2005年08月31日

大手町カフェのオープニングレセプションではちみつバーが登場!

8月30日から大手町ビル1Fに大手町カフェがオープンしました。ここは、三菱地所の、株式会社ユニバーサルデザイン研究所(所長・赤池学氏)の協力による運営で、テーマは「丸の内型サスティナビリティ〜人と街と環境をつなぐ〜」です。

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内装には、旧「新丸ビル」の廃材を壁面や家具にリサイクルして活用。カフェとビルの通路は植物による間仕切りで、ガーデンカフェのような趣になっています。

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画像:大手町カフェ入り口付近。イスが積んであるのはパーティ会場が立食だったため。普段はここにはありません。念のため。

生ゴミを自在に処理する都市型エネルギーの「亜臨海水処理プラント」がカフェの入り口にオブジェのように設置されているのが印象的。各種環境改善の最新技術が取り入れられているカフェですが、展示、サロンスペース、カフェスペースからなる人と人の出会いの場をめざしているようです。

29日にはオープンに先駆けレセプションが開催され、関係者が多く集う中、LJ21は「東京はちみつバー」を出店。東京、宮崎、沖縄、上高地と各地で採れたハチミツと、尾瀬の地大豆大白大豆で作られた「尾瀬ドーフ」の生とうふの意外なマッチングを楽しんでもらいながら、「各地の蜜源を守るみつばちプロジェクト」や検討中の「巣箱キーパー制度」など、自然と人の新しい関係を提案しました。

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画像:今回はスペースの関係でミニ版「はちみつバー」でした。花による味わいの違いよりも、地域性をより打ち出してみました。
本日のラインナップは、皇居周辺のゆりのき、皇居周辺のそめいよしの、沖縄県やんばるの野の花蜜、世田谷区用賀の日本みつばちのはちみつ、上高地の日本みつばちのはちみつ、そして東北を代表するハチミツの一つアカシアです。

先日の麻布十番イベントでは、7月中旬に出店したスローライブ・スローミュージックで出会った方が、今回は麻布十番イベントで出会った方が会場におられ、少しずつ「はちみつバー」も広がってきているなあと実感。
今後は、食べる、味わうに加えて、もっとアクティブに、好奇心を刺激する「はちみつバー」をこの大手町カフェも加えて展開していく予定です。

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画像:カフェ内の様子。これはパーティ用にイスを取り除いてあります。

大手町カフェ
場所:千代田区大手町1-6-1 大手町ビル1階
面積:410u
営業時間:サロンスペース 月〜金 9:30〜18:00 土 12:00〜18:00
 カフェスペース 月〜金 11:00〜23:00 土12:00〜18:00
日曜・祝日は定休

ラベル:はちみつバー
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2005年08月27日

深夜の恐怖 衝撃の出会い

夜中の1時ごろ、パソコンに一人向かっていたときのこと。静寂の中、コツコツという何かが何かを叩くような音がする。一定のリズムがあるようで、時折乱れる。しばらく耳障りな音だなあぐらいにしか思っていなかったけれど、突然、「何かが部屋の中にいる・・・!」と気がついた。ゴキブリはついぞあんな音を立てたことがないし、我が家はこの1年以上、大嫌いなゴキとは鉢合わせしたことがない。とすると・・・やだやだ・・・やだよぉ・・・とすでに半べそ状態で音のする方へそっと行ってみると・・・

透明プラスチックの入れ物(卵とか、惣菜とかがよく入っているアレです)に入れておいた蜜蜂の巣から白い蛆が体を乗り出して、箱の天井をつついているではないか!体の半分ぐらいしか見えないが、それでも小指の爪ぐらいはある。こ、これはいったい何ーっ!!!???

