2005年05月30日

意外にしょぼい毛が・・・

本日は、「食と農」の博物館屋上の養蜂場(管理・協力 財団法人生物進化研究所)で採蜜のお手伝い。と言いながら、こぼれた蜜をミツバチたちと一緒に舐めている私たち。

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熊の気持ちがよくわかる。たまらなくおいしいのだ。

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ミツバチたちを見るとついデジカメで追い掛け回してしまう。ズームでアップが撮りたい!
豹柄に通じるものがある黄色と黒の縞、胸のあたりのふわふわした金色の毛(みたいなもの)というゴージャスな雰囲気。働き蜂たちも女、となれば、どうしてもそのファッションが気になって、気になって。

で、ようやくアップが撮れた!としげしげみてみると、頭髪の部分にしょぼい状態で毛が生えていることを発見!これって、花に頭を突っ込むときに何かのお役に立つものなんだろうなあ。でも、ちょっと笑ってしまった。ごめん。

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今、オスたちは発情期で、ぶんぶん空を飛びまわっています。特に博物館脇はケヤキ並木。そう、ミツバチたちのランデブーの場所なのだ。そのオスたちはいつもにも増して体が大きくなっていて、相棒の表現によると「やるきまんまん」らしい。外見もミツバチというよりも、アブみたいになっていて、あまりかわいげがない。ここで会わなければ、ハエと間違えて、ハエ叩きでパチンとやってしまいそう。

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普段は無芸大食のオスたち、今だけが真価を発揮する時期。うまくコトを成就させて即死か、不発に終わり野垂れ死ぬか(帰ってきても巣に置いてもらえない)、いずれにしても女系家族のオスは大変なのだ。
せめて女王様とうまく出会えますように。

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2005年05月28日

みつばち月間、いよいよ終わり間近となりました

26日19:00〜、この春、最後のみつばちスクールが終了。5月は通算4回実施したことになります。今回は丸の内の新東京ビル内にあるMARUNOUCHI CAFEにて、LJ21企画による新シリーズ「MIND THE GAP」の第1回目として「東京で生まれたはちみつ」を開催しました。こちらも満員御礼。ご参加いただいたみなさま、本当にありがとうございました。

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MARUNOUCHI CAFEは、スタイリッシュな空間プロデュースを行うIDEE(イデー)が運営するフリースペースラウンジです。クリスマスのイルミネーション“東京ミレナリオ”でおなじみの仲通りにあります。「MIND THE GAP」は今後、不定期ですが、むらとまち、人と自然、人と人の間にもある、そんなすき間をちょっとクローズアップして、驚いたり、楽しんだりしていく予定です。

会場の様子
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2階会場の窓から見える仲通りの街路樹は、なんとユリノキ。参加されたみなさんも、こんな身近に蜜源があるなんて思いもよらなかったのではないでしょうか。藤原さんによれば、枝打ちをしすぎていて、木が細く、ちょっと残念だということです。

今回も10種類のハチミツをテイスティングしました。白いお皿の中で、きれいなグラデーションを描くハチミツ、口にしてみれば、それぞれ特徴のある味わいが広がります。

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東京のど真ん中で会うミツバチたちに参加者も興味津々。小さな小さな体に信じられないほどのパワーを秘めています。ミツバチとハチミツの魅力にまたしてもはまっていただけたようで、主催者としてはとてもうれしいかぎりです。今後は、テイスティングをもっと楽しく、もっと深く味わえるようにしたいと計画中。乞うご期待ください!

今年も、来週早々にはおよそ100万匹のミツバチたちが東京を離れ、盛岡へ帰っていきます。都心が急に寂しくなるような気がするのは私だけでしょうか?

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2005年05月24日

みつばちスクール 特別編 養蜂入門終了!

今回は、予想以上の多くの方々にご参加いただき、ありがとうございました。最終回の養蜂入門では、養蜂の課題、日本ミツバチと西洋ミツバチの違い、農村部と都会での飼育方法の違いなどを中心に藤原さんにお話しいただきました。
果たして都会で養蜂は可能か?
結論としては可能。
都会で飼うときの一番の課題はやはり隣近所とのお付き合いです。ミツバチの習性さえわかれば、ほとんど刺されることはないのですが、いつのまにか危険な生き物として見られるようになってしまったミツバチです。それだけ、虫たちとの距離が遠くなってしまった都会暮らしだといえます。
ミツバチの最大の天敵は熊です。熊以上のハチミツをいただいてきた人間をミツバチは、まだ、天敵だと認識していないフレンドリーな生き物です。

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養蜂業を始めるためには、住んでいるところの都道府県庁に申請が必要ですが、半径2qのところにほかに養蜂をしている人がいないことが条件の一つだそうです。何人かの方に首都圏でどのくらいの人が蜂を飼っているのかと聞かれましたが、趣味で飼っている人のことまでは把握できないというのが現状です。実際に飼っている方も参加されていました。西洋ミツバチを飼っているので、今度は日本ミツバチのことについて知りたいとのこと。
意外に私たちが考えているよりも多いのかも・・・?

