、そしてはちみつバーと続きます。

島村菜津さんの「スローフード最新事情」の講演では、食の宝庫であるイタリアでさえ、中国などからの安い農産物に席巻され、集落存続の危機という面もあるとのこと。そんな状況の中でスローフード運動の意義をわかりやすく伝えていただきました。日本のスローフードの事例として、すでに訪問したことのある武藤さんの牧場、私たちが今、共にみつばちプロジェクトで活動している藤原誠太さんの養蜂などが紹介されました。
武藤さんからは、「スローフードとは関係性である」という思想に感銘を受け、自然と人、人と人を結びつける羊飼いへの熱い思いを語ってもらいました。
おいしいものは人を確実につなぐのだ!と実感。今まで各地で開催された「食の文化祭」に参加したり、企画したりしてきましたが、東京には東京の食の楽しみ方があり、食を通した人と人の出会いがたくさんあると今回もしっかり確認した次第です。
近々、またまた、おいしい企画を考え中。今回、ご参加くださった方も、できなかった方も、次回はぜひ、ぜひ、ご一緒に楽しみましょう。

画像:レバーパテ
内臓を安心して食べられるって、すごいことです。

はちみつバー
今回のラインナップ
皇居周辺で採れたそめいよしの、ゆりのき、菜の花、金柑、みかん
岩手県で採れた藤
世田谷区用賀(8月採取)、宮崎県高千穂町で採れた日本みつばちのハチミツ
北海道白糠町(茶路めん羊牧場のある町)の酪恵舎によるリコッタチーズと菩提樹の意外な出会いを味わう
なお、そめいよしの、藤、金柑は、花の名前を伏せておき、当ててもらうというクイズ形式のテイスティングを実施しました。が!残念ながら、3つともわかった正解者はなし。そこで、主な蜜源植物を6つ挙げて、35年前と比べてどれが一番減ったでしょうか、というクイズをしたところ、6名の方が正解されました。正解者には、用賀、高千穂町、三重県大内山村、信州上高地でそれぞれ採れた日本みつばちのハチミツををプレゼントしました。
さて、正解は・・・みつばちプロジェクトのブログ「日本に500種類もある蜜源植物」の巻をご覧ください。
なお、クイズの解説として読み上げた蜜源植物の栽培面積ですが、単位を間違えていました。
正しい解説は、
日本の「蜜源植物」の植栽面積は、昭和45年に約654千haであったものが、平成13年には約3分の1の226千haに減少した。
でした。失礼しました!
正解されて日本みつばちのハチミツをお持ち帰りいただいたみなさまへ
日本みつばちのハチミツは酵母が西洋みつばちのはちみつに比べて多いためか、大変発酵しやすいので、すぐに召し上がらない場合は、ときどき蓋を空けて、空気を抜いてください。開けっ放しにすると、水分を含んでさらに発酵しやすくなるので、蓋を開けたらすぐ閉めてください。
発酵したものは、ぶどうジュースのようなよい香りがして、味わいもますます奥深いものとなります。
水分を利用して、わざと発酵させたものがミードというハチミツ酒です。