1ヶ月ほど前に藤原さんから、農大の屋上で採れた巣を切り取ってもらった。中のハチミツはしっかり食したのだけれど(この採れたてがたまらなく美味)、そのうち蜜蝋を自分でとってみようとそのままに放置し、いつのまにか忘れてしまっていた。まさか幼虫が孵るはずもないし、そもそも蜜蜂の幼虫はもぞもぞ動いたりなんぞしない。

と、私があれこれ考えている間も、目の前の白い蛆状の奴はプラスチックの箱から脱出しようとがんばって、大きな音を立てている。ここで脱出されては安眠できない!と勇気を振り絞って輪ゴムで蓋が開かないように補強してみた。パリパリという音に反応して、蛆は巣の中にもぐりこんでしまった。その後も音がするかと思ったが、静まり返ったままだった。

そう、もうお分かりの通り、これが巣虫です。あまりにもあわてていたのでデジカメで撮り損ねてしまった。朝、昨夜よりももっと勇気を出して、巣を入れ物から出し、生ゴミで捨てました。いやー、まいった、まいった。まさか我が家で巣虫に出会うとは。

フクハラ・ハッチ(本名は、福原保くん。足立区の高校2年生で養蜂歴3年目)に聞くと、彼もうっかり切り取った巣を家の中に放置していて、気づいたら蛆がそこいら中にいたとか。キャーッ!話を聞いただけで鳥肌もんです。そのぐらい蜜蜂に巣虫はつきものだそうです。日本蜜蜂は巣に巣虫が発生したら、逃げ出してしまうそうで、蜜蜂と巣虫の関係というのはなかなか興味深いものがあります。これはハチノスツヅリガの幼虫で、成長したら、蛾になります。巣の入り口に傾斜を付けて、中のゴミが出やすいようにしてあげたりすると、発生を抑えられるようです。

この蛆は、実はイワナ釣りなどの餌としては高級品だとか。以前、某養蜂家は、ならば巣虫をわざと孵して売れないかと実験中に脱出され、師匠に「みつばちの敵の巣虫を飼ってどーする、あほか!」と怒られたらしいです。

よい経験をさせていただきました。
今度、巣を手に入れたら、すぐに蜜蝋にしてしまおうっと。

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2005年08月25日

人類最古のお酒 ミードを知っていますか?

古代ローマのゲルマン人は結婚から1ヶ月間はハチミツ酒ミードを飲む習慣 があったそうです。これがハネムーンの語源だとか。

日本では、猿酒として知られていたようです。木の洞に日本みつばちが巣を作り、そこに雨が流れ込んで木の根元に溜まり、自然にはちみつと混ざり合い、発酵したものを猿が作った酒だと長らく考えられていたとか。

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人からもらった日本みつばちのはちみつをしばらく置いておいたら、泡だっていて、香りはまるでぶどうジュースのようになっていました。香りがいいということは、腐敗ではなく、発酵という法則あり。「なんだ、これ!?」と早速、藤原誠太さんに聞いてみたら、これがミードの原型だとか。
日本みつばちのはちみつは、西洋みつばちのものよりも酵素が豊富らしいので発酵しやすいそうです。

先日の東京はちみつクラブの設立パーティでは、木村克己さんご推薦のミードワインをみんなで味わってみました。

そして、ついに日本でも高知の菊水酒造からミード酒が発売されることになったという報道がつい先日ありました。原料はレンゲのはちみつです。

日本でミード製造の免許を得ているのは、このメーカだけだそうです。どぶろくと同じで、酒税法によるものでしょうか?

ちょっと気になるのがワイン酵母を加えて発酵させたとあるところ。
何か情報がありましたら、ぜひ、お寄せください。

2005年08月22日

東京はちみつバー in 麻布十番、 大好評!

聞きしに勝る納涼まつりの人出で、連日、猛暑に関わらず、人、人、人・・・。六本木ヒルズの周囲は人であふれかえっていました。

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今回の「はちみつバー」は、尾瀬の生とうふで十数種類のハチミツをテイスティングするという「東京はちみつバー的豆花」を中心に展開しました。「豆乳とハチミツ?」と初めは不思議そうな訪問者たち。でも、食べてみて、すっかりとりこになって、いろいろなハチミツを片端から試していました。

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ここでも特に人気は「そば」。色が黒に近いので、まずは好奇心からかけてみるようですが、トライした半分くらいが「あ、いける」という感じ。1割の人が「何、これ」。みんな、味に刺激を求めているのかなあ。
誰にも好評なのが「野ばら」「木いちご」。ソメイヨシノの香りと味わいには全員、びっくり。「菩提樹」にはうっとり、と、いろいろ反応が面白いです。