今回も採れ立て蜜の味にみなさんうっとりでした。熊の気持ちがわかる?

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ミツバチのこと、ハチミツのこと、ミツバチを飼うということは、人類の文化史そのものです。スペインの1万年前の壁画にハチミツを採る人の姿があるそうです。ハチミツは最古からの甘みであり、貴重な栄養源として、ミツバチと人間は深くかかわりあってきました。
ただ、おいしいとか、からだにいい、だけではないミツバチやハチミツとの関係をしっかり結び直したい、そんな思いで始めたみつばちスクールでした。そこからきっといろいろなことが見えてくるはずだと。
藤原さんが、「足りないことがあれば、足してあげる」のが飼育だと教えてくれました。奪うばかりでないミツバチとの関係を築いていきたいものです。

皇居周辺に設置されたミツバチたちは、来週早々、盛岡へ帰京します。
なんだか寂しいですね。

2005年05月19日

リンゴの花が花盛り!

みつばちとハチミツが大好きなみなさまに幸せな風景をお贈りします。
岩手県千厩町の太陽農場での風景です。オーナーの稲葉さんが、太陽の陽射しが燦燦と降り注ぎますようにと名づけたそうです。もちろんミツバチたちは大忙し。花が開く頃から数週間、巣箱は養蜂家から借り、リンゴの蜜がいっぱい入ったまま返すそうです。昨日までは季節はずれの寒気で、ミツバチたちも外に出られなかったので今日はいつもにも増して忙しそうでした。

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ふじ ジョナゴールド 王林 同じリンゴでも味が違うから、蜜もきっと違うんだろうなあ。

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ミツバチも幸せ気分、かな?

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彼らも幸せかもしれませんが、農場長もミツバチの働きぶりに喜んでいます。昔は、つぼみから花粉を採取して、受粉作業を手作業で行っていましたが、ミツバチ君(あ、女の子だから"チャン”ですね)が登場してからは、すべて彼女任せ。作業効率は人間とほとんど変わらないんですって。であれば、ミツバチもハッピー、養蜂家もハッピー、そしてリンゴ農家もハッピーと、三方よし(近江商人じゃー)なわけです。

ちなみに、花が咲く約2週間の間、巣箱を一つ6000円で借りる、レンタルシステムとなっているようです。

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滑走路はかなり込み合っていました。

本日の東京新聞にみつばちスクールが大きく掲載されました。
おかげさまで22日の特別講座への参加希望のお電話をたくさんいただきました。みなさま、ありがとうございます。
定員を大きく上回るお問い合わせをいただいたため、ご希望に添えない方もたくさんおられ、本当に申し訳ありません。
7月に再度、養蜂教室の開催を藤原さんと検討中です。詳細が決まりましたら、ホームページでお知らせします。

なお、26日に丸の内カフェで開催する「東京で生まれたはちみつ」は、まだ若干の空きがあります。詳細はこちらです。

ラベル:蜜源 掲載記事
posted by みつばち at 23:26| Comment(0) | TrackBack(0) | 各地のみつばちと人 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年05月15日

みつばちスクール第2回目終了!

本日は「ミツバチの目で見る自然とハチミツの楽しみ方」がテーマでした。

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まずは10種類のハチミツをじっくり味わってみました。
先週から話題のユリノキの蜜のさわやかさにみなさん、びっくり。すぐ傍らに咲いているのに、誰も気がつかなかったユリノキにこんな蜜が隠されていたなんて!別に隠しているわけでもありませんが、街路樹をふと見上げる瞬間なんていうのも忘れているのが都会の暮らし、などでしょうか。

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真剣なまなざし・・・スクールの真っ最中にガラス箱の中の巣箱で女王蜂が卵を産みつけ始めたのです。働き蜂が一斉に放射線状に取り囲みます。例の不妊の分泌液を出しているのでしょうか。実はあわてて写真を撮ったのですが、思い切りぼけてしまい、お見せできず、残念!
どなたか、ちゃんと写せた方、事務局までご連絡ください。

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滋賀県朽木村から取り寄せた、スローフードの代表選手のような栃餅には栃の蜜を、ちょっとクセのある菩提樹の蜜には酸味の強いパンを、ものすごくクセのある栗の蜜はブルーチーズと合わせて、などなど。パンには巣蜜を乗せて食べてもらいました。

ハチミツを発酵させたお酒ミードも取り寄せ、みんなで味わってみました。ハネムーンの語源にもなったお酒です。昔は新婚1ヶ月間に飲んだそうです。

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最後に農大の中へ蜜源の花を探しに行ってみました。
ちょっと歩いただけでユリノキや栃、つるバラなどが咲いていて、植物の宝庫です。さすが農大!

