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九州は今、花盛り!ということはミツバチたちが大活躍中ということ。今回の出張の最終目的地である宮崎県高千穂町で日本ミツバチの養蜂を行っている佐藤林さんにお会いしました。高千穂町は、高千穂峡のある県内一の観光地です。天照大神を祀る天岩戸神社もあり、神話の里です。訪問したのは連休直前の肌寒い時期で、おまけに夕暮れ時だったため、さすがの高千穂峡も閑散としていて、かえって神さまがいそうなありがたい雰囲気でした。
画像:高千穂峡 この滝の下をボートでくぐれます。
佐藤さんは、なんと約500箱のハチ箱を高千穂周辺の山間部に5箱ずつぐらい設置しているそうです。ということは100ヶ所!?思わず、すべての場所を覚えておられるんですか?とお聞きしたら、「絶対忘れない」とのこと。す、すごい。県内でも、ここまで本格的にやっている人は珍しいそうです。
画像:日本ミツバチのおうち こんな岩場に置いておけば、いつかは入ってくれる?!佐藤さんの巣箱にはほとんど入るそうです。さすが名人。
日本ミツバチは西洋ミツバチのように一種類の花をめがけて蜜を集めることはせず、咲いている花に飛んでいくそうです。いわゆる野生種ですから、人の思うようには動いてくれませんが、その分、飼うととても面白いようです。箱を置いておいても、必ず入ってくれるとはかぎりません。佐藤さんは名人なので、500箱のうちの8割ぐらいが入るとか。箱に入ってくれていると、すごくうれしいそうです。
「だから、日本ミツバチは縁起ものだね」とのこと。
画像:中はこんな感じ。奥に見える丸いのが巣。まだ入ったばかりなので、あまり大きくありません。
季刊誌「住む。」に連載中の「今、食の現場で」(夏号 6月半ばごろに出ます)で、このときの取材はレポートする予定です。