今回、初登場の宮崎県高千穂町天岩戸のくりのハチミツは好評で完売。ただ、天岩戸と言っても「?」と言う若い人が多くて、日本の神話も忘れ去られつつあるのかとちょっと寂しかったです。今回の看板ガールとボーイの20代前半の二人は知っている!と言っていましたが。神々の里のハチミツ、かなりおいしいです。画像を見てください。ね、神々しい感じでしょ?
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長野県上高地からも、日本蜜蜂のハチミツが今回、初のお目見え。同じ松本市内の奈川と安曇沢渡の二つのエリアからの登場です。面白いことにほんの少し場所が違うだけで、まったく味が異なります。長野県はそばの本場。かなりそばの蜜が入っているようで色も濃い目です。
味わってみた人の感想は「やさしい味わい」「奥深い」などなど。西洋蜜蜂の採取したハチミツとはかなり味が異なることはおわかりいただけたようです。このハチミツについては、また、後日、詳細をレポートしたいと思います。

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金曜日は「豆花」の登場がなかったのですが、土曜日は完売、日曜日は7時ごろに完売してしましました。
みなさん、ありがとうございました。
一緒に出ていた青森県鯵ヶ沢町の毛豆「風丸」の枝豆も大好評で完売。枝豆も伝助すいかもむちゃくちゃおいしかったです。伝助すいかはただ今、太っ腹プレゼント企画の実施中。ぜひ、サイトを訪問してみてください。

鯵ヶ沢町特産のイカ焼きは、食べよう、食べようと思いつつ、忙しくて香ばしい香りだけを堪能して、逃してしまいました。来月は鯵ヶ沢訪問の予定なので本場のイカと枝豆を楽しみにしています。
また、やはり一緒に出ていたNPO Think the earthのスタッフのみなさん、大変、お世話になりました。こちらのみなさんも一緒にできて、とっても楽しかったです。ありがとうございました。

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2005年の夏はイベント続きのLJ21でしたが、いよいよ来週、この夏、最後のイベントです。詳細は後日また。

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2005年08月18日

麻布十番商店街の納涼まつりに遊びに来て下さい

明日からの3日間、麻布十番商店街 納涼まつりに「おらがくに自慢」コーナーで、
青森県鯵ヶ沢町、NPO法人グリーンエネルギー青森の皆さんのご好意で、一緒に出店させていただくことになりました。
このイベントは、例年60万人にも及ぶ人出で盛り上がるという、
大きなお祭りです。

日本各地で採れる人気の花々のハチミツ以外に、「おらがくに自慢」のコーナーにちなみ、まだ少しですが、日本各地の生産地ごとのハチミツを揃えてみました。
高千穂町天岩戸の栗をはじめ、
沖縄県ヤンバル、長野県上高地などの日本蜜蜂、東京各所などです。
土日には、東京はちみつクラブ的豆花として大好評の、群馬県片品村尾瀬ドーフの生とうふも登場。その場でハチミツをかけて召し上がっていただけます。

ぜひお遊びにお立ち寄りください。お待ちしております。

第40回 麻布十番納涼祭り 「おらがくに自慢」コーナー
8月19日(金)〜21(日)
午後3時から午後9時
場所はこちらの地図でご確認ください。

posted by みつばち at 18:51| Comment(0) | TrackBack(0) | 蜜会のお知らせ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年08月15日

東京はちみつクラブ、設立しました その1

昨年4月の食話会で「ミツバチからみた皇居周辺の花の世界」を開催して以来、今年1月の食育フェアでのワークショップや5月の「みつばちスクール2005」などのセミナー、そして、7月の池上本門寺で開催されたライブ会場でのはちみつバーのデビューなど、このところ立て続けにイベントを開催してきました。おかげさまでミツバチとハチミツを愛する仲間がどんどん広がっています。そこで何人かの仲間とこのたび「東京はちみつクラブ」を設立しました。

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クラブ設立にあたっての宣言は以下の通りです。

山に里に、そして都市に 「いのちのにぎわい」を!