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来週は養蜂入門。いよいよ佳境に入ってきました。

画像はユリノキを指す藤原さん。
今週は肌寒い日が続いたので、先週に引き続きまだ満開でした。
花粉も飛ばないし、成長は早く、大木になるし、材質もよいし、蜜もたくさん採れる。ユリノキは優等生の樹木です。

2005年05月11日

女王蜂と働き蜂、そしてオス蜂のヒ・ミ・ツ

第一回のみつばちスクールは「ミツバチってどんな虫?」というテーマ。昨日も少し記述しましたが、本当に興味深い生態です。最大の謎は、やはりなぜ女王蜂だけが出産をするのか、という疑問です。個体は皆自らの遺伝子を最大限に残そうとするのが自然の理です(だからオスは浮気をするのはしょうがない、とかいうネタを扱ったドラマが放映されていましたが)。では、なぜ働き蜂は出産しないのでしょうか?

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みつばちプロジェクトの本題から外れるかもしれませんが、ちょっとミツバチの生態と遺伝子についてお勉強しちゃいましょう。(といっても専門家ではないので、表現に不適切なところがあるかもしれません。その際は、コメントをお願いします)

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スクールでも説明がありましたが、女王蜂は一回の交尾で精子を受精嚢という袋に蓄え、六角形の巣室の出入り口で「お、この室は広いな」、「お、小さいな」と思って(思うのではなく本能ですね、きっと。)、前者の場合受精嚢の出入り口を括約筋でぐっと閉めて「未受精卵」を生み、後者は括約筋を緩め卵を受精させてから産むのです。つまり、オス蜂は未受精卵から産まれているのです!

通常の動物は、両親が二つずつ持っている染色体をひとつずつ受け取ることで、一般的には、親子の血縁度(生物間においてまったく同じ遺伝子が発見される確率。つまり、わかりやすく「血の濃さ」と考えてください)は、1/2。兄弟間も1/2になります。

しかし、ミツバチは未受精卵から生まれたオスが入ってくるから少々ややこしくなります。女王の娘は、通常の受精卵から生まれるので、父、母の遺伝子の半分ずつ受け取り、普通に血縁度は1/2です。女王の息子の場合、未受精卵から生まれ、遺伝子はすべて母から来ていますので、息子から見ると母は血縁度1ですが、量が半分になるので、女王から見ると血縁度は1/2。さて、では姉妹はどうでしょう。

女王のもっている2つの染色体のうちの半分と、オスの1つの染色体の半分の遺伝子をもって、メス蜂(ワーカー)は誕生します。ワーカーたちは遺伝子の半分についてはどの個体も父親からまったく同じものを受け継いでいるので、血縁度は1/2×1=1/2。ワーカーたちの遺伝子の残り半分は、女王から来た遺伝子を半分の確率で受け継ぐので、1/2×1/2=1/4になります。つまり、兄弟間の血縁度はこの二つの数字の合計、3/4になります。(図にしてみましたが分かりますでしょうか?クリックして拡大してみてください)

ということは、なんと、ワーカーが自らオスと交尾して娘を生む場合の血縁度1/2を上回るのです。つまり、自分が娘を産むより、女王蜂が自分の姉、妹を産んでくれたほうが、自分の遺伝子をより効率よく残してくれるというわけです。娘より、姉妹のほうが近親関係にあるということ。計算すると、確かにそうなんだけど、頭で考えるとなんだか不思議。

こういう訳があって、ワーカーは一生懸命働き、女王蜂にたくさんのこどもを産んでもらい、自分たちの遺伝子をせっせと残しているというわけです。これは蟻も同じ性質をもち、社会性昆虫と言われるそうですが、しかしなんとも奥深い生態です。