何万年もの間、
私たちはハチミツをはじめ、
たくさんの恩恵をミツバチたちからもらってきました。
私たちは何をお返ししてきたでしょうか。
光に満ち、風と水と土が織り成すこの世界は、
多様ないのちのつながりで構成されています。
いのちにぎわう世界、
そのシンボルがミツバチであり、ハチミツです。
食や環境にとどまらず、
未来へ続く、すべてのいのちの営みを呼び戻すために、
幅広い活動をめざします。

趣旨など詳細はLJ21のホームページをご覧ください。

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先日、8月8日のハチハチの日にクラブ設立のパーティを開催しました。ほんの内輪でとにかくクラブ活動開始!のための景気づけといったところです。でも、そんな気軽なノリのわりにはいろいろな方が集まってくださいました。

会場は千鳥が淵にあるNIKIギャラリー冊を特別に二期倶楽部の北山社長のご好意でお借りすることができました。ここは本と工芸などの文化の発信基地をめざしているギャラリーで、目の前は千鳥が淵の緑がいっぱい、内部は木がふんだんに使われた内装でとても落ち着きます。ゆったりした時間を過ごしたいときにはぜひ、足を運んでみてください。

当日、参加してくださった方々を簡単にご紹介します。

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まずは「はちみつブームだけど、もっと消費者にはちみつのことを知ってほしい」とこころよく顧問を引き受けてくださった玉川大学の中村純助教授。

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オペラ座のハチミツを味わってみているのは、おなじみの藤原誠太さん。「ん?これは菩提樹と(あ、私の予想がばっちり!とうれしくなる)草花の蜜だな」

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ワインだけでなく日本酒のソムリエも日本に広めてしまったワインソムリエの木村克己さんも顧問。今回は、ハチミツのお酒ミードワインを紹介してもらいました。

posted by みつばち at 12:30| Comment(0) | TrackBack(0) | 蜜会のお知らせ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

東京はちみつクラブ、設立しました!その2

ジャーナリストの島村菜津さんは、ハチミツはスローフードの代表選手!と駆けつけてくれました。今後、イタリアのスローフードともいろいろ面白いことをやっていこうと盛り上がりました。

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私たちの師匠の一人でもある今井俊博先生も忙しい中、参加していただきました。そして、ミツバチやハチミツだけに留まることなく、生き物が行き続けられる持続可能な都市の自然を呼び戻す活動をするように、ミツバチはそのシンボルなのだと、今後のクラブの方向性を指し示すお話をしていただきました。

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このほかにも、北山社長や赤池学さん、マルノウチカフェの雨宮さんやIDEEのフードディレクターの野村友里さん、発起人の面々(LJ21のHPを参照)をはじめ、自然とハチミツを愛する平和な人々がたくさん集まった平和な夜でした。

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この男性二人の後姿は誰でしょう・・・。
ハチミツって花によって味が違うんだねぇ、などと言いながら、辛党の二人が楽しんでくれていて、うれしかったです。ご存知のように私も辛党です。クリや菩提樹のハチミツとチーズの組み合わせを知ってから、ワインのお供のバリエーションが増えました。なんとなくハチミツと一緒に飲んでいると悪酔いしないような気がするんです。気のせいかな?

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話しが尽きなくて、9時に終わる予定が、なんと10時半になってしまいました。でも、みなさんにお楽しみいただけて、よかったです。最後は藤原さんの提案で「3、3、8拍子」の締めでめでたく終わりました。

今後は、もっともっとたくさんの人と楽しめる企画を仲間たちとどんどん計画していくつもりです。詳細はこのブログ、もしくはLJ21のホームページでご紹介していきます。また、会員募集については、近日中にこのブログで発表します。

posted by みつばち at 12:28| Comment(0) | TrackBack(0) | 蜜会のお知らせ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年08月07日

はちみつバー、ローカルバージョン開始 まずは沖縄から

3月に食材調査で沖縄に出向いた折に、友人に沖縄のハチミツならここだ!と連れていってもらったのが本島北部ヤンバルのオーシッタイという集落にある農場でした。仕事の合間に立ち寄ったので、養蜂家の方が外出中で会えなかったのですが、ハチミツはしっかりゲット。

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このハチミツの主な蜜源は、タチアワユキセンダンソウ。沖縄といえば、デイゴやゲットウなど南国の花がいろいろありますが、いつものお役立ち「日本の蜜源植物」には掲載されているものの、蜜源としては言及されていません。タチアワユキセンダンソウは、同書によると沖縄だけでなく、四国、九州にも広く分布する北アメリカ原産の外来種で、一年中花を咲かせているため、特に沖縄では重要な蜜源となっているとあります。

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蜜源植物として周囲を見回してみると、ある、ある。道路端とか、ちょっとした空き地とかにやたらと咲いています。よほど沖縄の土地がこの植物には合ったのでしょうね。ヤンバルの山間部でも、よく見かけました