ラベル:女王蜂
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2005年05月10日

みつばちスクールの第1回目開催しました

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http://shizen-ikuji.org/cgi-bin/mt/mt-tb.cgi/505
8日の日曜日13:30〜 みつばちスクールの第1回目を開催しました。
今回は3回連続の講座ですが、最後の養蜂教室まで受講する方が半分以上いらっしゃるという熱心さです。
ハチミツが好きという人が多いのは当たり前ですが、ミツバチを愛する人たちがこんなに居てくれるなんて企画者としては感激です。
ローヤルゼリーを食べて女王蜂が一日に約1000個(平均。最盛期は2000個を上回る!)もの卵を産むこと、働き蜂が女王蜂の分泌するエキスを舐めて避妊(というか、女王化しないようにしている。働き蜂も出産できるが、集団として出産は女王蜂だけの役割としているため)していること、、オス蜂は普段は何もせず、生殖の瞬間のみに生きていて、果たせなかったものは巣に戻っても追い出されること、などなど、
藤原誠太さんによるお話をみなさん、胸躍らせて聴いていただいたようです。そう!ミツバチの世界は本当に奥深いのです。知れば知るほど、ハマル!のであります。おまけにハチミツはおいしいし、からだにいいし。ということで今週の土曜日は、いよいよハチミツがテーマです。

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画像は受講風景

初めてミツバチを間近に見る人がほとんど。最初はコワゴワだけれど、巣の中に指を突っ込んで蜜を舐めてみるとおいしさにびっくり。これでハマっちゃうんですよね。

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画像は、農大でも今、満開のユリノキの花です。英名はチューリップツリー。ユリノキよりもこちらの名前の方がしっくりくる形をしています。
ユリノキはとても背が高い木なのでいつもは下からみあげていて、花の中がどんなふうになっているのかすごく気になっていました。藤原さんの弟子の福原くん(なんと高校2年生!大工さんと養蜂を将来どう両立させようかと思案中)が取ってきてくれました。ありがとう!

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光っているのが蜜です。このときには90%ほどある水分を、ミツバチたちは巣の中で20%以下にまで濃縮していくのです。

2005年05月06日

ユリノキが満開!でも、雨・・・

今日は皇居前のビルの屋上の養蜂場に行ってきました。雨でおまけに寒いので、ミツバチたちは箱の中でお仕事中。高千穂での日本ミツバチの取材原稿を書き上げ、ほっとしたのでつい日本ミツバチの顔が見たいとわがままを言って、お仕事中のミツバチたちの邪魔をしてしまいました。おまけに巣に指を突っ込んで採れ立て蜜まで舐めてしまった。「何すんのよ!」という感じで数匹がぶんぶん。ごめん、ごめん。雨や曇りの日はやはりご機嫌斜めになりやすいようです。

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藤原さんにミツバチ業界(ハチミツ業界?)の話などを聞いているうちに雨が上がったので、お濠のユリノキを観察に行きました。
花が緑っぽいのでわかりにくいですが満開です。

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道路に落ちているのは蜜だそうです。ひえー、こんなに落ちている!もったいない。
雨だと、チューリップ型の花に水が溜まって、蜜が薄まってしまうとか。明日も天気は悪そうだし、今年のユリノキのハチミツはどうなるの?

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画像は、採れ立てユリノキ一番蜜。うーん、イケル。ピュアそのものでした。
寒かったけれど、行ってよかった。

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ラベル:蜜源
posted by みつばち at 23:13| Comment(0) | TrackBack(1) | ミツバチと一緒にHappy Honey Days  | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年05月04日

シャーロック・ホームズは養蜂家だった!?

このところ、知り合いと集まるとミツバチや蜂蜜が話題になります。これは私が、味をみて欲しい蜂蜜をもって歩いていたりして、かなり藤原誠太ワールドに染まっているからですが。藤原さんというよりも、ミツバチに関わる人はみんな、夢中になってくるのかもしれません。高千穂で出会った人たちも、本当に楽しそうで、話がつきないという感じでしたから。

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今回、盛り上がったのは、シャーロック・ホームズが1903年に引退し、サセックス州の丘陵地帯で養蜂を営んでいたという情報です。なになに、それは耳寄りな情報!ということで早速、ネットで検索したところ、たくさん情報がありました。
「最後の挨拶」という作品には、引退しているはずのホームズが、「政府の依頼によりスパイの逮捕に乗り出し、報酬と引き替えに暗号簿を受け取る。暗号簿の入った包みを開けると、そこにはホームズの書いた「養蜂実用ハンドブック」なる書物が入っていたのだった」という下りまであるそうです。このハンドブック、ぜひ、読んでみたいものです。

ホームズが養蜂家とうことは、コナン・ドイルもやっていたのか。イギリスは田園暮らしをすることがみんなの憧れですから、養蜂もそんな暮らしを彩る一つのアイテムなのかもしれません。ガーデニングと一緒に養蜂が当たり前になったら、自家製ハチミツを交換しあえたら、楽しいでしょうねぇ。

今週末の都内初のみつばちスクールは、ほぼ定員に達しました。8日と養蜂教室はまだ若干名可能です。

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2005年05月03日

本日の採れたて!

今日は今週末のみつばちスクールの打ち合わせを藤原さんとするために、久しぶりに食と農の博物館の屋上に行ってきました。
つつじが満開で、早速、入り口のところで日本ミツバチくん(くんじゃなくて、ちゃんかな?女の子ばっかりのはず。オスは働かないし)を発見!高千穂以来、西洋ミツバチと日本ミツバチをしっかり見分けることができるようになりました。巣の周辺にいる虫を見ているだけよりも、虫が本来生活をしているところを見ることができたせいかもしれません。

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今は栃やユリノキが採れごろとか。早速、分離機を回してもらい、採れ立て蜜をゲット!馥郁とした花の香りがします。

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採れたてハチミツ!

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4月15日にご紹介したソメイヨシノの採れたて。かなり色が違います。

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こちらは西洋ミツバチたち。ご多忙中です。

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posted by みつばち at 12:17| Comment(0) | TrackBack(1) | ミツバチと一緒にHappy Honey Days  | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年05月01日

ハチを飼う人にストレスはない?

高千穂で出会った人たちに必ず「ミツバチを飼っていますか?」と聞いてみたら、40代以上の男性は飼っている、あるいは父親が飼っていた、そんな返事が半分くらいから返ってきました。養蜂が特別な趣味というわけではなさそうです。みなさん一様に「ミツバチはかわいいよぉ」と口をそろえておっしゃっておりました。
焼酎とミツバチの巣をマッチングさせたなにやらイケル飲み物もできるそうで、「とにかくウマイ!」そうです。焼酎にハチミツを混ぜたものは飲ませてもらったのですが、「巣」が決め手とかで、今回は味わえませんでした。残念!!

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西洋ミツバチを飼っている人もいて、天気のよい日にはたくさん蜜を取っているかどうか、気になって仕方がないそうです。西洋ミツバチは、高花恒存度〈えさを探して同種の花を訪れる)が高いという習性があり、90%の純度だということです。これはそのように改良を重ねられたためです。晴れた日には、一番たくさん咲いている花をめがけて、働くというわけで、「蜜が溜まったかな?」とつい期待に胸が膨らむというわけです。が、藤原誠太さんがよく言っていますが、ミツバチには飼われているという意識はあるはずもなく、ミツバチさんたちが機嫌よく、蜜を集めてくれるようにそっとサポートするのが飼っている人の役割だそうです。天候と花とミツバチのご機嫌次第だから、人間がやきもきしても始まりません。自然の速度にいつのまにか合わさっている、それが魅力なのかもしれませんねぇ。

今朝、NHKの「小さな旅」で「里は花暦・埼玉毛呂山町」を放映していました。ゆずを栽培している農家の方が、養蜂もやっていて、ゆずの蜜を採っていました。柑橘系って、酸味がいろいろでおいしいんですよねぇ。きんかん、みかん、ゆず、かぼす、とすこーしずつ味わいが違っているようです。先日、湯布院で買ったかぼすをまだ味わっていなくて、すごく楽しみです。ゆずもまだだから気になります。
この農家の方も、とても大切にミツバチたちを扱っていました。もうすぐ花をつけるゆずの木の周辺には菜の花が咲き乱れていて、いい風景でした。

posted by みつばち at 22:44| Comment(0) | TrackBack(0) | 各地のみつばちと人 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

日本ミツバチが表現してくれる地域の味

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画像の右が高千穂、左が福島県川内村のハチミツです。どちらも日本ミツバチによるものです。どうですか?色があきらかに違うでしょ?味わいも、高千穂の方が酸味が強いです。九州はみかんの産地なので、柑橘系の蜜が多く入っているのかもしれません。
西洋ミツバチのように一つの花に集中して採蜜しないため、通常、日本ミツバチのハチミツは「百花蜜」などといわれて売られています。まさに百花というぐらいたくさんの花から蜜を集めてくる日本ミツバチですが、言い換えれば、その土地ならではの味わいを秘めている奥深いものでもあるのです。

ミツバチたちが、その土地の味を凝縮して、表現してくれているんですね。
そんなわけで旅に出ると、最近はついハチミツを買うのが楽しみになりました。

ラベル:日本みつばち
posted by みつばち at 00:38| Comment(0) | TrackBack(0) | ミツバチと一緒にHappy Honey Days  | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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