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このオーシッタイという集落は「大湿帯」と書き、明治20年〜30年ごろ、国策で開拓されていった開墾集落の一つです。昭和57年1月に初めて電気が灯されたということで、沖縄で一番遅かったそうです。昭和45年には人口が1名となり、廃村の危機がありましたが、徐々に人々が移り住み、今では30数名になっているようです。
藍染や陶芸など、工芸作家の人たちも住んでいます。

時間がゆったりと流れている、そんな感じの場所です。ゆっくりお茶でもしていきたかったけど、時間がなくて残念。いくら時間がゆったり流れていても、その流れに身を任せられないとは・・・とほほ。

じっくりまわるといろいろ発見がありそうな場所なので、またゆっくり行きたいです。

味は、沖縄のハチミツだと思って味わうからでしょうか、酸味の混じった南国風です。でも、強いクセがないので、ヨーグルトをはじめ、使いやすい味です。中華料理などの甘みづけにばっちり、そんな感じです。
気に入ったので、今回は、ほんの少しだけ沖縄から送ってもらいました。

8月19日(金)から21日(日)の3日間開催される麻布十番商店街納涼祭りにて、風力発電を元に、循環型社会の実現と地域の自立の両立を目指している青森県のNPO法人グリーンエネルギー青森と一緒に、みつばちプロジェクトも参加、はちみつバー・ローカルバージョンを展開します。

今回、ご紹介するのは、この沖縄の「野の花蜜」と「宮崎県高千穂町天岩戸のクリ」です。天宇受賣命(アメノウズメノミコト)が扉の前で踊ったあの天岩戸です。でも、天岩戸神社とは関係ありません。念のため。おいしいご利益ならありそう。

みつばちが集めてくれた地域の味を、味わってみませんか?
遊びにきてくださいね。

追加情報
LJ21のトップページからアクセスできる「あっぷる通信」の母体「あっぷるぴゅあ」も一緒に出店します。青森から、スイカやメロン、にんにく、新鮮野菜など、おいしいものがたくさん届く予定。ぜひ、お立ち寄りください。
おいしーい枝豆「毛豆」情報も見逃せませんよ!

ラベル:蜜源

2005年08月02日

蜜も毒をもつトリカブト

東北の友人から、この季節になると、山の蜜はもう採らないという情報が入りました。なぜならトリカブトの蜜が混じるからだそうです。これは西洋ミツバチではなく、日本ミツバチのお話のようです。昔は、木を切りだしにいくと木の穴の中にミツバチの巣あって、それをとってなめた人たちがとりかぶとの中毒になったこともあったそうです。

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トリカブトはギリシャ神話にもたびたび登場するぐらい昔から毒薬としては知られた存在です。根だけではなく、全草に毒があるのでご用心。この毒は、「アコニチン」と呼ばれるアルカロイドで、なんと解毒剤がない!のです。
和名では附子と言われ、狂言の題材や一休さんのとんち話にもなっています。量を間違えなければ、強心作用、鎮痛作用もあり、漢方では利用されています。

ネットで調べていたら、なんと葉を齧ってみている方がいました。絶対に止めましょう!!!
ニリンソウなどの山菜に間違えられてしまうこともよくあり、昨春、私は出された山菜にほんの少量混じっていたようで、とんでもない目に会いました。トリカブトなら死んでいたから、別の毒草という説もありますが。

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蜜もやはり毒をもっているんですね。ところがミツバチたちはまったく平気。毒とは関係ないようです。神経伝達物質が人と虫では違うため、人の神経伝達機構に働く毒物は虫には効かないということらしいです。殺虫剤はこの逆を利用したものとか。
ところで、この季節に熊がミツバチの巣を襲って、プーさん状態でなめなめしたら・・・熊には効かないのでしょうか?
トリカブトのハチミツで死んだ熊なんていないような。いてもわからないか。

鳥兜と書き、鳥頭(うず)と呼ばれたり、西洋ではモンク・フード(修道士のフード)といわれたりします。なるほど、花の形にとても特徴がありますね。山で出会うと思わず「あら、きれい!」と思ってしまうのですが、きれいな花には棘どころか、毒がある、なのです。

posted by みつばち at 23:14| Comment(0) | TrackBack(0) | みつばちたちの秘密 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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